退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#1662: 善(常識)と悪(非常識)の境界線が不透明になってきているアメリカ

2021-12-18 03:25:29 | アメリカ便り

おはようございます。

だんだん、朝起きるのが辛くなってきました。

と言うのも寒いんです。

アメリカの家はたいていセントラルヒーターがついているので、家中が一定温度で冬暖かく夏涼しく保たれているんでいるのですが、1人で温暖化と闘っている主人がいるんです。

常に私とサーモスタットの温度設定で静かな闘争を繰り広げています。

つまり主人、電気を節約して地球にやさしく、なんてところまでは考えてはいないと思いますが、冬は寒く夏は暑く設定するんです。

だから冬は朝布団から出てくるのがおっくうなんです。

でもドアの外では忠犬ジュンタとキキが静かに、しかし❝起きろ!!❞と言う怨念を体中からにじませて待っているので仕方なく起きるんです。

起きたらすぐ、サーモスタットの温度を5度ほどあげますが。

 

さて先日の続きですが、皆さんアメリカは大麻(マリファナ)の使用が許されているのをご存知でしょうか?

2021年で18州がリクリエーション(遊び)的使用を認めています。

痛みや精神疾患の治療ための大麻利用を認めている州は37州もあるそうです。

ちょっとちょっと、たばこだって以前は体に害はないと言うことで喫煙を進める風習でしたよね。

大麻だってたばこの様に吸うことによる健康被害、精神疾患被害と言うのはまるっきり明らかにされていないんですよ。

今は痛みをとるマジックドラッグの様に信じられていますが。

痛みをとる薬として処方されていたオキシコードンと言う薬、あまりにも医者が簡単に処方し過ぎたため、中毒になったり過剰投与をして死んだり(自殺も入れて)する人が激増し、被害者が製薬会社や医者を告訴し始めたことが去年話題になりました。

大麻もこの薬やたばこと同じ運命を取りそうな気がします。

と言うようにアメリカは❝悪/非常識❞と❝善/常識❞の境目と言うのがだんだんぼやけてきた感じがします。

これが民主主義、人権尊重の行きつく所としたら、、、、

自分を守るために拳銃携帯を許可。

ハイになりたいから大麻を吸う。

ドラッグをやりたいからNGO主催の❝ドラッグスタンド(ガソリンスタンドのような)❞に行って打ってくる。

店でほしいものがあったら、ショーケースを壊して取って来たって、1000ドル以下だったら刑務所に入らなくてもいいし、人を殺したって刑務所満杯と言うことで刑期を全うしなくても出てこれるし。

仕事しなくても政府が新たに金をたくさん印刷して配ってくれる。

リストしたらまだまだありますが、絶望感しかしないのでやめときます。

またまた続く、、、です。

 

私事ですが、娘がこの2か月間ストレス満載の生活を送ってきた就職問題が解決しました。

昨日電話があり、第一選択に決まったとのこと。

ついでに第2選択からも話がかかりました。

長い7年間でした。

❝医学部に入った❞と電話が来た時は親子して信じられない気持ちで狂喜しましたが、あれから7年経ったんですね。

やはり長かった。

何回娘の所へ飛んでいったか。

私が日本に帰る前の週に娘から電話があって、❝疲れた、来てくれ❞、と言われた時もあったし。

あ~、良かった、これでまずは一安心。

本当に自分の夢のためによく頑張ってくれました。

ご苦労さんです。

来週は会いに行って、たくさんおいしいものを食べさえてあげるからね。。

ハブグレジュンタのマミー