今日、スマホを忘れて家を出てしまった。
私は腕時計を持たないので、時間が知りたいときに困る。
20年ほど前なら、バス停で隣の人に、今何時ですか?と尋ねられた。
ほとんどの人がスマホや携帯を持っている今、時間を尋ねると、
急に話しかけてきて変な人だ、とおもわれないか、
あらてのキャッチセールスに間違われないかと、そんなことを気にしてしまう。
きゅうくつな世の中になったものだ。
電車では、行きは本、帰りはスマホを見るのを原則にしている。
それでもつい朝のニュースをスマホで見たくなってしまうので
文庫一冊がなかなか読み終わらない。
今朝はそんな葛藤もなく、読書に集中できた。
今よんでいるのは、池波正太郎さんの「仕掛人梅安」。
読み始めた理由は、先日の「シューイチ」で
中丸くんが「ほたて」の専門店に行っているのを見て、たしか
「仕掛人梅安」に、ほたての美味しそうな場面があったなあと思ったのだ。
さっそく本棚の講談社文庫を取り出してよみはじめると、
第2巻に、あった、あった。
仕掛の仕事を終えた梅安先生と相棒の彦次郎さんが
ふたりで酒を飲む、物語の最後のシーンだ。
「貝柱のいいのと豆腐と子もちの鯊(はぜ)」を買って、
彦さんが梅安先生宅にやって来る。
読み返すと、【貝柱】とだけで、ほたてとは書かれていなかった。
だが私の頭の中では、目に浮かぶのは完全にぷりぷりしたほたてだ。
まずは
「さっと煮つけた子もち鯊(はぜ)に湯豆腐」を肴に、さしで飲む。
いいねえ。
そして、締めはやっぱりごはん!
「貝柱は後で、焚き立ての飯へわさび醤油と共にまぶしこみ、
焼海苔をふりかけて、たっぷりと食べるつもりであった。」(春雪仕掛針)
く~~~、おいしそう。
中年男ふたりの家呑み、しぶすぎる。
私は腕時計を持たないので、時間が知りたいときに困る。
20年ほど前なら、バス停で隣の人に、今何時ですか?と尋ねられた。
ほとんどの人がスマホや携帯を持っている今、時間を尋ねると、
急に話しかけてきて変な人だ、とおもわれないか、
あらてのキャッチセールスに間違われないかと、そんなことを気にしてしまう。
きゅうくつな世の中になったものだ。
電車では、行きは本、帰りはスマホを見るのを原則にしている。
それでもつい朝のニュースをスマホで見たくなってしまうので
文庫一冊がなかなか読み終わらない。
今朝はそんな葛藤もなく、読書に集中できた。
今よんでいるのは、池波正太郎さんの「仕掛人梅安」。
読み始めた理由は、先日の「シューイチ」で
中丸くんが「ほたて」の専門店に行っているのを見て、たしか
「仕掛人梅安」に、ほたての美味しそうな場面があったなあと思ったのだ。
さっそく本棚の講談社文庫を取り出してよみはじめると、
第2巻に、あった、あった。
仕掛の仕事を終えた梅安先生と相棒の彦次郎さんが
ふたりで酒を飲む、物語の最後のシーンだ。
「貝柱のいいのと豆腐と子もちの鯊(はぜ)」を買って、
彦さんが梅安先生宅にやって来る。
読み返すと、【貝柱】とだけで、ほたてとは書かれていなかった。
だが私の頭の中では、目に浮かぶのは完全にぷりぷりしたほたてだ。
まずは
「さっと煮つけた子もち鯊(はぜ)に湯豆腐」を肴に、さしで飲む。
いいねえ。
そして、締めはやっぱりごはん!
「貝柱は後で、焚き立ての飯へわさび醤油と共にまぶしこみ、
焼海苔をふりかけて、たっぷりと食べるつもりであった。」(春雪仕掛針)
く~~~、おいしそう。
中年男ふたりの家呑み、しぶすぎる。