瀝瀝(れきれき)散歩道

瀝瀝というのは「水が音をたてる様子/風が音をたてて吹く様子」つまり、「ありのままの風景」ということでしょうか。

やっぱり祝! 結婚40年

2020-10-31 12:32:22 | 日記
とうとう結婚40年目に入りました。
長いなあ、、、主人と出会ってからは44年になります。

山あり谷ありの人生でしたが、ここまで続いたのは、夫がなんと言っても忍耐強かったと言うことでしょう。
また、若い頃はともかくとして、年齢がいってからは、
「お互いのやりたいことをできる限り応援し、あまり口出ししない」ことが
家庭の中を楽しくする(アクシデントを防ぐ)コツだと気付きました。

子どもも家を出て、2人+ネコ4匹の生活になりました。



この微妙な離れ具合が、結構いいですね!



ロッシー 11歳 墓場で保護されたネコ


ビーちゃん 8歳 福島の会津から夜行バスで東京までやって来ました


レオ 6歳 猫の里親会から来ました


サーシャ 7ヶ月 友人宅のお庭で生まれた野良ネコちゃん。生後3ヶ月で我が家へ

金沢から富山へ

2020-10-28 18:47:20 | 日記


金沢から富山へ行きました。
北陸には「つるぎ」という金沢と(新高岡)富山間だけを走っている新幹線があります。
およそ40分弱。

今回は「大人の休日倶楽部」北陸フリー切符を利用しているので、富山から金沢、加賀あたりまで、フリー区間。
乗り降り自由です。
新幹線も自由席なら乗れるので、ガンガン利用しました。

金沢のひがし茶屋街


風情があります。明かりが灯るとさらにほんのりと美しさが増します。



古都を照らす明かりがなんとも効果的です。




代わって、富山県高岡市。
前に来た時も静かな街でしたが、今回は「大丈夫かなああ、、、」と思わず口に出してしまう人のなさ。

土蔵の町。



どこにも人がいません。



でも、高岡は交通の要所です。



藤子不二雄先生の出身地でもあることからキャラクター列車忍者ハットリくん、が走っています。

一両編成の
氷見線に乗って、雨晴海岸に行ってみました。



義経岩


海、と、空、と



地方都市の衰退が進んでいます。
コロナだから余計でしょうか。
シャッター街を見ると、ちょっと悲しくなりますが、
氷見線で出会った高校生の明るい笑い声に救われた気分です。

日本って、どうなっちゃうんでしょう!?


秋の金沢〜時が移り、変わるもの、変わらないもの

2020-10-26 19:36:57 | 日記


秋の金沢に来ています。
今回は結婚記念日の旅行です。主人と結婚して40年目に入りました。
危なっかしい夫婦ですが、よくここまで続きました!主人が我慢強かったことが1番の秘訣でしょうか。
また、相手のやりたいことを応援する、できる限り干渉はしない、というのが最近大切だと思っていることです。

主人よりおよそ2日早く金沢にきました。
最初の2日は、私の趣味である明治時代の擬洋風建築の建物を見て歩きました。

旧制第四高等学校。
明治20年、金沢に設立された全国8つの旧制高校の一つです。



『超然時習』『至誠自治』
時を得て学び何事にも動じない心を養い、自立して誠を尽くす精神、それが校風だったそうです。
小説家の井上靖の母校でもあり、全国的に強かった柔道部に井上は3年間在籍、柔道に全精力を使い、あえて悔いることなし、と語ったと言われています。



校舎は国の重要文化財に指定されています。
2階建、赤煉瓦作りで、煉瓦はイギリス積み。重厚な堂々とした建物で、明治22年に竣工しました。




校舎の中の窓ガラス、明治の時代の、ちょっと歪んだガラスがまだ何枚か残っていて、
そのガラスの向こう側には「明治」があるような気がします。






戦争も災害も乗り越えて、建物は今も変わらず健在です!


下の写真は国立工芸館で、ちょうど昨日オープンしました。名誉館長はサッカーの中田英寿さんです。
建物は明治期に建てられた2つの旧陸軍の施設、旧陸軍第九師団司令部庁舎(1898 年建築)と旧陸軍金沢偕行社(1909 年建築)です。
とても美しい建物ですよね。







そのお隣には旧陸軍の倉庫だった赤煉瓦ミュージアムがあります。


兼六園のすぐそばの森のミュージアム群です。


下記の写真を見てください。
300年以上の歴史を持つ、前田利家、金沢100万石の金沢城の城壁です。
当時の石を積み上げる技術の素晴らしさがよくわかるものですが、時代が変われば、使い方も違ってきます。



金沢にあった第9師団が戦争の時にこの城壁にトンネルを掘り、弾薬庫にしました。
300年以上の歴史に穴を開けてしまったのですから、これも色々な意味で大したものです!




さて、金沢にあるたくさんの建物はどれも歴史をかいくぐってきた歴史的建造物ですが、
しっかりと修繕、補修されて現代に蘇っています。

建物の使い方は、その時代時代で変わってきました。
最初の使い方とは全く異なっている建物もたくさんあります。

歴史的建造物とその建物に関わってきた人たちの生き様、時代の背景に心を寄せると
古都金沢の旅はとっても面白くなり、ロマンチックで、少々刺激のある、忘れがたい旅となりました。