あの世まで続く因果律
悪いことをしたら地獄に行き、良いことをしたら天国に行く。それは真実なのですが、悪いことをしている人の方が多い。それは死ねば無になると現代社会では考えられているからです。悪いことをしようが良いことをしようが死ねば、何も無くなるのだから同じじゃないかと言う理屈が成り立ちます。残念ながらあの世はあるので、死んだら大変なことになる人が殆どです。この世は因果律ですから、人に良いことをすれば自分も良いことがしてもらえるし、人を殴ればただではすみません。このように悪いことをして死んでただではすみません。そこだけ因果律を逃れることは出来ません。ただ自分は悪いことをしていないと思い込んでいる人が殆どです。
もう一つの肉体への気づき
しかしながら、宗教を学んで、天国に行きたいために、良いことをしたり慎ましい生き方をしても天国に行くとは限りません。現世に生きる自分が実はもう一つの大きな自分に繋がっていることを知らなければ、現世に執着し地獄に落ちることになります。生きながらに悟る生き仏こそこの世を生きる目的です。
新・八正道
仏教は良いことを語っていますが、頭だけで理解しても心で理解しなければ何年経っても悟れないかもしれません。一番の早道はブッタの生涯を見て彼がどういう風に悟って行ったかを知る方が理解しやすいと思います。ブッタの教えの中心は八正道と中道ですが、少しふざけて「新八正道」と言う形で悟り易い技術を考えてみました。
この内容の一つ一つの解釈に関しては次回に続きます。