2月3日 13時半より
法話会が開催されます。
講師 毛利祥生師
お参りお待ちしております
参加費などはございません
お釈迦様の教え 仏教の開祖である、お釈迦様の教えは、三法印(諸行無常、諸法無我、涅槃寂静)が基本であると言われています。 写真1
諸行無常は、「平家物語」の冒頭(祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり・・)であまりにも有名ですね。これは全てのものは変化し続けて、不変なものは一つもないという意味です。具体的には、財産や所有物も必ず変化し朽ちていくとか、今は健康で若々しくても必ず老い死ぬ時が来る、と戒めることですが、それらに執着し欲望が果てることがない人間の愚かさも示しています。 次に諸法無我、すべての存在は、因縁によって生じているということです。因縁とは縁起とも言い、全てのものが他との関係によって成り立っているということ。これは「空」の思想に似ているのですが、自分がいるのは親が産んでくれたおかげや、物があるのは材料、加工や流通のおかげとかだけでなく、自分の存在は周りの物や人との比較や関係によって、存在していることを認識(意識)できるといったような、意味があります。ちょっと難しいですね。 最後に涅槃寂静。これは上記2つの真理を悟り、全ての執着から解放されてとき、穏やかで自由な境地が訪れるということです。 写真2
お釈迦様はこのように三法印を説き、仏教の基本思想としました。そして諸行無常を説いて、万物の流転を教えていますが、この三法印の教えだけは不変の真理だと教えています。 参考文献 図解雑学Q&Aやさしくわかる仏教 ナツメ社