Romarin フランスの草の根となって

住み始めた時は腹がたち、住み慣れると離れがたいフランスにすみ、45年の年月がたちました。日々のことなど綴ります。

ストと渋滞

2005年05月26日 | 生活
私のすんでいる町で、バスの運転手が乱暴されました。
よくあるらしく、最近とみに頻繁になってきた所に、
これまでにない乱暴のされ方だったらしく、公共交通機関の運転手が
今日一日ストをしました。
ストをするときは普通、予告するのが決まりですが、
突然だったものですごい渋滞が起こりました。
朝ラジオをつけたら、一番のニュースになっているほどなので、
非常に恐れながら出かけたのですが、意外にすんなり行けてほっとしました。

フランスは、何か気に入らないことがあるとすぐにストをするのですが、
場合によってはなぜ普通の市民がとばっちりを受けるのだろう、
ほかに方法があるのではないかと思われることがしばしばです。

フランス人は盛り上がりやすい国民と、わたしは見ています。
誰かが熱して話すと、状況が合致した場合に、みな燃え上がって
それに反対意見(たとえ理性的で正しくても)を出すと総すかんを食うか、
とてもいえない雰囲気になるかどっちかです。

その辺をうまく切り抜けながら物事をしないととんでもないことになる
こともあります。
とても面白い国民性ですよ。
個人主義でありながらみんなで燃えるという・・・