KAT-TUNのNEWアルバム「CAST」
一曲目の出だしから、これは良い感じ!と引き込まれ、
次は?次は?と、あっという間に70分近くを聞き終わってしまった。
収録曲、ぜんぶ良かった。
今までもそうだが、KAT-TUNのアルバムには
これちょっとスキップ、っていうようなつまらない曲がない。
DIRTY,SEXY,NIGHT
オープニングらしいパンチのきいた曲。
ブラスの音色で一気に胸が高揚感いっぱいになる。
可能ならライブではぜひ生バンドで聴きたい。
スペクトラム(このたとえ、古すぎるな)みたいな、銀ぴか派手派手のブラスバンドが
登場したら最高。
トランペットくるくる回しながら演奏して盛り上げてほしい。
ああ、一発目からKAT-TUNのあでやかさに打ちのめされるこの快感。
4年振りのアルバム、待ってて良かった。
FIRE STORM
1曲目で盛り上がってたところに更に油を注ぐ、タイトルどおり
燃え上がるダンスナンバー。ちょっとアレンジがエグザイルっぽい?
ライブで歌って踊ったら、客席もステージも
カーニバル会場みたいにはじけるんだろう。
これでもかってぐらい、特効の火柱がばんばん上がんだろう。
ぎらぎらの舞台とパフォーマンスを想像するだけでわくわくする。
READY FOR THIS!
ヒューマンビートボックスやラップとKAT-TUNらしい小技が
ふんだんにちりばめられたナンバー。ヒップホップ調のメロディーが
終盤の亀ちゃんのソロパートは一変してメロウになったり、テクニシャンな楽曲。
Don't wait
せつなくも清々しいさよならのうた。この曲すごく好き!
アップテンポの曲で加熱したところに一陣の風が抜けるような、
すっとやさしいメロディ。
Don't cry 砂漠にだって太陽も雨も来る の歌詞に希望が見いだせる。
MoonLight
いままでKAT-TUNになかったタイプの楽曲かな。
情熱的な歌詞とラテンのメロディ。スパニッシュギターがかっこいい!
さびに入るまでのアカペラっぽいところ、歌うの難しそう。音取りそこねたら
大参事になる。
なんにせよ、スパニッシュギターのソロがすんごく格好良い!!
One way love
亀ちゃんのムーディなソロ曲。英語の歌詞が耳から頭に心地よく通っていく。
ベッドサイドで聴ける曲にしたというとおり、
聴きながら眠りたくなるヒーリング効果大の曲。
Belive it
妄想の一曲。この僕が約束を破ったことがあるかい?とは。
こんなせりふを歌にしてしまうとは!
たしかに、約束を破ったことはないね。泣かせる~。
ViVid LOVE
王道のラブバラード。アップテンポの曲や刺激的な曲が多い中で
ほどよいクールダウン。連日酷暑の中、紫陽花の色を思い浮かべてほっとする。
ツイテオイデ
リズムも音の重ね方もスタイリッシュで、とてもおしゃれな曲。
中丸くんの一音をぽんと突くような、ピンポン玉を的確に当てるような
ファルセットがよく活きている。
上田くんのささやき「ついてきてよ」は反則技。
それから、
以前から、中丸くんが歌うときの「え段」の発音がなんとも好きなのだが、
「そっと飛び込め」の「め」の出し方、たまらん。
World End
上田くんらしいがんがんのロック。強めのベースが効いてる。
この曲もライブでは絶対生バンドで!耳が痛くなるぐらいの音量で煽ってほしい。
客席は老いも若きも盛り上がるぞ!
Be alive
これもも~、めちゃくちゃかっこいい。
未来を求めて果てない荒野を行く、孤高の求道者のような歌。
高らかに愛を唄うKAT-TUNが雄々しい。
ドラムとベースがヘビーで伴奏にも聞きほれる。
Marionation
中丸くん、やっかいな女とつきあってるなあ。
くせのある恋愛をテーマに生々しい歌詞を書いたとのことだが、
どこからどこまでがフィクションなのか、胸がざわつく。
片思いのうたはあったけど、こういうどろどろした内容ははじめて。
この歌でどんなダンスを踊るんだろう。
New Genesis
疾走感のある歌詞と熱いメロディ。平成仮面ライダーのオープニングに使えそう。
孤独と悲しみを背負った男の強靭な美学、炸裂。
こういう、ちょっと重めのロックサウンド好きだー。
Unstoppable
New Genesis の壮大な世界観、あ~堪能したーと余韻に浸りかけたところに、
たたみかけるUnstoppable の重厚なストリングス。
ここでアルバムすべてがぐっと引き締まる。
リード曲が最後にくる潔さと隙のなさに感服。
通常版ボーナストラックの「愛のおかげ」も
明るくて元気のでる、すてきな曲。
今回のアルバムも、はずれ曲ひとつもなかった。
このアルバムをひっさげてのツアー、つまらないハズがない。