Romarin フランスの草の根となって

住み始めた時は腹がたち、住み慣れると離れがたいフランスにすみ、45年の年月がたちました。日々のことなど綴ります。

サルコジーの訪問

2007年06月29日 | 生活
私の友人の住んでいるすぐ近くで警官が射殺された事件がありました。

射撃訓練場のあるところに、土曜の夜中に泥棒が来たというのを警察が察知して、警官が出向きました。その警官たちの上官が、自ら先頭に立って指揮を取っていたら、5メートルの至近距離から撃たれてしまい、死亡したのです。

防弾チョッキをつけていなかったために、死亡にいたってしまいました。

今日、その警官のお葬式でした。分刻みの予定のあるサルコジー大統領がそのお葬式に来たそうです。しかもまたパリへとんぼ返りして、またすぐにこちらの予定されていたコンフェランスにくるとか。

若い行動的大統領です。

ちなみにその射撃場近くに住んでいた友人はそのドラマのあったころの時間にほかの友人たちと帰ってきました。そのとき花火が上がっていたそうですが、一度、花火とは違う爆発音を聞いたらしい。多分、時間的に見ても、それが警察を撃った銃発音と考えられます。

この時は友達もそんな事件があったとは知りませんでしたから、後でこの警官死亡のニュースを聞いて、友人の家から帰っていった友達に帰りは大丈夫だったかどうか聞いたそうです。

その友人は現場近くを通りかかった時に、頭をすっぽりと覆った拳銃を持った男に止められ、「車のドアを開けろ」といわれたそうです。
実はそれは警察でしたが、とっても怖かったとか。それはそうですよね。

泥棒たちは射撃場にある銃を盗もうとしたといっているけれど、銃はそこには置いておかないらしいです。だから空っぽのはずで、そこで訓練を受けていた犯人はそれを知っていたのに何故そこに行ったのか。

いやいや物騒です。

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3 コメント

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サルコジと小泉 (北村隆男)
2007-06-30 14:29:49
こんにちは、まったく、たいへんなことですね。
ところで新大統領と小泉さんを比較してる人がいました。

「なぜ若者は小泉首相が好きだったのか?」
http://cmad.nikkeibp.co.jp/?4_6770_227514_79

日本は今どちらかというと年配の人の不安、年金のことでてんやわんや、しかし若い人は案外さめて見てる気がします。

よく考えてみると笑える話ですが、よく管理者会とか監視社会の恐怖を訴えるジャーナリズムやSFがありますが、日本の管理なんてこの程度だったんですね、年金番号すら、まともに運用できないていたらく。(しかしこれは案外と深い本質ついた問題かもしれません)
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>サルコジと小泉 (romarin)
2007-07-02 00:44:09
北村君、コメントをありがとう!

政治家というのは深い考えを持って我々がわからないところまで掘り下げてくれる人かと思っていましたが、(大分前までですが・・・・)案外と低レベルの時点で物事を運んでいるような気がしてなりません。

権利者が自分の権利を固執して動かそうとしないが若者はその下で流動しているというのは歴史を通じて変わらないことのように思えます。

サルコジの危険性はわかりやすいうわべだけで物事を運ぶ事かな?という気がするんですが。

大衆受けを狙うという面で小泉と通じるところはすごくありますね。
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政治戦略 (北村隆男)
2007-07-02 21:11:14
こんばんは、政治というのを見る時、ついマスコミの紋切り型の解説にまるめこまれて、わかったつもりの片付け方にならってしまいます。ときおり違う角度から軽くショックを受ける必要があります。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/person/20070626/128346/

上記の記事は昭和40年生まれの作曲家の伊東乾氏のコラムです。東大建学以来初の音楽実技の教官だそうです。ノルウェーという国の戦略について書いてますが、あえてEU加盟しないノルウェーという国はそちらではどんな風に見られているのでしょうか?
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