●5月に見た新作試写ベスト3
1/『トゥ・ザ・ワンダー』(テレンス・マリック)ベン・アフレック ★★★★
娘のいる若い女性との恋の果てに、生活環境を替えて再スタートしようとしたふたりだが、微妙な三角関係には歪みが生じはじめた。
2/『25年目の弦楽四重奏』(ヤーロン・シルバーマン)フィリップ・シーモア・ホフマン ★★★☆☆☆
結成以来25年もの間、一緒に演奏旅行をしたグループにも、老齢のために音感のズレが生じて、メンバーの変更を迫られる宿命の厳しさ。
3/『クロワッサンで朝食を』(イルマル・ラーグ)ジャンヌ・モロー ★★★☆☆
パリの高級アパルトマンに住む富豪の老婦人と、エストニアから出稼ぎに来た貧しい中年家政婦とのかすかな接点を描いた佳作。
■その他にも、5月は豊作で、「欲望のバージニア」「ペーパーボーイ/真夏の引力」「さよなら渓谷」「マーヴェリックス」など印象的でした。