今年度3回目のクラスが始まりました。
新しい学生さんとの出会いは、どの時期でも緊張するものですね。
最初の授業では教室の中に笑顔も少なく「なんだ、このやたらとテンション高いおばさんは、、!」みたいな、視線も感じますが、
お構いなしに前に進んでいます。
まぁ、いつも通りかな(笑)
ところで、所属する大学で「半農半X」という言葉を聞きました。
新しい働き方のひとつです。
授業でもお話ししましたが、私の主人は靴職人です。
足にぴったりの靴を作っています。
靴職人は親方(先生)について長い修行を経て一人前になっていきます。
主人の先生は今年80歳。職人に定年はありません。
半分農業をしながら、靴を作り続けています。
農業は自分の家族が食べる野菜や穀物+ちょっと他の人に分けるぐらい。
主人は今でも2週間に一回、この先生のところに通っています。
靴を作り、靴職人を育てる、これが先生の生き甲斐なのです。
半農半靴ですね。
半農半Xとは自給規模の「農」と「生きがいとなる仕事・自分のやりたいミッション=X」を両立した生活のあり方です。
収入は減ってしまってもこころ豊かな生活を送りたいという人たちの関心を集めています。
しかしこの「半農半X」というライフスタイル、日々忙しく働く私たちにとって選択可能な生き方なのでしょうか。
たとえば私が、家族が食べる分の収穫を見込んだ「農業」をします。
でもそれだけでは現金がなく生活は苦しいので、やってみたい仕事、ミッション「半X」を「半農」にプラスします。
私だったら、多分「講師」か「先生」収入:200万円ぐらいでいいかなぁ、、
Xの所に「講師」が入りますから、「半農半講師」ということになります。
主人なら「半農半靴」
息子なら「半農半マジック」次男なら(ありえませんが)「半農半ヘビメタ」になるわけです。
それでは「X」にはいる言葉を探してみましょう。
例えば、
①半農+半庭園施工管理者
これからの勉強で間に合います。
つまり庭師ですが、各自治体のハローワークには無料コース(あるいは幾らかの授業料あり)が
設置されています。50歳以上の方を受け入れるコースもあります。
東京はたらくネット https://www.hataraku.metro.tokyo.jp/school/sisetunai/kamoku/kounenrei/etc/kamoku075.html
グリーンエクステリア科(造園技術、設計)
https://www.hataraku.metro.tokyo.jp/school/sisetunai/kamoku/tanki/kenchiku/kamoku029.html
半年でみっちりと技術を仕込まれます。
②半農+半木工職人
ものつくりが好きな人、いかがでしょうか?
例えば、世田谷区の「木ごころ塾(初心者家具木工教室)〈年間コース〉」
http://www.city.setagaya.lg.jp/kurashi/106/154/673/d00011688.html
ウッドワークセンターの木工教室
http://soudankaguya.com/class/woodwork/
家具作り/木工遊具作り(横浜)
http://kiasobi.yokohama
③半農+靴教室 http://inakutsu.com/class/guide/index.html
週一回程度で自作の靴を作ります。月謝1万円程度
石丸靴工房
http://www.ishimarushoe.com/#!handcraftclass/c16ei
④半農+半警備会社
⑤半農+半調理人
⑥半農+半介護人
⑦半農+半看護師
⑧半農+半作家
みたいなことも考えられませんか?
自治体で半農半Xをしているところもあります。
島根県 http://www.pref.shimane.lg.jp/industry/norin/nougyo/ninaite/shinkishuno/hannohanx/
助成金が出ます。
「半農半X」は新しい生活スタイルの提案ですが、興味がありましたら、ぜひ下記の本を一読してみてください。