チラチラと雪が舞う日曜の午前午後は鶏小屋の冬囲い。
「鶏小屋いつやるの?」と東出さんが連絡くれて、じゃあ!と腰を上げた。
夫婦二人ならそれぞれ目の前のやることに振り回されて、その気にならない。
もっと寒くなれば身体が思うように動かず作業がはかどらないし。。。。。
いつも、なんとなく、タイミング良く東出さんは登場してくれるのだ。
夏仕様のにわか仕立てで、大雪が降れば壊れてしまうかも知れない鶏小屋、
骨組みを補強してビニールをかけ直して、ぐんぐん進む。夫婦だけなら作業工程云々でもめ合う事も有るが、
3人なら心の骨組み硬し。やはり社会は3人からと言う。協調、融和、各々折り合って自立した関係で成り立つ。
寒いこともあるが、メンドリたちは来たときの挨拶代わりの数個と、その後の何回かで卵を産まなくなった。
はるか農園から来たメンドリなのに、自分の家で産まれた卵はあまり食べる気になれず、、、おかしなものだ。
鶏たちはちゃっかり察しているのかも知れない。。。バアサン鶏の楽園と化している大きなかぶ。
時々「卵産まぬと食いますよ!」とか「もうすぐクリスマスだからね!!!」と脅したりするがどこ吹く風だ。
人族3羽がせっせと作業を進めている間、オンドリはメンドリたちを引き連れて外で青草をつついている。
いいよね、まったく、、、身ひとつで何不自由なく、のんきで、コロナやインフルエンザに怯える訳でなく。。。。。
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