統合医療日記

ここでの統合医療とは単に西洋医学と東洋医学の統合ではなく、病気を肉体と精神と社会及び自然環境の4視点から見ていきます。

いわれなきラドンの罪(番外編、玉川温泉北投石の元祖台湾北投温泉に行きました)

2013-10-27 14:58:04 | 旅行

まずは北投石について簡単に説明してある掲示があったので紹介します。この中に実はラジウムが豊富にあり、ラジウムが直接出す微量のガンマー線とラジウムが壊変して出来るラドンガスが出てきます。ラドンガスはアルファ線と言う強い電離放射線を出します。



実は北投石を発見したのは日本人です。岡本要八郎氏は何気なく石の上に置いた写真機が放射線で感光されてしまい、石に強い放射能があることが分かりました。すなわちこれが北投石なのです。そしてそのころ使われていた日本人が作った大衆浴場が今は博物館となって、そこで昔の資料を見ることができます。




800キロの北投石です。価値の分かる人なら何億に値します。かなり放射線が出ていると思いますが、北投石の前にツアー旅行で来ることになるとは思っていませんでしたので、残念ながらマイナスイオン測定器も放射能測定器も持ってきませんでした。




それではいよいよ地獄めぐりです。表示には地熱谷と書いてありました。







これが北投温泉の地熱谷の全貌です。ガン患者さんはここに入れば一番良いのではないかと思いますが、誰も関心がありません。多少外人もいたようですが、現地の人にとっては単なる温泉地の一つのようで、価値が分かっていないようです。一つデカイのをもらって帰りたいところですが、もちろんそれはできません。玉川温泉では神社前以外は放射線の無いところも多いのですが、ここは全部すごいと思います。長崎の地獄や別府の地獄に比べるとむしろスケールが小さい感じですが、放射能はバリバリと思います。



地熱谷には上から清流が流れ込んでいましたが、服が投げ込まれていたりして管理がずさんです。現地の人の北投石に対する関心がいかに低いかが伺われます。したがってここではガンの治療になりません。見学だけになります。ああ~もったいない。





温泉は加賀谷で入ることにしました。すごくデカイ温泉宿です。4回から眺めたエレベーターがこれですから相当高い建物です。しかしここは酸性硫黄泉でラドンもラジウムもないようです。しかし硫黄の臭いがして風呂お広く色々細工がしてありさすが加賀屋だけあり立派な温泉でした。少し入湯料が高いです。




台湾市内で買った北投石のブレスレットの放射線とマイナスイオンを測定したら、放射線もマイナスイオンも相当出ています。ただこれはラドンアルファ線の放射能よりも主にガンマー線の値なので少しつけるのは怖い感じです。



これは我がラドン温泉地の洞窟内部です。ガンマー線が少なくラジウムが北投石より少ないので放射線は北投石の10分の1しかありませんが、ラドンガス室のようなところなのでアルファ線が多くしたがってマイナスイオンは3千を超えています。カウンターは桁数を上げています。


死ぬ前にまだ行ったことのない石川県の加賀旅館に一度は行ってみたいと思っていました。北投温泉は外国だし行けないだろうと思っていましたが、両方が一度にかなった感じでとても充実した旅行でした。印象としては地熱谷が治療場になっていないのには驚きました。勝手に玉川温泉より大き治療場があると思っていました。日本人に発見されながらも現地の人も日本人もあまり関心が無いようですと言うか実態を知らないのでしょう。ただ北投石と混ぜてありますというブレスレットが10マイクロシーベルトを超える放射能ですから驚きです。ちょっと怖い感じ。ガンマー線が主力ですので家内と私はガンになってつけることにしました。現在は末期がんの親戚に両方着けさせていますが幾ばくか状態が良くなっているようです。

 これでラドンのシリーズには最後にします。放射能と健康について知ることはおおよそ不可能と思います。相当な関心と勉強をしないと分からないということです。しかし原発事故も起こってしまい可能な限り放射能と健康の関係は勉強した方が良いとお思います。ある有名な御用学者の放射線の准教授は原発の放射能は大丈夫でラドンは肺ガンになると言っています。もう一人変な放射線科の講師がいますが、放射線科の医師は失礼ですが、写真家ですからガンの事全般もラドン温泉と健康の関係も大局的には分かっていません。皆さん、放射能に関しては学者の言うことは聞かない方が安全と思います。まだ自分自身の直観の方が良いと思います。アメリカではラドンで肺がんの要因になると言っていますが、タバコの害をごまかすために言っているだけです。ラドン温泉地では客が減って困っているようですが、ラドン温泉が怖い人は自分が行かなければいいんです。人にとやかく言う必要はありません。

 一般に外部被ばくより内部被ばくがきつい。しかし、ラドンは他の放射性同位元素と大きく異なり、放射性希ガスによる内部被ばくですが、ガスですから全身を巡った後30分もすればほとんど体外に出ていきます。娘核など心配ありませんラドン自体が極めて微量なのに娘核など心配する必要はありません。セシウムやストロンチュウムの体内蓄積とその有害性と比べることもできないほど微量なのです。ホルミシス効果の代表格がこの自然放射線であるラドンで、人工放射能にホルミシス効果を謳うのは如何なものでしょう。ちなみにブレスレットはまがい物もありますので注意して下さい。要保証書。ラジウム以外の放射性物質もあるかも知れませんので注意して下さい。どうしても買いたい人は現地で北投石のことを何も知らないふりをして思いっきり値切って下さい。

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4 コメント

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よろしくお願い致します (熊井)
2016-11-21 23:50:14
ブログを読ませて頂きました。大変立派なブログにリンクして頂けましたら幸いです。今後は当ブログがお役に立つところが有りましたら、了解はいりませんのでご利用下さいませ。バラについては思うところが有りますので、次回のブログで石の実験を紹介したいと思います。
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Unknown (らな)
2016-11-20 12:16:29
お返事ありがとうございます。
こちらの記事へのリンクを貼らせて頂きたいと思っているのは、私のブログの最新記事(2016/11/19)で、URLは
http://baranomori.blog.fc2.com/blog-date-20161119.html
です。

北投石に関して書いている記事ではないのですが、北投石やバドガシュタインを使った温泉施設に行きたい、という一文を書いています。
石に関して知識のない方が興味を持たれ、北投石を検索してまがい物の商品リンクなどで説明を読まれるのでは・・と思い、きちんと正しく北投石に関して記述されているこちらの記事を参照としてリンクさせて頂けたら・・と思い、お願いにあがりました。

雑文ばかりのブログでお恥ずかしい限りですが、どうぞ宜しくお願い致します。
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リンクの件 (熊井)
2016-11-19 20:46:09
基本的にはリンクOKですが、リンク先を提示して頂けましたら幸いです。
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初めまして。 (らな)
2016-11-19 13:05:47
北投石の事を探していて、こちらの記事に辿り着きました。
北投石の参考記事として、こちらの記事へのリンクを貼らせて頂きたいと思っています。
宜しければ、お返事頂けると幸いです。
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