Romarin フランスの草の根となって

住み始めた時は腹がたち、住み慣れると離れがたいフランスにすみ、45年の年月がたちました。日々のことなど綴ります。

ビエンナル ドゥ ラ ダンス

2006年10月01日 | 生活
わが町の二年毎のイベントに「ビエンナル・ドゥ・ラ・ダンス」があります。
1984年にダンス協会会長のギー・ダルメ氏が発案したもので、ダンスをよりよく理解してもらおうとこのフェスティヴァルを立ち上げました。

9月13日に始まり、今日9月30日が最後でした。
開催中は町のあちこちでダンスの催し物があります。

その最後に、わがオーケストラとマリー・シュイナールのダンスグループとで、ドビュシーの「牧神の午後」とストラヴィンスキー作曲「春の祭典」を演奏しました。

舞台の前でダンス。オーケストラが後ろで弾く形です。
マリーの振り付けは体の上半身をしなやかに動かしながら体全体がくねるように踊ります。

演奏中は踊っているところはあまり見る事が出来ませんが、とにかくダンサーの迫力に圧倒されました。

ドビュッシー作曲「牧神の午後」では女性一人のダンスですが、ものすごい声を発しながら踊りに没頭していました。

「春の祭典」は男女とも上半身裸です。背中の動きとか、腕の動き、首など、人間のできる限りの可能な動きを使っての踊り。
近くにいますので、ダンサーの息遣い、表情などが見え、いかに踊りに没頭しているかが見えました。

ダンスってなんて素晴らしいのだろうとまた認識を新たにした次第です。