退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#145:認知症相手は。。。

2013-10-14 21:04:50 | アメリカ便り
土曜日に母が退院してきてから、また毎日の電話が始まりました。
大分、認知症が進んだみたいです。
自分が入院したこともわかっていないです。
時間がたって、落ち着いてきたらよくなるでしょうか?
前の時は、本当に奇跡的な回復をしたけど、今回はどうなるやら。
でも、また旅行に行くからねといったら喜んでいました。

両親(身内)が認知症になって、一番大切なことは、その事実を認め受け入れると言うことでしょうね。
文字で表せば、簡単そうに思えますが、これが難しいのです。
先ずは、認めることができない。
こんなはずじゃ無い、こんな風になるはずが無いと、否定してしまう。
特に、それが長年面倒を見てくれていた母親だったら尚更のことです。
まさに、認知になっている母親に、"ご飯を作ってくれ” と言いたい気持ちとなる。

ちょっと関係ないけど、昔、"たんぽぽ”と言う映画を見たことがあります。
結構有名だから、ご存知の人がたくさんいることと思いますが。
ラーメンの話ですが。
この映画の中で、臨終の床にいる、二人の幼い子供を持つ母親に、夫が、“母ちゃん子供に飯を作れ”と泣きながらいうと、その臨終の母ちゃんが、ゾンビーみたいにおきだして、台所で子供のためにチャーハンを作り始めたのです。
子供達は、とうちゃんに、“母ちゃんが作ってくれたご飯だから食べろ”と言われ、それを泣きながら食べ、それを見届けた母ちゃんが、死んでいくと言った内容でした。
と言っても、この映画オムニバス的なので、この場面は映画のほんの一場面でしたが。
私には、他のどの場面よりも、この場面がいちばん印象に残っています。
このように臨終になった母親の中にも、母親であることを期待するのと同様に、認知になった母親にも、母親の母親たる所が残っていると期待するのだと思います。
本当は、だめなのですが。
後2週間ぐらいで帰るので、この眼でしっかり状態を見届けたいと思います。

今日は、還暦前後の仲間と、紅葉が始まった、ワイナリーで、ワインを飲みながらお昼を食べ、先回札幌に遊びに来た、グラスアーティストのサムとかえこさんのスタジオによってきました。
ミズーリワインは、“こんなもんでしょう”と言ったところでした。
でも久しぶりの、気分転換でした。

毎日、アメリカから日本に電話をしていると言うと、皆さん電話代が大変だと思うでしょう。
私は、スカイプを使って電話しているのです。
PCから日本の家庭電話に、かけ放題で月7ドルです。
PC同志だったらタダですが。

還暦前後の昔の仕事仲間。ワイナリーにて。もう一人いつも一緒なんですが、今回は、クラウンが取れてしまい、急遽歯医者に行くことになり参加できませんでした。


ワイナリーのデッキから見下ろした風景。


サムとかえ子さんのスタジオ。大きい人は、アシスタントです。



ハブグレのマミー

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