いよいよ倉庫の中の温度が冷蔵庫の中より低くなり、これからは野菜が凍らないように冷蔵庫に入れる。
夏は冷蔵庫の扉を開けると「ううーー涼しい」だったが、
冬は冷蔵庫を開けて「ああ、あったかい」となる。
家の横の小さなビニールハウスの中では枯れたミニトマトが、とうとう吊られたまま茶色になって力尽きた。
あれほど勢いのあったミニトマトがいつの時点でどう変化するのかを見届けたくて毎年同じことをする。
今年も勢いよく生きたな、、とようやく吊った紐から離して片付けた。
バジルも茶色。山椒の葉も落ちずに茶色になっている。
そうかと思えばハコベや秋に蒔いた菜っ葉は青々、生き活き、溌剌としている。
イタリアンパセリやミントも変わりなく、それぞれの生態を目に見せてくれる。
最近Tに会ってないな、と思ったら「米と野菜がすっからかん。買いに行く」と連絡が来た。
なんと3週間の豪華クルーズ船の旅を終えて昨日帰ってきたという。
そういえば半年くらい前にパンフレットを持って来て色々説明してくれたっけ。
まずは一週間くらいのクルーズに夫婦で出かけ、、途中で「帰りたい」と泣きそうな電話が来た。
帰るのは構わないけれど、どうやら腹の底では”何故帰りたい気持ちになったか”を誰かに訴えたい、聞いて欲しい、ということのようで、、、、
「どした?」と聞く「これこれしかじか。。。。」
夫(75)が朝食会場で席を取ってこいというので、やっと席を確保して夫を探すと
すでに何食わぬ顔で別な席に座っていた。。。。から始まって〇△◇●×●××
なるほど、現象は違えどウチなんて四六時中そんなことだらけだ。べつにどってことは無い。
「うんうん、あのさ、お金はいっぱいあるんだから別に一部屋取ってひとりで満喫しておいでよ」
離婚するって?ああ、いいんじゃない、証人のハンコならいくらでも押すから心配無用。すぐに別れなさい。
いちいちそんなことで腹をたてていたんじゃ身体に毒だしいかにせん相手が気の毒だ。.
だがしかし、犬も食わないプチクルーズ騒動は落着。離婚なんて言ったかな?ってかい。馬鹿馬鹿しい。
すでに申し込んでしまった来年2024年のピースボート100日間に乗船するべく前段階として、
今回再挑戦クルーズとなったんだった、と聞いていた話の成り行きをぼんやりと思い出す。
「で、どうだった?」と聞くと第一声「米と野菜がまずかった。食べられなかった」
「果物もスイカだけが美味しくて、そればかり食べていた」 へーーーー!!
食べるものにはいちいちうるさくない彼女にそこまで言わせるってすごいな。
ゴーカな船に乗る金持ち相手の商売なら食材はさぞ一級品かと思ったが、ちがうのか?
日本をぐるりと周りながら数カ所の港で大歓迎を受けてしばし滞在し買い物などをするというから
美味しいものはそこで食べたらいいのか?
大人の事情も鑑みつつあの手この手でそれなりにプランニングされているのだろうな。
2,000人の乗客に1000人のスタッフ、乗客の殆どは外国の人たちだったという。
その船で乗船を繰返しながら何年も暮らしている人がいると聞いて驚く。生き方は人それぞれ。
で、お茶のみながら2時間かけた報告内容に夫の云々かんぬんは一切出て来ず、夫婦関係レベルアップか?
「夫はインフルエンザでずっと寝ていたのよ」 あ、そーゆーことか、、
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