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みなさま
年末ですね。
年越しの準備が忙しい頃かと思いますが、いかがお過ごしでしょうか?
さて、私は今、海外にいます。
何人かの方には(授業でも)お話ししましたが、12月22日早朝、羽田空港からベトナム経由でカンボジアに入るつもりでした。
まずはベトナムのハノイに向かい、その後アンコールワットのあるカンボジアのシェムリアップにに1週間滞在したいと考えていたのです。
アンコールワットは18年ぶりになります。
以前行ったときには、アンコールワットの前に地雷で手や足をなくした人が、物乞いをしていました。
また当時は地雷の除去がまだまだ追いつかず、アンコールワットの周りにある遺跡には立ち入りが禁止されていました。
今回アンコールワットワットに行くことになったのは、東工大の大学院生が遺跡のすぐそばにあるフリースクールでボランティアをしていて、
その応援に行くつもりでした。
さて、22日の話に戻りますが、
チェックインカウンターに行くと、なぜか私の予約がエラーになってしまいます。
グランドスタッフの若い女性の顔が曇っていました。
実は、カンボジア入国のためのパスポートの残存期間は6ヶ月必要なのですが、それに2日足らないことがわかったのです。
もちろん旅行は強制キャンセルとなりました。、
2ヶ月以上前から18年ぶりに訪れるカンボジアを楽しみにして、関係者や友人にも連絡を取っていましたが、
全て自分の不注意で水に流れてしまいました。
この時のショックは言葉では表せません。
仕方なく、カンボジアで待つさまざまな人たちに連絡、ホテルをキャンセルと2時間ほど頑張りました。
すると、ちょっとずつ別の感情が生まれてきました。
せっかく取ったお休みですし、「ここをなんとか」という気持ちになったのです。
そこで、6ヶ月未満のパスポートでも渡航できるイタリアのベネチアに行き先を変更、
すったもんだの末、22日の午後10時ドバイ経由の飛行機に乗り、イタリアへやってきました。
真夏のクリスマスから真冬のベネチアのクリスマスを過ごすことになりました。
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イタリアにも私の元学生が数人住んでいます。特にベネチア大学の日本語科卒業の学生は日本語も通じます。
ベネチアに着いてから何人かに連絡すると、「ぜひ会いたい」というメールが3人から届きました。
やっぱり学生とはいいものです。
「先生が来る」とクリスマスの忙しい時に時間をとって会いに来てくれました。
一方でカンボジアの元学生たちからは「え〜!なんで来ないの?!」と書いた残念メールが送られてきました。
幸せなクリスマスですね。
本当に1年の最後がまたまたお騒がせ、でした。
でも、今回は窮地に陥っても「ここをなんとか」と言う気持ちが自分を立ち直らせるのだと、気づきました。
転んでもただでは起き上がらない、という自分のしたたかさにも驚きですが、、、
それではみなさまに
Merry Christmas & A happy new year
イタリア Venezia.S.C にて
吉本惠子
*今年度はこれが最後のブログの更新となります。ありがとうございました。