晴耕雨読

長いサラリーマン生活を終え、悠々自適の生活を楽しんでいる60代
と言ってスタートしたがもう古希を迎えた

国語の乱れ 直せるのはNHKだけだと思う

2010-09-24 | ニュースを見て
昨日のテレビを見て、アレッと思った。
菅首相の国連での演説で、「疾病」を「シツビョウ」と読んでいた。
最近の辞書では「~とも読む」というような表現で正しい読み方以外を許すことが多くなっている。
広辞林で調べたが、「しつびょう」とは読まないようだ。

1年前に漢字を知らない首相がいて大爆笑されたが、菅さんはあれほどひどいことにはならないだろう。
日本では政治家の演説を記録したら文章にならないケースが多い。
たぶん今回も翻訳するとおかしくなるので国連では原稿を読むことにしたのだろう。
初めての経験で彼もあがっていたのかもしれない。

私は子供の頃は国語が大嫌いだった、特に作文が嫌いだった。
今でも知っている語彙が少なく、稚拙な文章しか書けない。
その代わりあまり役には立たないが文法が大好きだった。
今でも高校時代の古語の時間に習った、「き、けり、ぬ、つ、たり、たし、けむ」などを鮮明に覚えている。

テレビ番組で言葉の乱れがひどいことには心配している。
NHKでは「ら抜き言葉」などが話されているときには、字幕で正しく表現していることもあり、いいことだと思う。
記者が表に出るようになって放送の日本語が乱れたのか、アナウンサーまでが誤った発音、アクセントを使うのは嘆かわしい。
NHKが正しい日本語を伝えなくて誰がやれるのか、期待している。