昨年、パリ郊外のクリシー・スー・ボワで少年二人が警察に追われていると勘違いして高圧電気にあたって死亡した事故をきっかけにフランス中で暴動が起こった事を記憶していらっしゃる方も多いと思います。
一年たった今、またその事件の記憶を思い出すかのように怪しい空気がフランスに漂っているようです。
バスに若者が乗り込んで銃を突きつけ、バスをのっとりその挙句にバスを焼いたり、去年のように車に火を放ったりと言う事件があそこ、ここで起こっています。
気をつけなければいけませんが、こういう事態がまた起こるのはフランスにとって本当に悲しい事です。
ドゥ・ヴィルパン首相はうわべだけの治安保持だけでなく、教育の仕方を根本的に考え直して対処する必要があるとし、その方針で改革を推し進めていますがまだその芽が出ていないようです。
それでも、今日の新聞でほっとする記事が出ていました。
ドゥランシーという、セーヌ・サン・ドゥニ(パリ郊外の町。最も治安が悪いとされている地区のひとつ)のカルチエに住んでいる、サミ、ステーヴ、ガリブ、ザハイール、ジャメルという五人の25歳の若者たちが、アソシエーションを立ち上げました。
彼らはこの麻薬と暴力のはびこる町のことを知り尽くしていて、その中でも、仕事を持てた幸運な若者です。
彼らが、何も行動を起こせない町を憂いて、海に行く旅行、野外での映画鑑賞、などの行事を計画して、少しでも昔のような、人とのつながりを持つ機会を作ろうとしているそうです。
彼らは大げさな事はせず、単にパリのすぐそばに住みながらエッフェル塔すら見た事のない若者に、外の世界を見るチャンスを作ろうとしているのです。
市もその行動に賛意を示し、積極的にバックアップをしているとか。
気持ちのゆとりを持てる場を作ることは重要。でもなかなかことはうまく運ばないのが現状です。
地域の機微を知り尽くしている彼らの活動に心から応援したい気持ちです。
一年たった今、またその事件の記憶を思い出すかのように怪しい空気がフランスに漂っているようです。
バスに若者が乗り込んで銃を突きつけ、バスをのっとりその挙句にバスを焼いたり、去年のように車に火を放ったりと言う事件があそこ、ここで起こっています。
気をつけなければいけませんが、こういう事態がまた起こるのはフランスにとって本当に悲しい事です。
ドゥ・ヴィルパン首相はうわべだけの治安保持だけでなく、教育の仕方を根本的に考え直して対処する必要があるとし、その方針で改革を推し進めていますがまだその芽が出ていないようです。
それでも、今日の新聞でほっとする記事が出ていました。
ドゥランシーという、セーヌ・サン・ドゥニ(パリ郊外の町。最も治安が悪いとされている地区のひとつ)のカルチエに住んでいる、サミ、ステーヴ、ガリブ、ザハイール、ジャメルという五人の25歳の若者たちが、アソシエーションを立ち上げました。
彼らはこの麻薬と暴力のはびこる町のことを知り尽くしていて、その中でも、仕事を持てた幸運な若者です。
彼らが、何も行動を起こせない町を憂いて、海に行く旅行、野外での映画鑑賞、などの行事を計画して、少しでも昔のような、人とのつながりを持つ機会を作ろうとしているそうです。
彼らは大げさな事はせず、単にパリのすぐそばに住みながらエッフェル塔すら見た事のない若者に、外の世界を見るチャンスを作ろうとしているのです。
市もその行動に賛意を示し、積極的にバックアップをしているとか。
気持ちのゆとりを持てる場を作ることは重要。でもなかなかことはうまく運ばないのが現状です。
地域の機微を知り尽くしている彼らの活動に心から応援したい気持ちです。