浄土真宗本願寺派 法徳寺ブログ

神奈川県厚木市にある浄土真宗本願寺派(西)のお寺です。
永代供養墓10万より受付中です。

法話会

2014-02-27 17:51:35 | お知らせ

次回、法話会は、3月3日(月)13時30分より開催致します。

どなたさまも、お参りお待ちしております。


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3月の法話

2014-02-27 17:43:46 | 法話
いろは歌

 先月はお釈迦様が説いた教えの根本である「三法印」について話しました。諸行無常、諸法無我、涅槃寂静、そのどれも聞き覚えがあるようですが、なかなか奥が深い意味だと思いませんか?その三法印、仏教徒だけに関係する教えではなかったのです。あの「いろは歌」は三法印の教えを現わした言葉なのだそうです。

 昔から、かな文字習いの手本として用いられてきた「いろは歌」が仏教の世界観を表していたなんて、私は正直驚きました。実際は三法印の教えが書かれている「涅槃経(浄土真宗では拝読しません)」の中の「諸行無常、是生滅法(ぜしょうめっぽう)、生滅滅已(しょうめつめつい)、寂滅為楽(じゃくめついらく)」の経文をもとにしたのです。

写真1

色は匂へど散りぬるを、(美しく香り高い花もやがて散ってしまう)

諸行無常・・すべてのものは変わり続ける

わが世誰ぞ常ならむ。(この世にあるものはすべて移り変わるのだ)

  是生滅法・・生まれたものは、やがて滅していく

有為の奥山けふ越えて、(有為転変の苦悩の山を今日越えてしまえば)

  生滅滅已・・諸行無常を越えて涅槃に入れば

浅き夢見じ酔ひもせず(浮世のはかない夢を見たり酔いしれることもない)

  寂滅為楽・・真の安らかな気持ちになることができる

写真2

という意味だそうです。3行目の涅槃に入ればというのは、諸行無常、諸法無我の真理を悟り、全ての執着から解放されたとき、穏やかで自由な境地が訪れる事です。簡単なようですが、全ての仏教徒がその涅槃(解脱)を目指しているにもかかわらず、真に解脱できたのはお釈迦様だけだと言われています。

                  参考文献 図解雑学Q&Aやさしくわかる仏教


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