退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#573: ファイザーとアレガンが合併(マージャー)

2015-11-23 22:41:53 | アメリカ便り
今日は木曜日のサンクスギビングパーティーのための買出し。
14人分のターキー23パウンドを買ってきました。
ターキーの中にスタッフィングといって、家々によってその作り方は違いますが、詰め物をして大体6時間ほどオーブンで焼きます。
それほどおいしいとは思いませんが、日本のお正月のおせち料理同様、作らなければなりません。
そして、一家の主人が焼きあがった肉をスライスするのです。

ターキーのほかに、サツマイモをゆでて砂糖をどっぽり入れ、マシュマローを入れてさらに甘くしたもの、ピー、グリーンビーンに缶スープを混ぜオーブンで焼いたものなどなど。
デザートはパンプキンパイ、アップルパイ、乳製品がだめなサムのためにブラウニーがデザートです。
料理が好きな私でも今年はちょっと大変。
だって、シンクがない台所、カウンタートップもない。
水を使うには地下にある洗濯用のシンクを使わなければならないのです。

でもみんなで、今年も一応無事に過ごせたことを喜び合います。

先日も書きましたが、11月末となると町中がせわしくなります。
道路を走る車の数も急に多くなった感じがするし、店も忙しくなります。
アメリカ人の性格でしょうか、年末といっただけで、“忙しくしなくてはだめだ”という気持ちを持つ感じです。
今日もみんな殺気立った運転をしていました。
2年間傷ひとつつけないで運転していた私の車、今日、ついにスーパーの駐車場でドアに傷をつけられていました。
腹立つけどなんともできない。
この傷ひとつがついたことにより、“もういいや、駐車する場所に気をつけなくてもよくなった”、なのです。

今日は以前働いていた会社が、アイルランドの会社アレガンと合併すると発表しました。
アイルランドの会社と合併することにより、ファイザーの法税が25%から15%になるとファイザーのCEO (社長)が椅子に寄りかかりながら話していました。
ニュースではオバマが“そんな汚いまね絶対許さない”といってました。
アメリカの会社は、株主が喜ぶためには何でもするのです。
そして重要な株主の多くはその会社の上役。
つまり、会社は会社の上役を喜ばすために経営を決めるということです。
こちらの上役は年間何億円の給料プラス????というお金をもらっています。
CEOなんかになるとこのプラスが私たち平社員にとって、天文学的数字になるのです。

“人間、そんなにお金をもらってどうするんでしょう”、と思いますが。
個人の能力(パワー)がその人の収入を決めると思っているアメリカの社会には、収入が多ければ多いほど、能力があるという間違った概念が発生しています。
これがアメリカの金社会に拍車をかけているのです。

写真です。

ジュンちゃん得意のポーズで爆睡しています。




アンカレッジのそばで始めてみたグリーンのオーロラ


アメリカに向かっています。


羊蹄山


父親の墓からの眺め