ぞうもつ日記

喰ったら出せ! 出せないなら喰うな!

ジュリー!

2018-10-26 | 時事ネタ
70歳過ぎて再ブレイクを遂げた(と認識しております)ジュリーこと沢田研二を改めて尊敬しています。
そもそも尊敬していたことをすっかり何十年も忘れていましたが、
思い出させられたことにも、「あっぱれ!」な気持ちです。

数年前にやたら太って羽振りのよいおじいちゃん風になった画像を見て、
「ああ、でも想像通りだよ、こんな風におじいちゃんになるだろうなと思ってたよ」、と思ったものでした。
そもそも、世間がいうほど、美少年だったとも、美青年だったとも、昨今風にいうとイケメンだとも思っていなかったので、
衝撃はひとつもありませんでした。

むしろ、ハゲたのかな?と嬉しく思いました。
ただ、楽曲が好きでした。

歌い方も好きだった。
ものすごくカッコつけようとしてるのにちっともイヤミじゃない不思議なヴォーカルスタイルでした。
同時代にはほぼ似たような唄い方をしている歌手達いっぱいいたけど、その多くは「なんか不快な感じ」がしていたのに比べると、本当に不思議でした。
きっとサウンド全体がかっこいいからだろう、と無理やり納得してました。

ま、サウンドの好みがどーしたこーしたなんてことは文字にしたい人間ではないので、
ここでいいたいのはそういうことではなくて。
ただただ生涯現役最高!ということです。

きけばドタキャン騒ぎは過去にも起きているとか。
それが、何年も経って、さいたまスーパーアリーナなどというとんでもないキャパのところに格上げ状態でのドタキャン騒ぎ!
それが70歳超えてからですよ。70歳生きてるだけでもすごいのに。
50代や60代で、難病にかかったり事故にあったり精神を病んで引退したりすることもなく、
コンサートというものすごくエネルギーを消耗する活動を行い、全国を回っているという。
70歳になってもずっと毎年オリジナルアルバムを作り続ける、ということぐらいしないととてもじゃないが対抗できない。

新曲じゃないと紅白に出ない!っていってた時もあったらしいから、
新曲も出し続けてたんですね!知らなくてごめんなさい!なのですが、
新曲出すって大変なことですよ!!!この世には新曲溢れてるんですから!!!!

それよりなにより、こんなネガティヴな騒動にも関わらず、
レコチョクの上位ベストをジュリーの曲が独占!とか、もはや興味ある人でいっぱいなわけですよ。
ひきつけちゃったわけですよ。
こういうのを魅力っていうんじゃないすかね。

お客さんに甘えて意地を通した

こんなこといえちゃうの、お客様をめっちゃ喜ばしてきたからですよねーー。
すごーーい。すごすぎるーーーーう。
お客に媚びる、の無限大倍、お客を大事にしてるーーー。

スーパースターって短命な人多いじゃない?
それなのに、まだ生きてる!!70歳!!!
すごーーーい。すごすぎるーーーう。
長く続けるって本当に大変なこと。
短命なスターは、長く続けるってことだけやれずに終わっちゃってる。
終わったらファンは悲しいだけ。

正直、今、さいたまスーパーアリーナでやりますっていわれたら、
みんな行きたいでしょ? 行きたいじゃん。
絶対10,000人オーバー決定じゃん。
でもそれが目的で事件起こしたわけじゃないことは明瞭。
そこまで会場、興行主一致団結して企むなんて無理。

でも絶対ファンじゃない人がたくさん行きたくなったはず。

ワタシは行きたいです(たぶん行けないけど)

加山雄三さんは別に行きたくないけど、ジュリーは行きたいです。
80歳でがんばれるのはもう宇宙的に尊敬しているけど、別にライヴは観たくないです。


皆様のワイドショー的注意が、安田さんに向けられてしまっている今だからこそ、
ちょっと書いちゃってみました。

でもアリーナクラスのキャンセルって、まじ、関係者の事後処理ハンパないだろうなぁ。
過労死者が出ませんように心から祈ってます。





実はガッキーが好きでして

2018-10-12 | 時事ネタ
2,3年に一度くらい連続ドラマを見ることがあります。
だいたいうっかり1話観てしまって、そのまま続きを録画してしまうというパターンです。
前回観ちゃったのが、「逃げ恥」で、
久しぶりに観ちゃったのがさきごろ始まった「私たちは獣になれない」です。
はい、そうなんです、どっちも新垣結衣なんですね。
可愛いですよね、新垣結衣。
あまりの可愛さに観る度にびっくりしちゃうんですが、
やっぱりまたびっくりしちゃいました。
ポッキーうっかり買っちゃったこともあるくらい可愛いです。あ、ソレハ嘘です。

でもどちらも、新垣結衣が主演のドラマが始まるらしい、おおそれは観なくちゃ、
おお、おお、
という感じで見始めたわけではなく。

たまったまつけたら、やってたんですよ。
ワタシがテレビ着けるのって、ちなみに、月に1回あるかないかなんですけどね。
パソコンジャンキーなんで、なかなかTV観る時間ないんですよ。
でもたまったま、気がむいてつけると、

ガッキーが出てるんです。

恋ってそういう風にして落ちてしまうものなんですよね。

ガッキー可愛い、、、ってヨダレたらしてるときは
ただの中年のオッサンになっているような気がします。
つまりはオバサン体型のオッサンがTV観て
ガッキー可愛い、、、とためいきついている姿を想像してください。

でもって新ドラマがこれまたなんともいいんですよ。
まず、キャスティングなんか知らずに見始めたというのに、
ガッキーの彼氏役が、田中圭なんですよ。
ワタシが唯一顔と名前が一致するといったらもちろんいいすぎなんですけど、
好きな俳優といって思いつくのは、たいてい禿げてるんですけど、
禿げてるし歳とってるし最近何やってるかもしれない人しか浮かばないんだけど、
田中圭だけは、見る度に、ああ、可愛いと思うんですよね。
ここでワタシはオバサン体型のただのオバサンに戻るわけですが。

このドラマ、その可愛くてしかたない男女が目の前ですったもんだするんですよ。
見ていて忙しいですよ。
もちろん性格の悪い男役の松田龍平もいいっすよね。
30年前ならこういう男にグッと来てたに違いありませぬ。
番組オリジナルグッズは、最近自分が仕事でデザインしたグッズとクリソツです。
そんなシンクロにも動揺しますよね。
でも主題歌とか挿入歌が一切印象に残りませんでしたが、なんでしたっけ?

しかし、今回役柄上、ものすごく普通なんですよね。
ガッキーの髪型が。
「逃げ恥」の時は、ガッキーのヘアスタイルをリクエストする人が急増したらしいのですが、
今回も間違いなく美容院ではガッキーオーダーが出没すると思います。
そして前回と違って、ハードルが低い! 誰でも似合いそう!
男受けもよさそう! 誰でも似合うし、変わってるわけじゃないから、
マネしたところで、マネしていることに誰も気付かない!という微妙な現象が起きそうです。
自分もそろそろ美容院に行きたい病にかかっているのですが、、、、
(前回3年ぶりくらいに美容院にいってからすでに1年近くになろうとしているので、、、)
今いったら、うっかり、この路線になってしまいそうな気がする。
いや間違いなくする。
いや絶対そうなる。
誰ひとりガッキーをマネしているとは思わないだろうけど。

このドラマ、めちゃくちゃお仕事の出来るアシスタント役なんだけど、
ほんとにこれリアルですよね。
こういう出来るひとが一番忙しくなってしまう。
ストレス溜まりまくる。
叫んでる。
ワタシ、迷惑かけてる側なんで、ごめんなさいとしかいえません。

ごめんなさい。

なので、ガッキーのハッピーな結末を心から祈りつつ、
録画を忘れないようにします。

可愛いは正義!!!!


無人バスは地方を救うのか

2017-01-13 | 時事ネタ
ここ半年余りでワタクシをとりまく環境も緩やかに変貌。
その結果、埼玉県のとある過疎村と都内を往復する機会がめっぽう増えた。
電車とバスを使って、ドアtoドア、3時間は見なければならない。
これ、愛知県の実家に帰るのと変わらない。いや、より時間かかってる。
なんといっても、バスの本数が少ない。
タイミング合わなければ2時間待ちなので、トータル3時間どころの騒ぎじゃない。

まぁ、使用する絶対人数がとにかく少ないので、
バスの本数増やしたところで絶対に運転手の賃金払えないよね。
そんなこんなで自動車運転のライセンスを持っていないワタクシの目に留まった新聞記事は、
「無人バス、公道走行実験」という見出しだ。
ネットでもニュースになっている。

自動運転のレベルはいつの間にそんなことになっていたのだ!!!
・・・・と驚愕するも、これどう考えても、ハードル高すぎないか?と
得意のネガティヴ妄想も膨らむ。

バス亭のヒトをどのように認知するのか?
停留所で一応全部留まれば済むのか?

歩行者が死角から近づいたらどうするのか?
いやむしろ人間よりも精確に察知できるのか?

開発に絡んでいるのはドコモとソフトバンクらしい。
つまり、、スマホとの連動が前提となっている予感!
しかし、過疎化した地域のお年寄りが乗りこなせるのかっ???

AI技術も駆使するらしいが、
本当にコストダウンになるのか?

村の人々の顔を思い浮かべて、いろいろ想像するが、
確かに無人のバスが目の前に留まって走り出すのは、
まるで童話の中みたいで面白い。
遊園地の乗り物っぽい感じもある。
しかし実際の公道はレールが敷いてあるわけじゃないし、
ドライヴァーの才能がないとしか思えない運転手もたくさん車に乗って移動している。
田舎とはいえ、ちょっっとでも直線コースがあるとアクセルを踏むのはヒトのサガ。
(そしてそこに鼠トリが待ち構えているのも常識)

無人バスはどんなルールで走るんだろう。
40km制限の道を40kmで走るんだろうか。
迷惑じゃないか、それ。

歩行者のスマホに危険を知らせるシステムを開発中だと?
だから、年寄りはスマホのお知らせなんて気付かないってば!
しかもそれじゃ遅いだろ、どう考えても・・・・

あれこれ考えるも、記事の終わりの方を読むと、
携帯電話事業がアタマ打ちになった今、無人運転が次のビジネスを開く、みたいなことで
締めてある。ううむ。
詐欺まがいのビジネスで儲けまくっているキャリア業者が一方でこういう開発に精力的なら許せるじゃんと一瞬思った自分が可哀想になってきたぞ。
たぶん、商才無縁のワタシには思いもよらない金儲けチャンスがここにはあるのだろうなぁ。思いもよらないからよくわからないけど。
しかし技術的ハードは、一般乗用車よりバスの方が全然低いらしい。なぜだろう?

まぁ、数々の疑問はさておき、
所詮ワタシの通う過疎の村の住民は、あまりやる気のないお年寄りばかりなので、
車がなければ家に閉じこもっているし、きっとバスの本数なんて気にしていないんだろうなと思う次第で、
私はこれ以上バスの本数が減らないようにひたすら祈るばかりです。










いまごろあの件についてひとりごと

2015-09-10 | 時事ネタ
もうそろそろほとぼりが冷めているだろうと思い、
ちょっとだけ例の件に触れてみる。
オリンピックエンブレムの件。

ネット上ではプロアマ問わず皆様それぞれの個人的趣味をふんだんにアピールし、
出る杭は這い上がれなくなるまでどん底まで打ちのめしたり、身内を褒め称え合ったり、
それはそれは盛り上がっておりました。


誰も話題にしなくなるのを心密かに待っておりましたが、
そういうしている間に新しいデザイン決定のニュースとかが流れて再燃してしまいそうなので、
ここらでちょっと。

ワタクシ個人的は2016年東京オリンピックを招致しようとがんばったときの
招致ロゴ(デザインは栄久庵憲司さん)が好きですが、
なにせ、東京オリンピック開催反対派ですので、どうでもいいというのが本音でした。

で、佐野研二郎氏。

あまり触れられておりませんが、彼、デザイン本の企画で
2016東京オリンピックのエンブレムロゴをデザインしてるんですよね。
妄想オリンピックの架空ロゴ。3人くらいのデザイナーが参加してそれぞれのオリンピックロゴを披露しているんですが、
その時の佐野氏のデザインが明るい緑の日の丸をデーンと配した素朴なロゴで、
個人的にヌケがよすぎてアホらしくて好感のもてるものでした。
あのロゴだったら愛されたんじゃないだろうか、とも思うし、それこそ、ドコの誰かが絶対使っていそうなロゴだから、
どのみちなんやかんや盗作盗作いわれるんだろうなーと。
イヤイヤそれ以前にどっかの国旗にあったような。いやいや日の丸を緑の丸にっていうコンセプトも見たことあったな。

グラフィックデザインって本当にやっかいな仕事です。
誰でも出来ると思われちゃったり、実際やられちゃったり。
ほんとうはすごいことやってるんですけどね。(あからさまでないものにこそスゴイお仕事が多いですが)

なにしろ、好き嫌い別にしろ、パクリかどうか別にしろ、創意工夫の詰まった必死のロゴが非難囂々浴びて、
ロゴ作りのイロハのイも知らない連中の、お正月の年賀状みたいなロゴを
みんながもてはやしている様には、たらーっと冷や汗が出るのが本音。
擁護もなにも、何にも似てないデザインなんてありゃしないでしょーーとほんとはみんな思ってるはず。
わかっているけど、叩き出すと止まらない。犯罪探し。いやーコワイコワイ。

今回の件は絶対陥れられてるとしか思えないでしょー。
パクリやコピペ、普通のプロはあんなわかりやすくはやらないからねー。
パロディだったら、元ネタがわからないと意味ないから、危ない橋渡ったりするけど、
こっそりパクるならもっと上手にやってるですよ、皆様。
完全に内部に仕掛け人がはいってたってやつですね。(あ、こっから妄想注意)
金か名声か、はたまた女か!
彼は相当怨みを買ってしまったのでしょうかね。
プロの仕掛け人は賢い僕のふりをすることぐらい朝飯前ですから、
美大卒のおぼっちゃまにはとてもじゃないが叶いませんよねぇ。ええ。

もしくは何か他のオオゴトのカーテンにするのにちょうどいいと目をつけられたか。
この騒ぎの最中に起きていることは何でしょうね、ふっふー。

何か世間がザワザワすることが起きた時にはまず、
「この一件で誰が一番得をしているのか?」を考えるわけですが、
今回の件、なかなか難しいです。
本当の意味で得した人間なんているんでしょうか。
実は得してニヤニヤしている人物は、佐野氏とは縁もゆかりもない可能性高いので、
よけい難しいわけですよね。
それよりなにより、そんなこと考えて現実逃避しているワタクシに何か得があるのか?
得も徳もなにひとつありませんね、ハイ。

ワタクシ、日々、あからさまなパクリと許諾の狭間で
一本橋よろよろ渡っている仕事をしている、4流パロディデザイナーでして。
写真だけは自分で撮るので、ネットから拾うことこそありませんが、
やってることは、3流4流5流、小手先のワザを磨くことにせいいっぱいでございますゆえ、

佐野氏および御家族様のご無事心からお祈りいたします。

無音盆踊りの衝撃

2015-08-17 | 時事ネタ
新しいといえば新しいのでしょうが、
踊り手がイアホンで音楽を聴きながら踊る「無音盆踊り」が登場したという
恐ろしいニュースを目にしました。
もちろん、きっかけは「騒音苦情」とのこと。

何十年も行われていたものだろうに、
ここに来て地域のお祭りへの騒音クレームが
あちこちで相次いでいる模様。

街頭ヴィジョンの音の混じり合いの中に立たされる苦痛さに比べれば、
地域のお祭りの音なんて、その日だけの楽しい響きジャナイカと思うのですが、、
・・・・あ、そうかー、、、
日々の騒音が五月蠅いがゆえに、より静寂を求める方向が強まっているのかしらん?

私はときおり、路上ライヴというものをやらかす側の人間なのですが、
自らが音を出す側に回ってよりいっそう気づくのです。
もともと音が鳴っていないストリートが存在していないことに!
しかもその音響は相当ウルサイのです。音量が大きいからとかではなくて、
とにかく縁も所縁もないサウンドが混じり合っているからなのです。
もちろんそこには広告アナウンスメントも入り込んでくるし、
クルマから発せられるエンジン音やクラクションも混じり込んでます。
そこで立ち話をしようと思えば、相当デカイ声を出している自分に気付きます。
だって本当にまわりがすごくうるさいんですもの。

こんな話をしているわけですが、別に路上ライヴで人の注意を惹こうという好意を
自虐的に否定しているわけではまったくありません。
人間って(猫もだと思いますが)ものすごい選択能力があって、
特定の音を必死で聞こうとしているときはまわりの余計な音が切り捨てられます。
集中力のあるなしといった性格の影響ももちろんありますが、
どうしてもこの人たちが何をいっているのか聞きたい、と思って耳を向けているときに、
後の栄養ドリンクの効能を叫ぶ宣伝文句は耳にはいってきません。
よく聞こえないけど、何唄っているんだろう、聞いてみよう、と一旦スイッチがはいれば、
頭上ヴィジョンから大音量で繰り出されているJ-POPの音もスっと後に下がっていくのです。
通りがかりの人にそう思ってもらえるようにチャレンジしているのが路上ライヴなのです。
それが達成できないうちは、街の雑音・騒音の一部でしかありません。
人だかりが出来たり、苦情が出たり、というときは
着目された証拠ですので、路上ライヴとしては成功という皮肉なことになります。
できるだけ歓迎される地域でやるのが理想ですが、減る一報ですね。
都会だからかなぁと思っていたけれど、
盆踊りの苦情は、あちこちの田舎で生じているわけでして、ええ。

ま、騒音どうこうはまたどうでもいいんですが(また長い前置きだったのか!)

この東海市の無音盆踊り、興味深かったのは、
イヤホンでやらなくちゃならんのかーという点ではなく、
イヤホンでやってみたら意外と面白かったという実際の踊り手さんからの声があったことです。
「踊りに集中できるからよい」
「人によって違う音楽で踊れるからよい」

もちろんワタシの直感的本音は「あ?あほか?それって盆踊りかよ」なのですが(笑)、

実際に楽しんでいる踊り手さんたちの素直な気持ちは
こうなんだなぁと、そういう時代なのだなぁ、と。
盆踊りというものの元の意味とはまったくかけ離れた楽しみ方が始まっているんだなぁと
関心したわけです。
見方を変えれば、より純粋に音楽や踊りを、ハタ目を気にせず楽しむ方法を見出した、とでも
いうべきでしょうか。
みんながみんな仲間と集まることに意義を見出すわけでもないし、
昔から面々と続いてきた空気感を味わいたいわけではないし、
よく考えてみれば、ネット上の音楽を共有したりするような感覚でもあるし。
「それが楽しい」と感じているいることは真実なのです。
400人もの人たちが、実際に楽しい、と感じているのですから。
それをアホらしいと思ってしまう自分こそアホらしいですよね。

それを考えると、廃れ行く江戸囃子を失わないために
江戸囃子を取り入れた新しい音楽を創造しようとしているワタシたちのバンドなんで、
そりゃ見向かれるわけもないご時世なわけですよね。
でもひとりでも面白がってくれる人がいる限り、いや誰もいなくても、
自分たちがそれを楽しいと感じている限りやり続けますともー。
和太鼓の音は遠くまで響くし、すり鉦の音は耳にキンキン残るし、
そりゃウルサイ人にはウルサイでしょうがー
ワクワクする人にはワクワクするんですわい。
一人盆踊りが肌に合うヒトに向かって発信しているわけでは、ぬ!

しかしながら、、、
ワタシは子供のころ、ADHDゆえにオクレ扱いされてしまっていたこともあり、
大勢の輪の中にはいるのは極めて苦手でした。
盆踊りの輪にはいれはいれ、と強制する大人をぶっころしたいと思ったくらい。
それぐらい苦痛だったのです。でもイコール、ダンスが嫌いだったというわけではありません。
みなと同じことができなかったのです。何かにつけて。
そんなワタシでさえ、同じヴァイブスを共有することで得られる快感みたいなものは
次第に身につけることができたのと、そうなったことに歓びを感じているので、
本来一人盆踊りが好きな人なんて本当にいるのかなー?それ病気の一種じゃないかなー?と
思わないこともありません。

強制されずとも、縁と出会いがあれば、人は変わってゆくのです。
今が他を害する可能性絶滅を求める無音の方向性にあるのなら、
それはそれで、それも流れ。もう地域の神様に感謝したりするお祭りではないわけです。
楽しければそれでいい。

高円寺の阿波踊りも、地域の人々の結託があって、あそこまでの規模に盛り上がったわけですが、
ここにきて苦情が増えているといいます。
当日の騒音はもう覚悟の上で引っ越してくると思うのですが(笑)
予想以上に練習の音がうるさいと。
阿波踊りって、あの当日のパフォーマンスのためにみんな1年間必死で稽古してくるわけですよ。
だから当然日常的に音を出す必要があるわけ。
でもそんなこと認識してなかった新しい住民(阿波踊りなんて興味ない方々)から
苦情が来てしまうということらしいです。

これもね、結局あの阿波踊りが地域の人がひとつになるためのお祭りではなくて、
「発表会」になってしまったからだと思いますよ。
あああ、これ別にdisってるわけじゃなくて、それはそれで楽しみ方として王道だと思ってます。
演者さんたちのキラキラ眩しい笑顔と達成感あふれる出で立ち、それを見守る親戚縁者たち。
日々積み重ねて努力してきた賜です、美しいです、ほんとうに。
でも発表会になってしまったので、どうしても観客と演者はまっぷたつですよね。
さらに単なる発表会なので、住んでるからって参加する意義もなし。
商業レベルで利益を得られる人と発表会を楽しみにしている観客のためのパフォーマンス、に
なってしまっているわけです。
そういうことだったら、そりゃ日常生活にいきなりズンドコ聞こえてきたら、うるせーな、になっちまいます。
本音は、ちょっとなんだか寂しいわねー、、、でっすけど(高円寺住民でもないのにスイマセン)


阿波踊りオリジンの徳島に一昨年遊びにいった友人によると
徳島の阿波踊りは観客との境目がほとんどなく、境目を誘発するようなルールもほとんどなく
(唯一の禁止事項は「川に飛び込むな!」だけ・笑)、本当に居合わせた人が
楽しみまくれる環境だったと感動して帰ってきておりました。
外部からの観光客を相当集めているお祭りなのに、そもそもの伝統が残っているのだなぁと
関心したものでしたが、その徳島でも近年は騒音苦情が増えているとのこと。
大きな流れがやっぱりあるのでしょうねー。
土地の神様への想い、
生かされてることへの感謝を表現する、というお祀りゴトが
忘れられなければいいなぁと思うのですが。

まぁそういうわけで、私は、天照大神がうっかりマツリ騒ぎが気になって
岩戸を開けちゃったという本質に迫る活動をしたいわけなんですわ。

さて、今日もいやがらせか!というくらい長く書いてみました。
ピーヒャララ♪