大きなかぶ農園の日々

じじとばばのゆるい暮らし

潜在能力開発農場;黎明 

2023年04月24日 07時18分02秒 | 日記

強風吹き荒れる土曜日。先々週は雹ヒョウが降った。遠くの山がまた白くなった。

二階の窓から外を見ると コブシの白い花が5個咲いた。

こんなに寒くても咲くんだな・・・積算温度で咲くんだったか・・凄いな植物センサー

キジも鳴き始めた。

畑隊のメンバーが集まって未来予想図を描く。

Yちゃんは夢の構想を絵に描いてきた。

畑の構想はもちろん「おお!」って思ったが それを絵にして誰でも分るように表現するYちゃんの能力に目を見張った。

「ねえ、この絵はどこで勉強したの!?」 3年も付き合っていて初めて知った・・

「自己流。小さい時から絵を描いていて、職業にしようと思ったときがあったけれどあきらめたの」 そうかあ

そういえば暮れに田んぼの稲わらで作ったという「龍」をもらって驚かされたが、先週は山で集めた植物で作った人形たちを見せてくれた。手先も器用だが、きゃしゃで弱々しい見かけとは別にホノルルマラソン完走も果たしているのだった。

「もうダメって思うんだけど沿道の声援が力になって完走できた」と言う。潜在能力全開。

龍の手は水晶玉を握っている

 

植物だけの材料で作った                     

 

Mちゃんはとにかく何にでも詳しい。単なる知識でなく、実体験に基づいた本質的なノウハウとそれを行動で顕す力がある。

子供時代、テレビの中で一休さんが虹の橋を渡る場面に憧れて、風の強い日にお父さんの傘を持って飛んだ。

それは本当に成功してしまった。本当に空中に舞い上がった。家から川の上の崖まで本当に飛んでしまった。

あっという間のことだったが滞空時間は20秒くらいじゃないかな・・・・と言った。

そのあとお母さんの傘とじぶんの傘で飛んだら失敗だった。

しかし、その発想力と行動力の両輪が大人になっても機能している。

ひとしきり女性陣は一層パワフルに夢を語り、パートナーの男性陣はその願いを叶えるべく具体的な合いの手を入れている。

その様子を横で感じながら未来の畑の様子などにじぶんの夢を重ね、栗畑で栗拾い、銀杏並木で思索にふける、、、

水辺に植えた菖蒲で菖蒲湯だ、、、などなどと思っていたが、だんだんそんなことはどうでも良くなった来た。

2001年8月にこの場所に来て、何も育たない荒れた農地を【潜在能力開発農場】と名付け、

畑も自分たちも腐らず発酵しつづける生命体としての自覚を見失わないように注意深く生きてきた。

そうだそうだ、そうだった、、、、この場所は【潜在能力開発農場】だった。

この場所に集う一人一人の能力が存分に開花し、各々の命が愛と歓びに包まれる。

土も微生物も草や木も、山も川も共振共鳴し大きな愛のエネルギーが天に地に満ちていく、、、、、

その空間にたたずみ、朝陽を浴び、夕陽を見送り、日々の一瞬一瞬を味わい尽くす。