またまた、「竜馬がゆく」からの抜粋です。
●二百数十年、遠州掛川から来た上士どもは土着武士の郷士を差別してきた。犬猫同然に扱ってきた。同席するのも穢れとしてきた。人間が人間を差別するとこうも人間の血を異常にするものか。
これは土佐藩のことを言っているわけですが、土佐藩は非常に上下関係、
身分の差を重んじていました。郷士は、かなり高い石高をもらっていても、
身分は上士の下であり、お殿様に謁見することが許せませんでした。
竜馬が回天の業をなそうとしているときに、この土佐藩をも抱き込んで、
薩長土をもってして、幕府を倒すことを考えていました。
ただ、そのためには土佐藩の中のこの差別感を何とかしないと成し遂げ
られないわけです。
手を組もうとしている上役である後藤象二郎が竜馬に会いに来ると知った
ときに脱藩した竜馬の仲間(郷士)が、後藤を殺そうとしたときの様子を
竜馬が心のうちで思ったのが、この抜粋した部分です。
もしかしたら、同人種の中での差別の方が、異人種の差別より、
陰湿かもしれないと思いました。
●二百数十年、遠州掛川から来た上士どもは土着武士の郷士を差別してきた。犬猫同然に扱ってきた。同席するのも穢れとしてきた。人間が人間を差別するとこうも人間の血を異常にするものか。
これは土佐藩のことを言っているわけですが、土佐藩は非常に上下関係、
身分の差を重んじていました。郷士は、かなり高い石高をもらっていても、
身分は上士の下であり、お殿様に謁見することが許せませんでした。
竜馬が回天の業をなそうとしているときに、この土佐藩をも抱き込んで、
薩長土をもってして、幕府を倒すことを考えていました。
ただ、そのためには土佐藩の中のこの差別感を何とかしないと成し遂げ
られないわけです。
手を組もうとしている上役である後藤象二郎が竜馬に会いに来ると知った
ときに脱藩した竜馬の仲間(郷士)が、後藤を殺そうとしたときの様子を
竜馬が心のうちで思ったのが、この抜粋した部分です。
もしかしたら、同人種の中での差別の方が、異人種の差別より、
陰湿かもしれないと思いました。