統合医療日記

ここでの統合医療とは単に西洋医学と東洋医学の統合ではなく、病気を肉体と精神と社会及び自然環境の4視点から見ていきます。

霊芝のティーパック

2010-12-21 23:33:25 | 日記

黒姫山を眺める

 予約した日にガン患者が来ない。その後何も連絡がないので相当激しい抗ガン治療が行われているため、キャンセルの電話が出来ない程苦しんでいるのだろうと思っていた。私が温泉水売り場にいると、突然その患者がガラス戸を開けて「霊芝下さい」と顔を出した。「大丈夫でしたか?」という私の問いかけに「すみませんこの前は調子が良くてすっかり忘れてました」との話であった。やはり霊芝は抗ガン剤の副作用を軽くすると再確認した。

 私のガンの統合医療では、ラドン温泉を始めたくさんの方法がある。しかし霊芝は私の父が47才でスキルス胃ガンで死亡し、そのために私が医師になり、学生時代を含め統合医療の研究40年間の存在理由そのものと言っても過言ではない。私自身も33才から飲み始めほぼ1日も欠かしたことはない。学会の時も旅行の時も持って行く。自分でも原木による人工栽培も行ったことがあり、特に霊芝の品質にはこだわりもある。霊芝は一般の人にとっては健康食品の一つであるが、私の全ては霊芝の一部でしかない。もはや私の霊芝への思いは信仰に近い。

 高冷地原木栽培という言葉は無農薬という意味に近い。何故ならば寒くて害虫が少なく農薬を使う機会が少ないからである。もちろん高冷地は水と空気がきれいであるということも大切なのである。

黒姫山の梺で栽培される霊芝


霊芝ハウスの中

 患者も自分勝手な場合もある。治らなかったら医者が悪く、治ったら自分の健康力と運の力で治ったと思う。だからせっかく統合医療がよい結果を出していても中断してしまうことが多い。霊芝も中断者は多い。色々中断させないために考えた。煎じることが一番ネックになっていることにやっと、やっと、やっと気がついた。霊芝ティーパック、来年2月からは発売できそうである。






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人の言葉は心のフルイに掛けて聞け

2010-12-10 11:07:09 | 心療内科医の金言集
                      
                           花盛りの皇帝ダリア                       
 私はメンタル相談をメールではしないようにしている。というのは言語は左脳を使うからメールでは右脳を働かすことが出来ない。右脳は直感の役割をしているので、相手の目の動きや言葉の抑揚などを感じ取ることが出来る。人と話しているのは左脳ばかりではなく、脳の右半球と左半球を使いその協調作用で、互いに正確なコミュニケーションをとっているのである。だがパソコンのメールでは左脳の作用が中心となり、相手も気持ちや感情が分かり難いのである。従って誤解も生じトラブルも起こることがある。相手が見えないで言ってはいけないこともずばずば言ってしまう。メールばかりしていると右脳が退化すると言っても過言ではない。心療内科医の商売は主に右脳を使うのである。

 しかし、逆にこういうことも言える。相手の感情的な言葉や攻撃的な言葉を受けたとき、右脳機能を停止し左脳だけ使えばよい。相手の発した情報だけを常識的に聞けば良いと言うことである。そして相手の心理を右脳でつかむのである。そうすれば相手の言葉を冷静に聞くことが出来、相手の裏の心や本心を知ることが出来る。何分も小言を言われてふるいにかけてみると何も残ってなかったと言うこともある。

 心療内科の外来には特に女性患者が多いが、お局様攻撃などの対人関係や上司のイジメをまともに聞いてうつ病になっている患者が多い。相手の言葉は左脳のふるいにかけ要件のみ聞き、余計な言葉や嫌みで自分の右脳を混乱させずに、前後左右過去未来を見渡すことの出来る右脳を正しく使えば、その人は真のコミュニケーションの達人と言える。
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幸せは苦しみの中で煌めく

2010-12-05 00:22:49 | 心療内科医の金言集
                 
                     クリニックの窓から眺めた景色

 今日は土曜日だが朝から晩まで診療、午前中のうつの患者さんは難しくんかなか治らない重い患者さんが多かった。職場環境や家族問題で起こるうつ病は薬や環境改善で比較的早く治る患者さんが多い。しかし、生き甲斐の問題や本人の幼いときからの価値観に根ざした深い心の問題にふれるのは、かなりエネルギーを要し疲れる。キャンセルがなかったが、合間を見て厨房に行きコーヒーを飲む。窓からふと景色を見たら、荒れた畑の中の木々が終わりかけの紅葉を煌めかせていた。それはまるで重いうつ病の患者さんが、徐々に生きる喜びを見出して診察中に見せる微笑を連想させた。去年は上高地に行き、全山紅葉のすばらしさに驚いたが、寒い荒れた畑の中で見せる僅かな紅葉も何故か輝いてとても美しく見える。苦しい人生の中の喜びのひととき、それは連続する幸せより輝いて見える。

                    午後の患者さんは比較的経過良好である。他のクリニックで再発を繰り返していたが、こちらでは認知療法、森田療法、交流分析、自律訓練と徹底的にストレス耐性を高め、会社の意地悪はあるも無事復帰、もう再発することはないだろう。他の患者さんも回復し、こちらから言うまでもなく患者さんの方から決別宣言を受けてしまった。なにか名前も聞いたことのないような群馬県のラスクやねんりん屋とかいうバームクウヘンをもらった。
                
 ダイエットのためお菓子は食べないようにしていたが、バームクーヘンがとても美味しかったので、ラスクまで食べてしまった。過食を後悔したが、これは快気祝いとした。診療の最後あたりに再発の進行ガンの新患さんが来た。本来の私の目標、統合医療の腕の見せ所である。年をとったので土曜の午後は休診することを考えていたが、どうも無理そうである。長い診療も苦しいが、何故かかえって元気の出ることもある。これも苦しさの中の煌めきか??
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食物繊維(九州で一番美味しいイモ)

2010-12-03 10:46:42 | 日記

熊本阿蘇山の芋掘り

温泉土曜朝市で一番売れるのがこのイモ。女性が突進するように「イモ下さい」と買いに来る。当農園でもいもはよくできるのであるが、猪がイノシシが大好きでいつも先に食べられてしまうので作れない。土曜市では熊本のイモを使う。阿蘇山のシラス台地で育ったイモは本当に美味しい。先日種子島のあんのんイモの焼き芋をやったが、とても甘いが粘っこくホクホク感がが無く、嫌いな人も結構いるようだ。その点この熊本のイモは焼き芋はもちろん天ぷらにしても美味しい。
 イモは食物繊維も多く便秘によく、ビタミンCも多く健康にもよい。冬はやはり焼き芋だ。
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