細沼園のお茶飲み話

お茶の時間のひとときに、思いつくまま書きました。

正義をふりかざす君へ   著者 真保裕一

2015-05-30 16:13:55 | 読書メモ さ行

《内容》

地元紙の記者だった不破勝彦は、神永美里と結婚し、義父の仕事を助けるべくホテル業へ転身する。が、やがてホテルは不祥事を起こし義父は失脚、妻との不和も重なり、彼は故郷から逃げ出した。七年後―彼は帰りたくない故郷へと戻る。元妻の不倫相手を救うために。問題を起こしたホテルを、正義の名のもとに攻撃した新聞社。そのトップに就任したのは、高校の先輩である大瀧丈一郎だった。ホテルは彼の傘下に吸収され、不破を恨む者たちが次々と現れる。そして、ついに魔の手が彼を襲う―!「正義」の意味を問い直す、渾身の長篇ミステリー  (紹介文より)

 

―――サービス業には、無理なく客に笑顔が向けられる、ゆとりある環境も大切だったのだ

―――人は変わる。志や夢をすり減らし、いつしか悲しい現実を受け入れていく。若く、輝いていた時は、二度と戻らない。


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