退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#601: モスレム差別ではなくて、現実的なだけです。

2016-01-22 21:50:35 | アメリカ便り
三日坊主の私が600回もブログを続けているなんて奇跡に近いと思いますが、これも毎回欠かさず読んでいてくれる人がいると思うからできるのです。
ありがとうございます。
いろいろ文句を言われますがね。
一番の文句が“長い”、ですが、“いいしょ”なんです。
というところで今日のブログも長くなると思います。

アメリカ黒人の“人権保護(?)”のため、政府が会社、学校その他の組織に対して様々な要求を出し、いわゆる、“反差別”が盛んだったときがありました。
これは今でもずーと続いていますが、あまりにも日常的になっているため薄れてきましたが。
これが過剰保護だとしてカリフォルニアに住む黒人を中心に“反反差別”運動が起こったことがありました。
つまり、成績が悪いのに黒人というだけで、医学部やらアイヴィーリーグの大学に入れるのはよくないとか、職探しでも便宜を図るということはやめよう、ということです。
人間を平等に見れば当たり前のことなんですが、ことアメリカ、黒人に対してはやることすべてが人種差別につながるので非常に神経質となっているためにこのようなばかげた、得意のうわべ人権尊重主義が生まれたのです。

今、アメリカ社会における“反差別”、“反反差別”がどうなっているかあまりききませんというか、白人の間では黒人があまりにも色々要求を出し続けているため、“勝手にやってくれ”という感じになっていると思います。
まるで、韓国と日本の関係みたいですが。

さて、どうしてこのような話になったかというと、先日ニュースでウイスコンシンにある工場から53人いるモスレム従業員のうち、43人が宗教的な理由で工場をやめたと聞いたからです。
イスラム教は1日、日の出から日没までの間に5回お祈りしなければならないそうです。
1回のお祈りにを入れて、大体15分ほどかかるそうです。
だから普通の仕事(9時から5時)だと、2回は仕事中にお祈りをしなければならないことになります。
雇い人としては、いい迷惑です。
特にアセンブリーラインで働いている行員の場合、仕事はどんどんベルトコンベアーで流れてくるから、お昼の休憩時間にお祈りをしてもらうように頼んだそうです。。
それを無視して2回やっていたから、雇い人としても周りのアメリカ人の立場も考え、堪忍袋の緒が切れた感じで、モスレム行員を解雇することにしたそうです。
53人中10人はお祈りは休憩時間の1回ということで納得したそうですが。

これが行員ではなくて、医者とか、教師、飛行機のパイロットとかだったらどうするのでしょうか。
手術を中断してお祈り、授業を中断してお祈り、なんてことになるんでしょうか。
モスレムは、もう、みんなが同じ宗教を信じている国ではないことを自覚してほしいです。
アメリカは宗教を中心に回ってはいません。
お金を中心に回っています(これは私の意見ですが)。
でもきっと、アメリカのあほな弁護士が出てきて“モスレムの人権”とか何とかいって、国、組織を告訴なんていうのが出回ってくるでしょう。
そしてアメリカのことだから、国が黒人にしたと同じことをモスレムに対しても行う気がします。
つまり黒人に対する反差別が今度はモスレムに対して行われるということ。

モスレムは、新しい国に来て自分たちはどのような国に住んでいるのか理解して、適応してほしいです。
それでなくてもモスレムということだけでも孤立しているのに,ますます孤立することになるでしょう。


しかし、モスレムはお祈りをするために生きている感じですね。

ハブグレジュンタのマミー

最初、半分ぐらいのブログの写真がおかしくなっています。
これは途中からブログの様式が変わったせいなので、もし写真を見たいのでしたら、写真のところを右クリックしてコピー、そしてデスクトップにでもペイストしてみてください。