晴耕雨読

長いサラリーマン生活を終え、悠々自適の生活を楽しんでいる60代
と言ってスタートしたがもう古希を迎えた

揺れる大相撲界

2011-02-06 | ニュースを見て
去年の野球とばく事件に続いて八百長問題が発覚している。
以前からうわさが絶えないこの問題、相撲協会もやっと重い腰をあげざるを得なくなった。
週刊誌などで何回も取り上げられその都度ありえないこととしらを切り続けた相撲協会。
今度こそは電子メールという物的証拠が残っている以上言い訳はできないだろう。

閉ざされた狭い世界の中で暮らしている力士たち、指導する責任は親方や協会幹部にある。
野球とばくで世間が騒いでいる間も八百長を疑えるようなメールが飛び交っていたという。
彼らには事の重大さが全く分かっていないのだろう。
それだけ甘やかされて育っていると言われても反論はできない。

1対1の個人勝負なのだから八百長をしようと思えば簡単にできる。
素人が観ても疑えないような動き方で負けることは簡単なのだろう。
地方場所でショッキリを見て驚いたものだった、あれほどうまくいろいろな技をやれるのだ。
特に生活が懸かっている十両力士には必要悪だというのか。

中学を出てすぐくらいの若さで閉ざされた相撲界に入り、先輩の言うがままに育てばこうなるのか。
親方は一つ屋根の下で寝起きしているのだったら弟子たちの顔色を見れば感づくはずだ。
世間が騒いでようやく重い腰を上げて調査開始、これではもう救われないのではないだろうか。
私は疑いを持ちつつも長い間の相撲ファンだがしばらくは観戦を止めることにしよう。

モンゴルやその他の外国力士が幕内の大半を占めもはや国技とは言えなくなった大相撲。
嫌気がさしているこの時期にこれを機会に離れていくファンが多数出ることだろう。
国もしばらく援助することをやめて自浄努力を期待したらどうだろうか。
相撲協会はいったん解散して新しい団体が誕生することを期待した方がいいのだろうか。