今月に入り、ご葬儀を頻繁にご依頼を受けます。例年ですと6月は、ご葬儀はあまりないのでございますが、今年は忙しい6月でございます。それに加えて、毎日、たけのこを掘り、毎日、梅の世話をして、明日は、重要なお寺の会議があり、毎日慌ただしいことでございます。また、新しい永代供養式個別墓地の完成も間近であります。
私は、様々な方のご葬儀にお参りをさせていただくと、死にざまと言うのは、その人の生きざまをあらわす鏡であると思うのであります。それは、私たちの行いによって結果が生じるのですから、当たり前なことであります。自業自得であります。良い結果も悪い結果もその人の行いによります。ご葬儀にお参りしたときのご家族の雰囲気で、その人が、どのような生き方をされたかが分かります。その方とは面識がなかったとしても、どのような生き方をしてきたのかは、すぐにわかるのです。しかし、阿弥陀如来の救いは、どのような生き方をしたとしても、救いの条件にはないのであります。私たちは、自分の思い通りには生きられないのであります。だからこそ、阿弥陀如来は、私たちに条件をつけなかったのです。そろそろ半夏生が見頃になってきました。それではまた。
