統合医療日記

ここでの統合医療とは単に西洋医学と東洋医学の統合ではなく、病気を肉体と精神と社会及び自然環境の4視点から見ていきます。

脱原発(逆行性思考停止ー原発が廃炉にできない真の理由)

2011-07-15 10:04:57 | 日記

農園では色々なアジサイが咲いています。

 菅首相が脱原発を宣言してから、どうやら肝腎の民主党では誰一人支持していないようである。枝野氏からでも「夢幻のごとし」のような感じで夢想論と言われてしまった。共産党と橋下知事からは国民の支持が得られるというコメントをもらった程度である。民主党も電力総連が支持母体ですから。。。玄海原発も関係の地元政治家は九電一族らしい。。。日本の政治経済を推進している人達は皆反脱原発である。。。菅首相の脱原発宣言は夢想どころか妄想になるかも知れない。

 睡眠薬の副作用に「逆行性健忘」というのがある。ほとんど滅多にないが、眠剤を飲んで寝ないでいると直前の記憶が飛んでしまう。頭がボートして夢遊状態になり眠剤を飲んでいるのも忘れてさらに眠剤を飲み、ますます危険な状態になるのである。滅多にないが眠剤(特に速効型)を飲んだらさっさと布団にはいることである。

 これと少しは違うが昔のことを考えて現在を判断できない人がある。逆行性思考停止と私は勝手にな名付けている。今回の原発事故は長き前政権のエゴの集積の結果である。菅首相が悪いわけではない。確かに菅首相の住民避難の点で事後処理はまずい点がある。しかしそういったことを積極的にするのは、本来経産省官僚や原子力安全保安院。電力会社などの原発推進組がするべき事である。菅首相は千手観音ではない。長きにわたって原子力村の双璧が、事故があったからといってすぐになくなるわけでもない。

 脱原発ができない真の理由は、ずばり核技術の放棄を恐れるからである。日本に原子力技術が無くて北朝鮮が核ミサイルを持ち恫喝され、無神経で挑発的な中国にこれ以上馬鹿にされたくもないというのが日本人の心情である。9条があっても何時でも核ミサイルは作れるというのが日本人の潜在意識での戦争力なのである。
 
 だから脱原発の問題はは「まだ戦争しますか、それとも本当に放棄しますか?」再度日本人に問いかけているのである。しかし戦争は2次世界大戦の軍部の官僚の指一本によって、善良なる農民が南方で飢えと病死で苦渋を被った。今回の原発のように農民の自殺はこれと類似してはいないだろうか。何処の国も、元気のいい人の喧嘩で、結果的には善良な市民が苦しみ死ぬ。今を見るには歴史の中で判断するしかない。

 菅首相は民主党でも嫌われ者。それなら原発解散しても嫌われることには変わりがない。

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1 コメント

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Unknown (asa)
2011-08-03 14:48:50
脱原発が進まない本当の理由というものは、やはりおっしゃる通りのことで、これが真実であり、別に驚きは致しませんでした。
菅総理の「将来は原発がなくてもやっていける社会にする」と言う方向性は間違っていないと思うし、だからと言って直ぐにでもやろうとすれば、それによって物凄い痛みを被る人が出ることも考えなくてもいけないところでもあります。
そもそも原発そのものが核兵器にもなり得ることも確かなことだと思えば、「まだ戦争しますか、それとも本当に放棄しますか?」と問いかけられたら、迷わず、本当に放棄することを選択するのが日本人として当然のことだと思います。
それによって、中国や北朝鮮あたりから馬鹿にされたり、無視されたりするだけのことなら、願ってもないことで、アメリカと戦争でもしたければ、「どうぞご勝手に」ということで突き放してしまえばそれで良いと思います。
但し、日本は反面教師となって、勝手に戦争して叩き潰されることになれば、それこそ、かつての何処かのお国の二の舞になるだけのことですからと言う姿勢で、そっと静かにいないふりをすればそれで良いだけのことでは無いでしょうか。


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