浄土真宗本願寺派 法徳寺ブログ

神奈川県厚木市にある浄土真宗本願寺派(西)のお寺です。
永代供養墓10万より受付中です。

平成24年度 報恩講

2012-10-20 10:03:55 | 法要

平成24年度 法徳寺の報恩講を10月9日~10日に行いました。

両日共にお天気も良く、盛大に行うことが出来たことをお礼申し上げます。

普段の法要とは違い、たくさんの僧侶とご門徒の皆様と共に、阿弥陀さまへ読経を致しました。

その後、住職より法話、そして接待所にて、お齋(おとき)を頂きました。

            

本堂前の親鸞聖人前の銅像にもお焼香台が用意され、たくさんの方々がお参りされました。


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お彼岸法要 3月21日

2012-03-30 10:55:39 | 法要

先日、春の彼岸法要が勤められ、沢山のお参りを頂きました。その際、私、住職がお話をさせて頂いた法話をご紹介します。↓

先日、週刊誌を読んでおりましたら、野田総理が、ご自宅から首相公邸に、お引越しをされる際に、仏壇を購入され安置されたという記事が出ておりました。記事になるくらいですから、首相が、公邸に仏壇を置かれるというのは珍しいことなようです。しかも、野田首相は、浄土真宗本願寺派の熱心な門徒だというのです、菩提寺は、千葉県船橋市にあり、皆さんと同じように、お寺での大きな行事には参加され、法話に耳を傾けることもしばしばということで、しかも、政治家として特別な扱いではなく、一信者として、熱心に法話に耳を傾けておられたそうです。奥様は、昨年4月より京都の西本願寺で勤められていた、親鸞聖人750回大遠忌にも2回お参りされているそうです。私は、その記事を見て、急に、野田総理のことが身近に感じられ、応援したくなってしまいました(笑)。

仏壇といえば、先日、葬儀でお会いした方からお聞きしたのですが、その方は、今でも、九州の実家に帰ると、家の主が、「まずは、ご仏壇へどうぞ」と言われ、ご仏壇へのお参りが終わってはじめて「ようこそいらっしゃいました」と言って挨拶をしてくれるそうです。家の主は、仏様であり、それだけ、仏様を大切にしている地域なんですね。その方は、幼い頃から仏壇へのお参りを厳しく言われたそうです。

 先日、ある霊園にご依頼を受けて、法事に行ったのです。お墓の前で待ち合わせしたのですが、その顔ぶれをみた瞬間帰りたくなりました()。ご両親は普通なのですが、息子さんたちが、茶髪や金髪に染め、耳にはピアス、服装もとても法事を勤める感じではありません。きっと、法事の態度も悪いんだろうなと思いながら、読経を始めたのです。そうしましたら、意外にも、とても、丁寧にお焼香をしてくれたり、私の法話も熱心に聞いてくれたのです。終わって、その息子さんたちに、話かけてみました、そうすると、「いい爺ちゃんだった、とても可愛がってくれた」と言ってました。

 私は、その彼らを見て、眼には見えないものに対して敬意をあらわす、先祖を大切にするという生き方は、素晴らしいし、とてもカッコイイと思いました。

 お寺にお参りする、法事を勤めるということは、とても、良い行いとされています。良い行いは、人生に良い結果をもたらせてくれます。亡き方のためと思っていたお参りが、実は、自分のためでもあるのです。なぜかといえば、眼に見えないものに敬意をはらう、いつも、仏様に見られている、見守られている、ということは、悪いことは出来ないという気持ちを持つということです。人間ですから、時には悪いことをしてしまう存在です、しかし、いつでも、軌道修正できるのです。そして、正しい道を歩むことが出来るのです。仏様を悲しませてはいけないのです。

 今でもふと、日常生活の中で、亡くなられた方のことを、思い出すことがあると思います。「あんなこともあった、こんなこともあった、ああしてあげれば良かった、こうしてあげれば良かった。親に苦労ばかりかけた、親不孝だった、つまらないことで喧嘩しなきゃよかった。もっと優しい言葉をかけてあげればよかった」など、そんな切ない思いになったら、いつでも、お参りしてあげてください。それだけで、亡き方は、「ありがとう、ありがとう」と喜んで下さっています。

 今でも、亡き方とつながっていることを忘れないで下さい。浄土真宗では、人が亡くなったら、それで終わりじゃない、みんな、お浄土にお生まれになるのです。そして、いつでも、皆様の元で帰って来て下さっているのです。これからも、皆様を見守り続けてくれています。

 残された者には、亡き方の分まで、一生懸命生きねばならない責任があります。その責任を、自分なりにしっかりと果たすことが大切でありであり、亡き方が喜んで下さることです。

 

法要には、私 住職と、弟と、私の長男の3名でお勤めさせて頂きました。

ご参加誠にありがとうございました。


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法要

2012-03-12 10:12:49 | 法要

3月11日 法事の後、住職(私)と弟二人で東日本大震災の被災者に対し、読経を勤めさせて頂きました。


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新年法要

2012-01-18 10:23:00 | 法要


今まで、ホームページの行事レポートで紹介してきました合同法要の様子を今後は、ブログの方で紹介しようと思います。

まずは、2012年(平成24年)1月2日、法徳寺本堂において、行いました新年法要です。
新しい年を阿弥陀様の前で、たくさんの皆さまとお経を唱えました。

当日は3回法要を行いましたが、午前中1回目の、10時の回に、人が集中してまいました。
       
今年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。 


ここで、新年法要での法話の一部をご紹介いたします。




(法話講師 伊東知幸)

皆さんあけましておめでとうございます。
三月十一日の震災のことを考えますと、おめでとうと申し上げるのも、ためらう気持にもなります。
しかし今年一年を明るくする為に、また新たな気持ちで冗談も織り交ぜながら話したいと思います。

 昨年の流行語大賞は「なでしこジャパン」でしたね。そのほかは震災の用語なども挙がっていますが、
皆さんが今年一番印象に残った言葉は、なんといってもあのACジャパンのCM「ぽぽぽぽ~ん」じゃ
ないでしょうか。あのCM正式には「あいさつの魔法」と称しまして、震災直後企業がCMを自粛した
お陰で、極めて頻繁に放送されたので皆さん覚えていると思います。
内容としては可愛い動物キャラクターが色々変身し挨拶を勧めるのですが、なにせあれだけ大量に放送
されて、ウンザリした方も多かったのではないでしょうか。

しかし挨拶は声に限ったものではありません。「よおっ」と挙手をしたり、頭を下げお辞儀をしたり、
手を取り合い握手をしたり、また自衛隊では敬礼が挨拶と言えるでしょう。

 仏教の挨拶とは何でしょうか。ズバリお念仏です。新年から、皆さんのように有名神社などには行かず
御縁のあった法徳寺にお参りし、一緒にお経を称えその前後にはお念仏を称える。これほど先祖が喜ぶこ
とはないのではないでしょうか。お念仏は決して難しい呪文ではありません。
手のひらを合わせ、南無阿弥陀仏と口に出すことは、今の生活に感謝をし、ご先祖を敬いたたえる言葉なのです。
間違っても「祟りが起きないように、先祖の怒りを鎮める」だとか「どうか、運勢が上がり幸せやお金が
手に入りますように」という身勝手な解釈はしないでください。

お念仏は今の生活を報告し、これからも見守っていてくださいと願う先祖との挨拶です。煩悩にまみれ厳しい
修行の出来ない私達が、唯一つ出来る良い行い「お念仏」を今年も欠かさないようにしましょう。

 また挨拶という言葉は禅宗の用語が元になったそうです。
修行僧が互いの修行の成果を、質問しあうことで悟りや知識の深さを確認しあう。これを挨拶と言ったそうです。

 禅宗と言えば、私の義父、千葉の住職は北海道の禅寺の出でして、僧籍は浄土真宗ですが禅宗の教えが身に
ついています。禅宗では行住坐臥と言って、寝る、食べる、坐禅する、掃除をするといった生活の全てが修行だと
説いているので、掃除にはたいへん厳しいのです。禅宗の教えでは汚れている、いないは関係ないのです。
身の回りを綺麗に磨く行為そのものが修行であり、身も清めるという考えがあるので、年末の大掃除には毎年苦労します。
というか一年中掃除掃除と怒られています。

 最後にその住職が法事で最も多く話す、話をしたいと思います。

今から2500年前お釈迦さまが、説法の旅の途中ある親子に諭しました。
「あの木の幹を御覧なさい。太い幹が一家の主。枝、小枝が子供、孫。
その一家を支えるのがぎっしり張った根であって先祖なのだ。知恵のない人は枝、小枝に肥やしを与え枯らしてしまう。
知恵のある人は根っこに肥やしをやり、その木は生い茂る。その根っこに与える肥やしを供養と言うのだ」

つまり、子供や孫に贅沢な物や金を与えることは、決して一家の繁栄にはなりません。
ご先祖を敬い手厚く供養をすることが、一家の幸せにつながるのです。
 私もつい子供に物を買い与えてしまいますが、決して本人のためになっているとは言えないものばかりです。
ご先祖が喜ぶお金の使い道(勉強用具だとか)を考え、改めていきたいと思います。
     

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