瀝瀝(れきれき)散歩道

瀝瀝というのは「水が音をたてる様子/風が音をたてて吹く様子」つまり、「ありのままの風景」ということでしょうか。

強運は自らが作り出す

2017-10-28 21:30:42 | 日記


まだ30代の頃、よく中国に出張していました。
山東省の青島に行った時、仕事の合間、中国の貿易会社の人に「占い横丁」に連れて行ってもらいました。
繁華街の路地の奥まったところに入っていくと石の階段があり、そこに何人かのおじいさんが座っていました。
その人たちが占い横丁の占い師だったのです。訛りの強い山東省の言葉(北京語です)を話しましたが、よく聞き取れませんでした。

「あなたは海の向こうに行って国と国との架け橋となり、仕事をするだろう」と言われて、私は
「すごい、当たってる!」と感動しました。
今考えれば、中国の地方都市である青島の路地裏にスーツと革の鞄、パンプスを履いた外国人の会社員が来れば
そりゃ、想像がつくでしょ!ということになるのだと思いますが、、。
「あなたのほくろの位置は「優しさ」を表している、、、」
さらに「あなたの顔を見ると(顔相)強運の持ち主だ」と占い師のおじいさんに言われ、私は小躍りするほど嬉しかったです。
今考えれば、、、、なんですけれど。

さて、今日はこの「運」について考えてみたいと思います。
実は「運というものは向こうの方からやってくる!」と私もずっと考えていました。
ところが、「運は自分でつくりだすもの」だという人もいるのです。
また「運の強い人のところにはさらに強い運がやってくる。運の弱い人のところにはもっと悪い運がやってくる」と
中国人に言われたことがあります。
今なら「なるほど」とうなづけます。

米スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授は
「個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される」述べ、
その偶然を計画的にデザインし、自分のキャリアを良いものにしていこう、というポジティブな主張をしています。
これを「計画された偶発性理論」というのですが、、、

考えてみれば、私が中国で遺跡の仕事をするようになったのも、
大学の講師になったのも、偶然の巡り合わせが多かったように思います。
ただいつも「遺跡に行ってみたいな〜」とか「こんな先生になりたい」とか周りの人に発信していました。
だから、知人や友人が私を思い浮かべて「あ、そういえば彼女が働きたいって言っていたかも」なんて
仕事を紹介をしてくれたのかもしれません。

クランボルツ教授の「計画された偶発性理論」では、個人のキャリア形成をもっと幅広くとらえ、
その8割が予期しない出来事や偶然の出会いによって決定されると考えます。
(運かも?)
重要なのは、その偶然を避けるのではなく、当人の主体性と努力によって最大限に活用すること。
さらには予期しない出来事をただ待つだけでなく、自ら創り出せるように積極的に行動したり、
周囲の出来事に神経を研ぎ澄ませたりして、
偶然を意図的・計画的にステップアップの機会へと変えていくべきだというのが同理論の中心となる考え方です。
これを実践するために必要な行動指針として、クランボルツ教授は次の5つを挙げています。

(1) 「好奇心」 ―― たえず新しい学習の機会を模索し続けること
          好奇心は刺激を生みますよね。映画を見ることも講演会や講習に行ってみること、なども大切です。
(2) 「持続性」 ―― 失敗に屈せず、努力し続けること
          継続は力なり、、、(私が言うと、力がありませんが)
(3) 「楽観性」 ―― 新しい機会は必ず実現する、可能になるとポジティブに考えること
          なぜできなかったんだろう、と考えるより どうしたら(今度)できるだろうか と考える
(4) 「柔軟性」 ―― こだわりを捨て、信念、概念、態度、行動を変えること
          受容性を持ちましょう。新しい考え方も必要です
(5) 「冒険心」 ―― 結果が不確実でも、リスクを取って行動を起こすこと
          できないと思うのではなく、できるかもしれないからチャレンジしてみようと考える

ぜひ、上記の5つ留意してみてくださいね。

さて、先週は札幌出張、台風に見舞われました。
明日から沖縄に出張します。
またまた台風が来ています。
嵐を呼ぶ、、いえいえ嵐に向かって進んでいきたいと思います。













50代の再就職を考える会、ふたたび!

2017-10-22 22:43:25 | 特別職国家公務員


台風を避けて、札幌への出張を1日早めました。
羽田からの飛行機は遅れたけれど、夕食の時間には札幌のホテルに入れました。
これから3泊4日、こちらにいます。
寒いですね〜、、やはり北海道は北の国です!ただ、紅葉は今が盛りです。
今日は北の国から「再就職への熱い報告」をお届けします。





昨日、50代の再就職を考える会の二回目を四谷で開催しました。
22名の参加でした。
前回は女性が中心、今回はテーマの関係からか、男性が圧倒的に多かったです。
10月のゲストはアスレティックトレーナーの業界から
カリスマ的存在のワイズスポーツ&エンターテイメントの山本社長、
劇団四季で主役、ソリストを21年間も続けてきた井上さん(ワイズスポーツ)
そして現役で若手、爽やかな川島トレーナーに来ていただきました。

テーマは「健康、スポーツ、介護」です。

まずは私たちにはちょっとわかりづらい「アスレティックトレーナー」について
どんな仕事なのか、山本社長にお話をしていただきました。

アスレティックトレーナーは、競技者(スポーツ選手)がイキイキと活躍できるよう、さまざまな面からサポートを行う仕事です。
具体的には、競技者の健康管理やスポーツ障害・外傷の予防、応急処置、リハビリテーション、
体力トレーニング、コンディショニング等多様な業務を担当します。
トップアスリートとの専属契約やプロのスポーツチームで活躍する人がいるほか、スポーツジムやフィットネスクラブ、
地域のスポーツ施設などでも必要とされる仕事です。

今後はアクティブシニア(60歳以上の健康な高齢者←私もです)の健康管理、体力作り、スポーツ指導
介護施設での高齢者のための健康維持のための指導
全国の中学、高校でのスポーツテストの実施など、ワイズスポーツのトレーナーたちの活躍はこれから
まだまだ続いていくでしょう。

我が家の近くにも幾つかのジムがあります。
そこには若いトレーナーたちがいて、トレーニングの器具の使い方を教えてくれたり、
ストレッチやダンスの先生をしています。
しかし、アスレティックトレーナーの業界でも、早期離職は大きな問題だそうです。有名なアスリートやクラブの専属なら、それなりに収入はあるそうですが、そこまでの経験を積むのに時間がかかります。

会社ではそんな若い人たちをまとめて、励まして、目標を持って前に進めるようサポートする
プレーイングマネージャーを求めているのです。


さて、今回参加した方たちは業務管理教育の50代の卒業生たちです。
「差別化です。ガンガン売り込んでいいですからね。試しにやってみてください」
と、ちょっと背中を押してみました。
この勉強会に参加したことだけでも、大きな大きな一歩前進だと思うのですが、、、。
さらに民間に迫ってほしいと思いました。

これまで特別職国家公務員の再就職は「定年の日までしっかり勤め上げれば、おのずと仕事が来る!」と
そんな環境だったかもしれません。
しかし時代は変わりました。とても社会の流れが早く、ついていくのにやっと!の今日この頃です。
自分で自分自身の仕事を準備して選ばなくてはならない、家族のため、両親のため、そして何より自分自身のために再就職を成功させなければなりません。





劇団四季のトップ女優だった井上さんのサウンドオブミュージックのメドレーの歌の披露で会は最高に盛り上がりました。
素晴らしい歌声、澄んでいて力強い、、、
参加者のこれからの再就職への思いをさらに励まし、あと押ししてくださいました。




次回は来年3月ごろを予定しています。
再就職の準備に取り組んでいる方、大歓迎です。








離職率を激減させたあるアイデアとは?

2017-10-20 09:50:45 | 日記



地方都市の大きな医療グループでのお話です。

病院、ホスピス、介護施設、看護学校、幼稚園まで揃えた大きな医療グループは全国的にも有名で、見学者が後を絶ちませんでした。
給与も福利厚生も他の病院とほとんど変わりがありません。
子どもを持つ職員のために保育園さえ持つぐらいのグループです。
3交替制ではありますが、他の病院と同じぐらいの忙しさです。

ところがこのグループには問題がありました。
実は看護師さんが就職3年以内に辞めてしまう、半数近くが離職をする、という大問題です。看護師さんも3年勤めると、職場や仕事にも慣れてまさに戦力となってがんがん働ける時期です。

侃々諤々(けんけんがくがく)全施設のトップが集まっていろいろ対策を練りましたが、なかなかいい案が出ません。

ところがです、あるひとつのプランがみんなの反対を押し切って浮上しました。
他に代案もなかったので、思い切ってこの計画を採用してみました。

実はそのプランを採用すると、看護師さんの仕事はさらに忙しくなるのですが、、、なんと、離職率が急激に減っていきました。

さて、思い切って採用した案とはどのようなものだったのでしょうか?





いろいろな方策が考えられると思います。
例えば、給料を上げる、休みを多くする、職員食堂の食事をよくする、おしゃれなカフェ、お茶の飲める快適なスペースを作る、カウンセラーをおく、などなど

しかし、ここでは看護師さんたちのすべき事を増やしました。
増やしてみんなが元気になる(?)

答えは看護師さんたちのプロとしてのモチベーションを高めるため、研究会、あるいはスモールグループの勉強会を立ち上げて、順番に仕事の工夫を発表したり、研究をはじめたり、そんなことをしたのです。

人前で自分で工夫した事、興味のあるテーマを発表する、、、、これは自分の自己肯定感を高めるのですね、きっと。

離職率が激減した理由はこんなところにありました。




日本の面影〜教える人の品性

2017-10-16 22:24:47 | 日記


今、ある大学の授業で留学生と一緒に小泉八雲を読んでいます。

小泉八雲をご存知ですか?

「耳なし芳一」や「雪女」などの怪談を書いた明治の小説家です。
子どもの時、ちょっと部屋を暗くして、「耳なし芳一」の話を聞いたら、怖くて夜トイレに行けませんでした。
(ビビりなので、今でも行けなくなると思います)
まさに日本を代表する怪談の一つです。

でも、この怪談を書いた人が日本人ではなく外国人(ギリシア人)だったと聞いた時には、本当に驚きました。
「耳なし芳一」を書いたのは、明治の小説家であり、東大教授でもあったラフカディアオ・ハーン(=小泉八雲)です。

八雲は怪談だけではなく、日本人が心惹かれる随筆も幾つか書いています。

ラフカディオ・ハーンの名作選集「明治日本の面影」
小泉八雲の名前で出版されたものですが、私の大好きな随筆です。
この本を読むと、八雲の鋭い人やものへの観察力、日本人の心情、日本社会の多面的な分析、多彩な言葉の使い方に圧倒されてしまします。
ところどころに見える皮肉っぽさ、、でもその裏側には心豊かで人間味があふれ出ているように感じます。
また、随筆の中で八雲は、人が人を差別することの愚かさを幾度も説いています。

特に最初の短編、「英語教師の日記から」には
明治23年(1890年)から出雲(島根県)の松江の尋常中学と師範学校にお雇い外国人として1年間雇われた日々が綴られていて、現代と比べると興味深いです。

自分は日本語が何もわからないのに学校で教えることがとても愉快で楽しい、と書かれています。

>>「近代日本の教育制度の下では、教師は字義通り教師teacherであって、英語の支配関係のmasterではない。西洋では規律が必要と考えられているが、日本の生徒はそれとは反する自立を要求しそれを享受している。
公立の学校はどれもこれも熱気に満ちた小共和国で、実際問題として、教師がその地位を確保できるのは教師の能力と、品性が生徒に支持された時だけである。

八雲は日本の学校にはお金持ちの子どもも貧乏な子どももいるが、皆が助け合って勉強に励み、勉強をすることに喜びを感じている、感想も述べています。

生徒たちはかわるがわる八雲の家に遊びに行き、八雲と会話を楽しみました。また八雲はその土地に伝わる物語や絵、伝統工芸の品などを見せ、生徒を喜ばせました。

八雲はアイルランド人の父とギリシア人の母のもと、ギリシアで生まれました。しかし、八雲が幼い時に父と母は離婚しました。
16歳の時に学校で遊んでいて右目を失明。隻眼となりました。不遇な少年時代だったように思えます。

彼は20代前半からジャーナリストとしてアメリカで活躍します。
1884年、ニューオーリンズ万博の時、日本の農商務省の服部一三と出会います。八雲は日本という国に非常な興味を覚えたようです。
1890年の4月にはアメリカの雑誌社の特派員として日本の横浜につきます。八雲、40歳の時です。
そして7月には服部一三の紹介で松江の学校に英語教師として赴任することになったのです。
八雲にとって生まれて初めての教師生活です。





ある時、一人の生徒が八雲のところにきて、言いました。

「先生は、前の先生と違います。」
「どういう風に違いますか。」
「前の先生は私たちのことを野蛮人だ、と言いました。」
「それはなぜですか?」
「ゴッド、といっても、その先生のゴッドですが、、
そのキリスト教の神様以外に貴ぶべきものはなく卑俗で無知な者だけが、それ以外のものを尊敬するのだと言いました。」

「その先生はどの国からきた人ですか?」
「牧師で英国臣民であるといっていました。(略)ハーン(八雲)先生はこのことについてどう思われますか?」

「それは、君、その先生こそが野蛮人なのです。卑俗で無知で野蛮人なのです。
君のためにも祖国のためにも、君が先ほど述べたような悪意のある低俗な言葉を聞いたなら、
その人がどの国の誰であろうと、それに対して義憤を発することが君の義務です」

八雲は150年も前に生まれた人ですが、グローバルな視野を持ったジャーナリストでしたから、
日本の慣習、人々の文化を貴ぶべきことと心得ていたのですね。


http://www.hearn-museum-matsue.jp/index.html

さて、この「明治日本の面影」は文庫版で500ページのものですが、怖いお化けのお話だけではなく、
ハーンの日記や随筆が収められており、題名通り明治日本のある一面を知るにはとても素晴らしい教本だと思います。






外科医大門未知子に学ぶ

2017-10-14 16:24:58 | 日記



テレビドラマ「外科医大門未知子」の新シリーズが始まりました。
実は大門未知子、プロのフリーターの外科医です。
アルバイトで非正規雇用のお医者さん、でも実力はお墨付き
「私、失敗しないから!」という大門医師の言葉を聞くと、なんだか「スカっ」とします。
水戸黄門の
「この紋所が目に入らぬか」みたいな感じがします。
決まり文句です。

自分の専門性に自信を持てるってすごいですよね。
それも120%徹底しています。
大門未知子曰く
「医師免許がなくてもできる仕事はいたしません!」

私もちょっと言いたいです。
「マニュアル通りすれば誰でもできるような仕事はいたしません!」なんて、ね。
まあ、この年齢ですから、、、。




さてさて、ここで最近の私の課題です。
「いい先生」ってどういう先生なのでしょうか?

30年ほど前、教育学の分野では有名な先生に質問されました。
「huiziさん、いい先生と先生の違いはなんですか」

答えられませんでした。

置き換えても良いみたいです。
「いい上司と上司の違いはなんですか」
「いいリーダーとリーダーはどこが異なるのでしょうか」

先生はこう言いました。
「先生はそれぞれ自分の専門を持っていますよね。先生といえば、人は誰でも、その教科を教えられる
100%その人に聞けば、わかる、専門家なのだと思っています。」

「つまり、その道の専門家である、というところが前提なのです」

それでは「いい先生」とはどういう先生でしょうか?
専門性では誰にも引けを取らない、ということが前提です。
それプラス、

「相手とのコミュニケーションを十分はかることができる」
「相手の話を聴くことができる」
「相手が間違っていれば指摘し、励ますことができる」
「自分自身に精神的な余裕がある、、、」

などなど、もっともっとあるとは思いますが、例としてあげられます。

じゃあ、あなたは出来ているの?と自問自答すれば
答えは「、、、、」ですが、
それに向かって努力している、ということはできそうです。

いい先生のハードルはどんどん高くなり、ゴールは遠くなっていきます。
そこに向かっていくことが自分を磨いていくことだと信じて進みたいと思います。


















「おっしゃる通りです」作戦、再び!

2017-10-09 10:44:50 | 日記
先日、若くて才気に満ちた元気いっぱいの女性起業家と出会いました。魅力のある人で、きっとこれから社会のリーダーになっていくんだろうなぁ、すごいなぁ、と圧倒させられました。若いって、本当にいいです。



ただ、もし、ちょっとアドバイスさせてもらうとしたら、あまりにもクリティカルに反応していませんか?という一点です。




人に何かを言うときの順番を知っていると、その後の対応かかなり異なってきます。

相手とは違う考えなんだけど、それをどうにかうまく伝えたい、ってこと、よくありますよね。
そんなときは、「おっしゃる通りです」作戦が有効です。

1 まずは、相手の意見を
「おっしゃる通りです」「素敵な提案です」
「わ、すごい!」と受け止め、ほめます。
誰でも自分の意見に共感してもらえるのが嬉しいのです。

2 次に相手の意見に興味を持ちます。
例えば、
「鈴木さんの提案は本当に具体的でわかりやすいです」
「一つ質問させていただくなら、資金調達の方法はどうお考えでしょうか」

そうそう、質問して
鈴木さんに十分しゃべってもらいましょう。誰でも自分が提案した意見をもっと詳しく話したいのです。

話をしているとさらに気分がよくなってきます。

3 そして最後に
「あの実は資金調達についてなのですが、私はこのように思っています」と言うように自分の意見、あるいは反対意見を述べます。


意外にもこの方法が自分の意見を通したいときに、効果的です。世の中にはこの1、2、3、の順番を反対から話してしまう人が非常に多いです。

「なーんだ、そんな話。前にも聞いた事がある」
「また、理想論ですか。具体的な数字を出して」

なんて言われたら、もう相手は話す気がなくなるし、なんてこの人は嫌な人なんだ!と思うでしょう。
当然、人間関係が崩れて、あいつの意見なんか絶対聞きたくない、となる恐れがあります。

「太郎、このテスト、55点、お前はどんな勉強してたんだ!!」なんて、子どもを叱ったら、「うるせー!親父にわかるか!」なんて逆襲がきそうです。



さて、自分の意見を通したい時、
嘘だと思って、この方法をいちどやってみてください。

その名は「おっしゃる通りです」作戦です。






120%全力少年

2017-10-06 21:08:31 | 日記



陸上自衛隊中央音楽隊の定期コンサートに行ってきました。
うまいですね〜!吹奏楽では日本一、世界のトップクラスにも入るのではないでしょうか?
どのパートもいい音を出しています。
さらに全力投球!です。
気を抜かない、集中力があります。
それに客演の指揮者を迎えても(つまりどんな人とでも)1番の音を奏でようという気持ちが伝わってきます。
誰とでも共演できるのです。

この強さはどこから来るのでしょうか。

パッション(情熱)
技術(楽器を演奏する技術)
また音楽が人を動かす、と知っている
自信が感じられます。
コンサートは自己実現の場であり、複数の人で素敵な音を出す協働を実感できる最高の舞台です。

もともと、吹奏楽が好きでした。
静かな音楽だと爆睡してしまうので、迫力がないとダメなのです。

音楽隊の中に私の学生さんを見つけました。
その方のソロもありました。
ちょっと誇らしい気持ち!
「私の学生さんです」
一緒に来た友人に告げました。

120%の力を出し切っている、、、。

私も見習いたいものです。
まだまだですね、、、。



スキマスイッチの「全力少年」
思わず、聞いてしまいました!




手抜じゃない、働き方(クイズ形式)

2017-10-04 05:29:05 | 日記


ちょっと嬉しいことがありました。
先日、ある大きな職場で「女性活躍推進」のお話をしました。
当日はなんと、450名の人たちが集まってくださいました。(もしかしたら参加が義務付けられていたかもしれませんが、、、)
今日、概ね良し、と思われる講評をいただき、私は本当にホッとしました。
また、聞いてくださった方からたくさんのコメントをいただき、随分と励まされました。

この講演、お仕事としては大きなものでしたから、3週間ほど前から資料を集め、パワーポイントを作り、着々と準備していました。
途中、ちょっとエネルギー不足を起こしましたが、担当してくださった方を困らせながら無事(?)2日前に資料が完成しました。


さてさて、ここでお話は変わりますが、

「転職して1年目、仕事をするとき、どれくらいの力を出しますか」
1)120%
2)100%
3)80%

1)〜3)どれを選びますか?



この質問を2000名を超える私の学生さんたちにしてきました。
1)はクラスの5%ほど
2)はクラスの30%ほど
3)はクラスの65%の人たちが選びました。

答えは(いろいろ個人的なご意見はあるでしょうけど)
3)の80%です。

120%でも100%でも、企業では成果をあげると、次の年度、それ以上の成果が期待されます。
企業の目的は利益ですから、当然かもしれません。
みな、転職したばかりの時は、会社に貢献しようと頑張りますよね、、、、
だけど、
頑張りすぎの状態は長続きしません。

1年目は、もしかしたら80%の力で、多少の余力を残し、自分の職場での立ち位置を確認しながら
仕事に取り組むのが良いのかもしれません。

これは決して手抜きではありません。
バランスを保って働くため、所属した会社に長い期間貢献して
生き生きと働くための方策だ、と私は考えるのですけれど、、、。

実は前述の450名の講演を成功させるため、
私は120%の力で準備してしまいました。
もちろん途中で寝不足になるし、(普段の仕事での)集中力も途切れてしまい、
何より焦り、、で、モチベーションまで下がってしまいました。
(大好きな)息抜きが必要だったと思います。

がむしゃらに突っ走るだけではなく
余力を残す、って大切ですね。
改めてそれを感じました。






講演のアンケートの中で嬉しかったコメントを一つ紹介します。
「講話に眠らせない工夫(話題や資料内容)があり、最後まで楽しく聴けた」   




                             



過去の栄光、、遠い昔は遠い昔

2017-10-01 18:40:10 | 日記



10月になりましたね。
いいお天気でしたが、どこにも出かけず、ベトナムカンボジアで遊んだ分、1日、仕事の整理に追われました。

さて、写真は昨日、ゼミのパーティーで食べた浅草雷門「亀十」のどら焼きです。
浅草生まれの大学院生が持ってきてくれたのですが、もうとろける感じのどら焼きで
こんな美味しいものがあるのか、、、と感動しました。
学生曰く「日本一の味だと信じています」

ところで、6月に手術をして体重3キロ減、7月までに体重復活、その後ファスティングをして3キロ減
9月体重復活、と体に悪いことを繰り返しています。
そこで、ワイズスポーツさんと会社が業務提携したのを機に、ついでに自分の健康を専門家の意見に従いながら
考え直すことにしました。
少々お値段は張りますが、ワイズスポーツのパーソナルトレーニングを受けてみることにしました。

そこで驚いたのですが、
「吉本さん、足と肩に全く筋肉がありません」
と、トレーナーに言われたことです。
「このままいくと、転倒して骨折、なんてこともありますよ」

え〜!


この私が、、、高校時代は強豪のハンドボール部、キャプテンでした。
大学ではライフセーバーの資格を取り、アルバイトをしました。
まさにガチガチの体育会系でしたが、、、
それは過去の栄光でした!

「過去の栄光」
過去の栄光は自分の励みだし、努力の結果だと思っています。
でも、現実は現実なんですね。
過去の栄光を維持するのは大変なことです。

そういえば、私の上司の教授が、「昔のライフセーバーの時の写真を見せて!」というのです。
見ないと信じられない、ってことでしょうね。

私たちは現実を生きています。
楽しかった思い出は思い出として
この現実をどう乗り切っていくか、考えなければならない、と思いました。



さて、お知らせです。

10月21日(土曜日)午前10時から「第2回自衛官の再就職を考える会」を開催します。
場所は四谷です。
ワイズスポーツのトレーナーも参加です。(ワイズスポーツさんは自衛官の積極採用を考えている会社です)
もし興味のある方は是非ご連絡くださいね。

info@careersg.co.jp