今日は日曜日で今からスナックエンドウを植えに行きますが、ブログも久しぶりにアップできそうです。昨日経営が苦しいはずのM新聞社の診療所が続いていると聞き驚きました。私がA社の診療所長をしている時にリストラで診療所が閉鎖になりました。私は単なる産業医となり薬を投与することが出来なくなりました。そこで作ったのが下記の心の処方箋です。薬以外で治す方法を考えたのです。タイトルに分かりやすいので取り合えず認知療法とは書いてはいますが、私なりに新たに考案したものです。これが意外に効果があり、現在院長をしているクリニックでも大変役に立っています。本当にこれは長い間「奇跡の処方箋」として多くの企業の不調者や外来患者さん達に役立ってきました。ある人はトイレに貼り書斎に貼り、ある人は八折りにして財布に、ある人はポケットに入れたりしています。
先日急激に治ってきたある患者さんが、上記の表と前回挙げた「幸福になる考え方」の表をいつも見て自分を元気付けていると話していました。彼女は自分の手帳を出して縮小コピーをした2つの表を見せてくれました。私も嬉しくなり写真を撮らせてもらい、「ブログにアップさせてもらって良いですか」と聞き承諾を取りました。それが下記です。
別のページには「幸福になる考え方」が張ってありました。
今は自分の診療所なので薬物を使う事もできそれである程度治せることも出来ますが、カウンセリングをしないと治らない病気の状態もあります。しかも、1日40人も50人も来ればとての十分な時間を使って話をすることが出来ません。そんな時私は自分の作った何枚かの処方箋を使います。家に帰って鬱々とした時間を過ごすならこの一枚を読んで下さいと患者さんに言います。うつ病などの時は思考制止状態なので、集中力や持続力がありません。新聞や本も読めないのです。ですからこのように何項目かの短い文章にすることは疾病治癒に効果的なのです。
悩みが深ければ深いほどこの文章の意味が理解できます。自分で言うのは難ですが、重症の患者ほどこの文章が理解できると思います。健康な人は理解は出来ても、体験的な理解が無いので真の意味は分からないと思います。不幸の闇ににつるされた一本の糸、一本の糸では心もとないですが、項目が多ければ糸の数も多く、またこのようなものが何枚かあれば複数の手を差し伸べる感じで色々な角度から、患者さんを闇の中から救い上げることが出来ます。
先の患者さんは信号待ちの間でも嫌な事があると手帳を出して「今日はこれで行こう!」と自分に言い聞かせるとのことです。自分が明るくなると家族が明るくなり、それでまた自分が明るくなるそんな幸福の循環が回転し始めました。
前回の「幸福になる処方箋」を再度正式にアップします。名前を入れて頂ければ転載利用、もしくは一枚のペーパーにして、悩める友人や家族に与えても結構です。後者はややアスペルガー的な人、前者はうつ状態のような人に効果的です。ただ、相手がビックリして色々聞いてくるかもしれませんが、その時は「これを読んだら幸せになるらしいよ」とだけ答えて下さい。2枚同時に上げるのもよいでしょう。
続く
女性脳と男性脳 脳には右脳と左脳があります。右脳は直感力あるは音楽や絵なのどの芸術脳、左脳は理論脳で計算や物理的思考が得意です。どちらかと言うと女性は右脳型の人が多いようです。しかし何よりも女性脳と男性脳の違いは脳梁(色の付いた所)の大きさが異なるということです。要するに右脳と左脳の連絡繊維が多いと良いことです。右に偏らず左に偏らずというのが本来の姿です。要するに女性は現実的で日常生活を大切にする傾向があるという事です。その点男性は行ってしまう事が多いのです。遠い所に行くと言う意味だけではなくやや超現実的もしくは非現実的な世界がスキだと言う事です。
うつ病や神経症などのメンタルな患者さんは女性が多い。しかし自殺は圧倒的に男性が多い。現実に基盤を持つ女性は最後は強い。子供を育てなければならないと言う現実があったり、家族を大切にすると言う価値観が高いのです。男性は出世や夢やもしくは野心家です。しかし現実に基盤が薄いと深く転落することがあるのです。しかし女性も現実を重視するが故に、対人関係や家族関係で悩むことが多くなります。
上記の2つ表の内容は女性患者さんから学んだことが多くあります。女性は男性に学び男性は女性に学ぶと平和な世界になります。女性の社会進出が多くなりましたが、その分だけ女性の負担が多くなり患者さんも増えているのかもしれません。全ての女性に感謝と癒しを込めて、少し遅いですがお雛様を・・・