平成24年度 法徳寺の報恩講を10月9日~10日に行いました。
両日共にお天気も良く、盛大に行うことが出来たことをお礼申し上げます。
普段の法要とは違い、たくさんの僧侶とご門徒の皆様と共に、阿弥陀さまへ読経を致しました。
その後、住職より法話、そして接待所にて、お齋(おとき)を頂きました。
本堂前の親鸞聖人前の銅像にもお焼香台が用意され、たくさんの方々がお参りされました。
平成24年度 法徳寺の報恩講を10月9日~10日に行いました。
両日共にお天気も良く、盛大に行うことが出来たことをお礼申し上げます。
普段の法要とは違い、たくさんの僧侶とご門徒の皆様と共に、阿弥陀さまへ読経を致しました。
その後、住職より法話、そして接待所にて、お齋(おとき)を頂きました。
本堂前の親鸞聖人前の銅像にもお焼香台が用意され、たくさんの方々がお参りされました。
先日、春の彼岸法要が勤められ、沢山のお参りを頂きました。その際、私、住職がお話をさせて頂いた法話をご紹介します。↓
先日、週刊誌を読んでおりましたら、野田総理が、ご自宅から首相公邸に、お引越しをされる際に、仏壇を購入され安置されたという記事が出ておりました。記事になるくらいですから、首相が、公邸に仏壇を置かれるというのは珍しいことなようです。しかも、野田首相は、浄土真宗本願寺派の熱心な門徒だというのです、菩提寺は、千葉県船橋市にあり、皆さんと同じように、お寺での大きな行事には参加され、法話に耳を傾けることもしばしばということで、しかも、政治家として特別な扱いではなく、一信者として、熱心に法話に耳を傾けておられたそうです。奥様は、昨年4月より京都の西本願寺で勤められていた、親鸞聖人750回大遠忌にも2回お参りされているそうです。私は、その記事を見て、急に、野田総理のことが身近に感じられ、応援したくなってしまいました(笑)。
仏壇といえば、先日、葬儀でお会いした方からお聞きしたのですが、その方は、今でも、九州の実家に帰ると、家の主が、「まずは、ご仏壇へどうぞ」と言われ、ご仏壇へのお参りが終わってはじめて「ようこそいらっしゃいました」と言って挨拶をしてくれるそうです。家の主は、仏様であり、それだけ、仏様を大切にしている地域なんですね。その方は、幼い頃から仏壇へのお参りを厳しく言われたそうです。
先日、ある霊園にご依頼を受けて、法事に行ったのです。お墓の前で待ち合わせしたのですが、その顔ぶれをみた瞬間帰りたくなりました(笑)。ご両親は普通なのですが、息子さんたちが、茶髪や金髪に染め、耳にはピアス、服装もとても法事を勤める感じではありません。きっと、法事の態度も悪いんだろうなと思いながら、読経を始めたのです。そうしましたら、意外にも、とても、丁寧にお焼香をしてくれたり、私の法話も熱心に聞いてくれたのです。終わって、その息子さんたちに、話かけてみました、そうすると、「いい爺ちゃんだった、とても可愛がってくれた」と言ってました。
私は、その彼らを見て、眼には見えないものに対して敬意をあらわす、先祖を大切にするという生き方は、素晴らしいし、とてもカッコイイと思いました。
お寺にお参りする、法事を勤めるということは、とても、良い行いとされています。良い行いは、人生に良い結果をもたらせてくれます。亡き方のためと思っていたお参りが、実は、自分のためでもあるのです。なぜかといえば、眼に見えないものに敬意をはらう、いつも、仏様に見られている、見守られている、ということは、悪いことは出来ないという気持ちを持つということです。人間ですから、時には悪いことをしてしまう存在です、しかし、いつでも、軌道修正できるのです。そして、正しい道を歩むことが出来るのです。仏様を悲しませてはいけないのです。
今でもふと、日常生活の中で、亡くなられた方のことを、思い出すことがあると思います。「あんなこともあった、こんなこともあった、ああしてあげれば良かった、こうしてあげれば良かった。親に苦労ばかりかけた、親不孝だった、つまらないことで喧嘩しなきゃよかった。もっと優しい言葉をかけてあげればよかった」など、そんな切ない思いになったら、いつでも、お参りしてあげてください。それだけで、亡き方は、「ありがとう、ありがとう」と喜んで下さっています。
今でも、亡き方とつながっていることを忘れないで下さい。浄土真宗では、人が亡くなったら、それで終わりじゃない、みんな、お浄土にお生まれになるのです。そして、いつでも、皆様の元で帰って来て下さっているのです。これからも、皆様を見守り続けてくれています。
残された者には、亡き方の分まで、一生懸命生きねばならない責任があります。その責任を、自分なりにしっかりと果たすことが大切でありであり、亡き方が喜んで下さることです。
法要には、私 住職と、弟と、私の長男の3名でお勤めさせて頂きました。
ご参加誠にありがとうございました。