退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#437: よりさんの断舎利

2015-01-27 21:06:46 | アメリカ便り
今日はこれ以上断ったらもう仕事が来なくなると思い、ついに翻訳の仕事を受理いたしました。
10枚程度で、金曜日の締め切りです。
私の翻訳受理の選択方法は以下のようです。
1. 15枚以下であること。
  先の見えない仕事はしたくない。
2. だらだらする時間、犬と遊ぶ時間を踏まえて、一日に3枚程度しかできないので、それに見合った締め切り期日であること。
3. 一見して字が大きく、スペースがたくさんあって、英語がたくさん書かれている文。
4. 日本語がわかりやすい。でもこれは一見して判断がつけにくい。受理して翻訳をしているうちに、受理した間違いにきづいていきます。
  主語、動詞、目的語抜き抜きって言うのが多いです。
5. ほかの楽しい予定が入っていない。
こんなこと、サイドビジネスの気楽さ故にいえることでしょう。

今日の禮ちゃんのブログに我が母よりさんの元気な姿がのってました。
ありがとうございます。
顔もふっくら、しっかりした顔つきです。
思い出します、4年ほど前でしたか、よりさんが急におかしくなったのは。
これは以前にも書きましたが、当時は一人暮らしの母を気遣って毎日セントルイスから電話をしていました。
ある日よりさんの言うこと日増しにおかしくなって、しまいには話もしたくないといった感じで、“がちゃ”ときられることが多くなりました。
これはおかしいということになり、すぐに実家に帰りました。
しばらくぶりで見る母の顔、顔つきがすっかりボケボケ。
次の日からは、座ってご飯を食べることもできなくなり、一心不乱にくちゃくちゃ一人で話すだけ。
夜は寝もせず、家の中を徘徊するだけ。
医者に電話すると、“精神病院に入れろ”と言うし。
とにかく、周りの人の話でよりさんが食事をちゃんと取っていなかったようなので、まずはちゃんと食事を与えることにしました。
赤ん坊みたいに食べさせたり、野菜ジュースを飲ませたり、持参したプロテインドリンクやら、複合ビタミンBサプリをどんどんあたえたりで、私がこちらに戻ってくるころにはある程度、元に戻ってきました。
食事は大事ですよ。
このころ、私はよりさんが最悪の状態になることを考えて、よりさんの持ち物の断舎利をしました。
掃除、洗濯、料理が嫌いなよりさんの断舎利は大変でしたが、全部捨てればよいと思って“ミシンの部屋”と呼んでいた、よりさんの物置部屋を重点的にかたずけることにしました。
絶対“年寄りが集めるもの”の第一に選ばれる、布切れ、あまり毛糸、包装紙、その他いろいろ、まあよくもこんなにためたもんだ。
この際、古い引き出しが開きづらくなった箪笥やら戸棚も壊してごみ。
ごちゃごちゃしていたミシンの部屋はすっきりほとんど何もなくなりました。
おまけで、よりさんの服やら着物やらも人にあげたり、捨てたりで、良くなった時のことを考え最低限の衣服をのこしただけ。

このように断舎利にはきっかけが必要です。
まあ普通は親が死んだり、施設に入ったりしたときにするのですが、気の早い即行型の私はそれ以前にやりました。
元気になったよりさんは、“始末は私が死んでからやるもんだ”と文句を言いますが、一部屋分のものがなくなっても今までと変わらぬ生活を送っていけると言うことは、なくてもいいものを一部屋分持っていたと言うことなんです。
60歳を過ぎたら、5年ごとを節目として断舎利をしましょう。
残った娘、息子(は関係ないか)のためにも。

ハブグレジュンタのマミー