瀝瀝(れきれき)散歩道

瀝瀝というのは「水が音をたてる様子/風が音をたてて吹く様子」つまり、「ありのままの風景」ということでしょうか。

ハードファン(Hard Fan)~定年延長をワクワクする気持ちでを乗り越える

2019-01-27 15:10:08 | 特別職国家公務員


寒いですね。お元気でお過ごしでしょうか?

さて、私は最近またまたとても忙しく、目の回るような日々を過ごしています。
たくさんの学生さんに「準備が大切」と言いながら、自分自身が「準備不足」で仕事に向かうことが多く、
それを指摘されて、少々落ち込む、、、。
でも落ち込んだ時は誰かが励ましてくれて立ち直る、その繰り返しです。

人は人に疲れ、人の言葉で励まされる、とは本当のことですね。

ところで1月の朝霞の授業は大詰めを迎えています。
今回の授業には定年が一年延びた人、そのまま迎える人、あと半年で再就職という人、
もう色々な方が混ざっています。

特に定年が1年延長された方は、随分と予定が狂ったでしょう。
1年延長はその間、給与は保障されますが、歳をとります。
再就職にこの1年がどう影響するのか、誰もまだよくわかりません。
でも、そんな時だからこそ、しっかり準備をして
自分自身が積極的に前に進んでいっていただきたいと願っています。


ハードファン(hard fun)」という言葉を聞いたことがありますか?
困難を乗り越えるときに感じる楽しさのことを「ハードファン(hard fun)」と呼ぶそうです。
「ハードファン」ということばには

人が成長するためのポイント


1 ストレッチ(挑戦的な課題をこなす)

2 フィードバック(問題点を振り返る)

3 エンジョイメント(楽しむ)

が詰まっています。

最初はめちゃくちゃ混乱してよくわからなかった困難は
時間が経つごとにチャレンジングな課題になってきます。
私たちは、ちょっと冷静になると、なぜこんな問題が起こったのか振り返ることができるようになります。
人は一つ困難を乗り越えると、次に同じような問題が来た時、前より楽にそれをやり過ごすことができます。
学習するのですね。つまり2回目は1回目を振り返っての復習です。

3回目は多分
ハードファン(hard fun)」!
もう解決方法は知っている、もっと早く効果的に、こんなこともできるんだ、と楽しみながら課題解決ができる、、、

そうやって私たちの毎日は続いてきたし、これからも続いていくのですね。





先日、日本語教師養成講座、国家資格キャリアコンサルタント取得講座の説明会とキャリアコンサルタントの交流会が
銀座で行われました。
この時代のニーズに合った二つの資格は、50代でも活躍できる資格です。
再就職に向き合う学生さん、業務管理教育卒業生の積極性にまたまた励まされました。




ちょっと待って!押し出されちゃった人生

2019-01-19 11:24:27 | 特別職国家公務員



オフィスのちょっとしたリニューアルが終わりました。
何しろ、私たちの会社はテレワークですから、オフィスを使うのは月に2、3回でした。
窓は閉め切りにしておきましたが、、、、
ある日、窓を開けて空気を久しぶりに入れ替えると、目の前に「高輪ゲートウェイ駅」の巨大な建設中の駅舎が、、、
そう、私たちのオフィスは(ちょっとかっこいいのですが)高輪ゲートウェイ駅からまっすぐのところにあるのです。

歩道橋がどこにかかるか、、、それが目下私のすごい興味です。
もし、駅前の区画整理に当たったら、、、、
いえ、今、当たるように「祈り倒して」いるところです。


さて、先日、英語教育で有名な大学の学生は4年生になっても進路が決まらずに相談に来ました。
「中学の時、なんとなく先生や親に言われた通りの高校に入りました。英語は好きでも嫌いでもなかったけれど高校の
成績がまあまあだったので、大学に行くときは、先生に言われるままに偏差値だけでこの大学を決めました。
この後、就職はどうしようか、悩んでいます。自分はやりたいことが何かわからないから、、、どうしたらよいでしょう?」

私の学生だったある社会人は、有名な商社を3年経ったときにやめました。半年ほど、休職してからの退職です。
「ゼミの先輩の勧めでこの商社の採用試験を受けました。有名な商社だから、いいかな、って思いました」

そして定年を前にした50代の男性はこんなことを言いました。
「先生、私は自分の仕事で「これをしたい、この課で働いてみたい」と思ったことはありません。
上に言われるままに逆らわず、やりたくなくても仕事と割り切ってやってきました。
今まで一度も自分で決めたことがないのに、この前の研修で『自分の再就職は自分で責任を持って決めなさい』と言われたのです」





3つの事例について考えてみましょう。
  
 1.自分のキャリアを「他人任せ」「誰かがつくった基準に沿って選択」していませんか?
   
   自分の人生です。自分が責任を持たなくては、どこかで挫折してしまいます。
   もちろん、親身になって助けてくれる友人や同僚、家族はいるでしょう。
   でも、120%、いつまでもどこまでもサポートしてもらうのは不可能です。
   自分のことは自分で「積極的に」決め、自分に責任を持ちましょう。
   他人任せの人生からの脱却です。

 2.問題を先送りして、人や時間に押し出されていませんか?
   
   気がついた時が、自分を変えるチャンスです。自分自身のキャリアを振り返ってみましょう。
   焦ることはありません。
   今がスタートの時期です。
   
   
 
再就職を前にした皆さんには「こんな綺麗事、実際はいろいろあるよ」と言われちゃうかもしれませんが、、、。
押し出されちゃった時はあってもいいのですが、あるところで自分自身を振り返り、方向転換が必要かどうか考える、
そんなことが必要だと思います。








これだけは負けない、というスキル

2019-01-13 12:36:25 | 特別職国家公務員


私は一体何が得意でしょうか?
他の人に負けないスキルや能力があるでしょうか?
こんなことを考えてみました。

昨年11月初め頃から、私は右目の5分の4ぐらいが黒くなっていて見えなくなりました。
楽観的な私でも、さすがにこれはまずい!と思い、近所の眼科へ。
眼科の先生には50代から60代に多い「黄斑前膜」でしょう、と言われ、東京の大学病院の眼科を紹介されました。
ところが大学病院の「黄斑外来」で診てもらったところ、これは「視神経外来」でしょう、
と別の教授のところに回されました。朝8時半から夕方5時まで1日診察や検査で潰れました。
視神経外来では眼科の検査だけではなく、脳や糖尿病など、その他の病気の検査までしましたが、
一向に原因がわからず、治療もできない状態が続きました。

年末に東京の大学病院の先生は「埼玉の大学病院に網膜の第1人者の先生がいるので、そこに行ってみますか」と
分厚い検査結果(封筒2枚分)を私に持たせ、別の病院を紹介(リファー)してくれました。

埼玉の大学病院は東京の大学病院に比べたら、10分の1ぐらいの大きさですが、
眼科のM先生に検査結果を見せ、診察してもらうと、ほぼ3分ぐらいで
「この病気ではないだろうか」との応答がありました。
またまた、検査に次ぐ検査ではっきりしたのが、10万人に一人と言われる最近報告された珍しい網膜の病気でした。
現在、原因は不明、治療の方法もないということですが、50%の人は自然治癒していくそうです。
また、先生によると失明した人の話も聞いたことがない、ということでした。

10万人に一人の病気、ということは日本の中に1200人ほどしかこれに該当する患者がいないということです。
この1200人が全て埼玉の病院のこの先生のところに行くわけではないので、
やはりすごい知見と自己研鑽をされているのだなあ、と感心しました。
「網膜だったら、あの先生!」ということです。
これだけは人に負けない、っていうスキルですね。




さて、客観的な感想はここまでで、自分自身の視界が欠損して思ったことは
「見える」ってすごいことだなあ、ってことです。

右目は昼間、黒い暗幕がかかった状態です。
眩しくて仕方ないので、サングラスをかけていますが、それでも昼は暗幕状態です。
夜になると、周りが暗くなるのでかなり見えてきます。
サングラスがなくても過ごせるようになりますが、ネオンサインや蛍光灯はやっぱり眩しいです。


朝霞の授業では教室が明るすぎるので、1月の学生さんたちには
「もしかするとサングラスをかけるかもしれません」とお伝えしました。
そうするとほどなく、窓際に座っていた一人の学生さんが目立たないように立ち上がり、
静かにブラインドを降ろしてくれました。
嬉しくて、感動しました。

今度、皆さんにお目にかかる時には、私を見てびっくりする方がいらっしゃるかもしれません。
昼間は「ちょっと怪しいサングラスをかけたおばさん」仕様です。
でも、中身は変わっていないので、気軽に声をかけてくださいね。
(サングラスをとると今まで通りです)



そして意外にも私は元気です。
「見えない」ということで、もっと落ち込むと思ったのですが、左目が右目のサポートをしていて
どうにか普通の生活はできるし、
病院の先生が「これは20代を中心とした若い女性に多い病気です」と言っているのを聞き逃さなかった、
からかもしれません(笑)
今まで通りの生活をしております。


最後に、皆さんもぜひ「目」は大切にしてくださいね。







定年延長をモノにする

2019-01-10 06:39:12 | 日記


1月の朝霞でのクラスが始まりました。
並行して防災官のクラスがあるので、今回は二クラスだけです。

さて、特別職国家公務員の定年が延長されるようですね。
このご時世ですから、大丈夫なのかなぁ、とちょっと心配なところはあります。
民間では50代に入ると、このままこの会社で勤め上げるのか、転職、あるいはこれまでのキャリアを活かして起業するのか、悩む人が少なくありません。
役職定年といって、54、55才ぐらいで、自身の役職(例えば部長や取締役)を返上、ヒラの社員に戻す制度もあります。社内の活性化にはいいかもしれませんが、給料もヒラのレベル、かつての部下の下に入ります。
60歳で定年ですが、希望すれば65歳まで、さらに低い給料ではありますが、働けます。
厳しいですねー。

これまでの定年、54歳が55歳に、55歳が56歳、56歳が57歳になれば、60歳定年まであとわずか、新しい会社に入り、そこの仕事に慣れるまでに最短でも1年から2年。
なかなかハードな道のりです。

逆に考えれば民間に行くまで、さらに準備の時間が増えたということになります。これもラッキーです。
ただし、再就職してすぐに辞めてしまえば、再々就職はかなりハードルが高くなります。失敗できない、ワンチャンスといっても過言ではありません。

チャレンジングな人生ですね。
でも、ご自身の人生をデザインできるんです。ワクワクする方にとらえませんか?

さあ、どのように計画を立てましょうか?

プラス1年ある、とのんびり構えるのはご法度!
家族を守り、自分自身が活き活きと70まで働ける、そんな再就職を目指してください。









明けましておめでとうございます〜今年の目標を(人に)伝える

2019-01-05 10:36:17 | 特別職国家公務員


明けましておめでとうございます。

新しい1年が始まりましたね。
今年はいったいどんな日々がやってくるのでしょうか?

毎年、目標を立てています。
ここ数年、同じ目標が一つあります。

「月に1回必ず映画館で映画を見る」です。
昨年は、例年より多くの映画を見ることができました。
でも6回かなあ、、。
映画は面白くてもつまらなくても自分への刺激になります。
昨年は
「ボヘミアンラプソディ」
「グレーティストショーマン」
結構感動しました。
一生懸命目標に向かって(あるいはどう生きるかを突き詰めて)進む、っていうのは大切ですね〜
って思いました。

今年は仕事でも変化がありそうです。
大きな変化
つまり「大変なこと」を始めようとしています。
その一つが「日本語教師養成講座」です。
入管法の改正で、たくさんの働きたい外国人がやってきます。
ほとんど日本語が話せない人たち、、、
それも日本の習慣もルールも何もかもわかっていません。
直前に「詰め込み式」で日本の働き方を教え込まれますが、
自分の国で20年以上過ごしていれば、自分の持つ習慣や文化をいきなり理解して適応するなんて難しそうです。
そんな人たちの生活指導をしながら日本語が教えられる、多少の摩擦にも耐えられる
「骨太の日本語教師」を養成したいと思っています。

3つ目はちょっと抽象的ですが、「一日一日を大切に生きたい」と思います。


最後に自分の目標は親しい人に伝えたいと考えています。
なぜなら、人に言うことで、ちょっとだけ「自分に責任が出るような感じ」がするからです。
また、もしかしたらこの目標を助けてくれる人も出てくるかもしれません。


今年、定年退職をする方もいらっしゃると思います。
また、再就職のプランを練っている方も。
目標は定まりましたか?

皆様の日々の充実と幸せを心から願っています。
頑張って!