瀝瀝(れきれき)散歩道

人の働き方をサポートする株式会社キャリア・ストラテジー代表、𠮷本惠子のブログです。

Merry Christmas (聖誕祭快楽!)〜台湾から

2017-12-25 21:24:39 | 株式会社キャリア・ストラテジー


Merry Christmas (聖誕祭快楽!)メリークリスマス!

台湾の台北でクリスマスを過ごしています。
こちらはなんと気温24度でとても暖かいです。

今回は主人の60歳の還暦を理由に台湾にやってきました。
10年前に私の学生だった台湾人を訪ねたり、台湾料理や北京ダックを食べたり、
楽しく過ごしています。

台湾の人は親日の方が多く、日本語が台北市内ではどこでも通じます。
スーパーマーケットのレジの人まで話せたりするので、観光するにはとても便利です。
5年前に訪ねた時より、若干物価が高くなったように感じましたが、
元学生の張さんに言わせると
「日本の円が弱くなり、台湾ドルが高くなったから。
物価はあまり変わりません」とのことでした。

香港でも同じようなことを言われました。
ここはなんとか日本の経済を回復させ、日本円に頑張って欲しいところです。



ジブリの映画「千と千尋」のモデルとなったと言われている九份に行きました。
確かに似ている場所もありますが、、、この映画が公開されてから一気に観光化が進んだ場所です。
夕方5時15分にになると電灯が灯ります。



おまんじゅう(肉まんや小龍包)もここで食べると映画「千と千尋」の屋台に入っているような雰囲気を感じます。

ただ、人が多すぎて、なかなか前に進めないのが玉にキズです。
それもほとんどが外国からの観光客です。
特に「千と千尋」の人気の高かった韓国人と日本人が目立ちました。


さて、外国に来て、いつも思うのは「日本と外国の違い」についてです。
私たちは日本人ですから、常に「日本」の生活を中心に考えています。

例えば、台湾に来て、タクシーの運転手さんが高速道路を時速140キロで飛ばした時は
本当にびっくりしました。
心の中でどの神様に向かってかわかりませんが、お祈りを10回ほどしました。
車のナビが中国語で「時速140キロ、減速してください」ってずっと言っているのが、
わかってしまうから、さらに怖くなります。
日本では考えられないことです。

夜市では屋台の食べ物が本当に美味しそうです。
でも衛生的に考えたら、日本では「ありえない」お店もあるのです。

こうやって、常に比べていると、外国には行けなくなってしまいます。
逆に外国は日本と違うんだ、自分の予想とは異なる事でいっぱいなんだ、
と思えば、これも異文化の勉強になります。

日本のスタンダードでは計りきれない世界。これが外の世界、外国ではないでしょうか。
柔軟な考え方が必要です。

外国に行くことは自己研鑽としてとても大切ですよね。
機会があれば、ぜひぜひ、日本から4時間弱の台湾に行ってみてください。
外国から日本はどのように思われているのか、眺めるのも悪くはありません。







できる人に共通する条件

2017-12-17 10:46:44 | 株式会社キャリア・ストラテジー



クリスマスが近づいてきましたね。
写真は自分で作ったクリスマスリースです。
近くのスーパーマーケットでやっていたクリスマスリース教室に通りがかりで参加。
かなりの部分、先生の手が入っていますが、、、、。
でも満足です!


さて、友人が「仕事ができる人に共通する条件」という記事を教えてくれました。
大変、面白かったので、ご紹介したいと思います。

1 レスポンスが早い
 以前、仕事でご一緒させていただいた音響工学では世界を代表するF教授はめちゃくちゃレスポンスが早いことで有名です。
メールを出すと3時間以内にお返事が戻ってくるのです。ですから、こちらもその3時間後までには
次のメールを書く準備が必要です。結構緊張しました!でも、お返事はいつも素敵なアドバイスがいっぱいでした。

2 意思決定が早い
 優柔不断の私には難しい「意思決定が早い」でも確かにすごいな〜、と感じたリーダーは意思決定が早い、、です。

3 一度にいくつかの仕事を抱えているが、うまく時間管理し、仕事をこなしている

4 フットワークが軽い〜行動量が多い

5 失敗経験がある
 失敗経験ありすぎの私です。50年以上生きていれば当然ですけどね。失敗から何を学ぶか、それをどう今後に活かすか、そこまで考えたいものです。

6 情報収集能力がある
 社会の流れはますます早くなっています。情報収集して自分の立ち位置を確認するって大切だと思います。テレビのドラマ、ニュース、
ドキュメンタリー、雑誌、新聞のニュース、もちろんインターネットで最近の出来事を知る、
再就職を控えた方は、今よりもうちょっと意識してみるといいかもしれませんね。

7 逆算で計画を立てることができる
 3年後に再就職をする、という目標を決めたとしたら、2年前にはどうなっているべきか、1年前は? 半年前、そして1ヶ月後は、、
大きな目標に向かって計画的に逆算のプランを立てると、達成率が高くなる、、と言われています。

8 論理的である
 (これが私は苦手、、、!)

9 人脈が豊富である それなりに社交的である(社交的であるべき場を理解している)
 人脈、すべてです。人脈を活かすことができれば、さらにいいですよね。
 いつもは静かで、孤独を愛しても社交的である場ではコミュニケーション能力を発揮できたらすごいですね。

10 話がわかりやすい・面白い
 人にわかりやすく話を伝えるプレゼン力がある人は、やはり仕事ができるな〜と思います。

11 人に応援してもらう力がある
サポーターはいますか?何かピンチの時に私たちをどれくらいの人が助けてくれるでしょうか?でも、一人では解決できない問題もたくさんあります。

12 挨拶ができる 笑顔がすてき
 コミュニケーションの基本は「挨拶と笑顔」ですよね。
どんなに立派なことを言うリーダーでも「挨拶」ができない人は❌ 挨拶は相手を認め尊重しているサインです。
 


さて、いくつ自分自身に当てはまるでしょうか。
まだまだ努力が必要だな〜、と私は自分自身を振り返り、思いました。





こころ配り、気配り、サービスとホスピタリティの違い

2017-12-15 16:59:57 | 株式会社キャリア・ストラテジー



こんにちは。
今日の東京は、お天気はいいですが、寒いです!
もう今年もあと2週間ですね。

さて、先日美容院に行きました。

私は朝の忙しい時間に何もスタイリングしないでいい、便利なちぢれたヘアースタイルが好きです。
もう何年もこのスタイルです。私には最も楽で気に入っている髪型なのです。




しかし、世はふんわりヘアーの全盛期です。美容師さんに強くパーマかけてください、と言うと大体反対されます。
「今の流行じゃないですよ。ふんわりさせたほうが朝、楽ですよ、髪も痛まないし」

美容師さんは一生懸命気を配ってくれます。
でも、わたしの生活で最も都合がよく、便利で自分が気に入ってるのはちぢれヘアーです。

「はい、素敵にパーマがかかりました!」
美容師さんはプロとして、自信を持って私に言いました。
鏡の中にはふんわりした今風の髪型のおばさんがいました。


いいんですけど、、、とは言えないのですが、
その場でクレームをつけられないのが、意外にも意外にも私です。でも、相当不満で「今後、絶対この店に来ない」と心の中で決心しているのです。「不満」と「怒り」「あきらめ」の混じった感情です。

さて改めて考えてみたいと思います。
この美容師さんは、私のために良かれと思い、一生懸命がんばってふんわりパーマをかけてくれました。プロとしての自信にあふれています。これこそ気配りです。

でも時として「気配り」は相手に気にいられないこともあるのです。
この時は、私のなりたい自分と美容師さんがさせたい私とが違っていました。

気配りと心配りは異なる、と言われる所以で、サービス業では時々あるアクシデントです。
その人のために、と強く願っていても相手はそれを欲していない…。じゃあこの場合はどうしたら良かったのでしょうか?

まずは相手の話を聞いてあげることです。そして次に美容師さんのアドバイスを話します。でもそれはあくまでも美容師さんのお勧めです。お客様の要求をよく聞いてあげることが必要です。相手に気持ちに合わせる、これが心配りの基本となります。

でもこれはただの一例です。その仕事、その時によっていろいろな選択肢があるでしょうから、私たちは臨機応変に対応できるスキルがあるといいですよね。

それでは別の面からサービスとホスピタリティーについて考えてみたいと思います。ホスピタリティーは「おもてなし」と言い換えることもできます。
その違いって、なんだかわかりますか?

なにしろ、世界一サービスのよい国の国民として私たちは生まれたので、本質を聞かれるとすぐには答えられないかもません。

居酒屋さんの例で考えてみましょう。

寒くて冷たい風が吹く日、友だちと待ち合わせた居酒屋に着きました。
ぶるるっ!さむっ!
席に座ると、店員さんが「いらっしゃいませ」とおしぼりを持ってきてくれました。

これはサービスです。

席に座ると、店員さんが「いらっしゃいませ」と言っておしぼりを持ってきてくれました。
「寒いなか、ご来店誠にありがとうございます!どうぞごゆっくりおくつろぎください」とニコッとステキな笑顔を向けてくれました。

こちらは、どちらかといえば、おもてなし、に当たるでしょう。

相手ありきの心のこもった接遇、これがおもてなしと言われています。

実は先生もサービス業に分類されることがあります。
私も「おもてなし」を再考しないといけないですね。
わかりやすく心のこもった授業を目指したいと思います。


メリークリスマス🎄





一生勉強、一生青春

2017-12-10 09:12:27 | 株式会社キャリア・ストラテジー



息が白くなるくらい寒くなってきましたね。
いかがお過ごしでしょうか?
12月に入って、夜外でご飯を食べる機会がかなり増えてきました。



カサゴのお刺身です。お刺身で食べたのは初めてですが、結構おいしかったです。
下の写真はハタの煮付けです。
この年齢になると、お魚がお肉より美味しく感じられます、、(笑)



さて、朝霞駐屯地での業務管理教育(定年退職予定者およそ3年前のキャリア開発教育)はいつもより人数が少ないのですが、楽しく充実した授業になっています(…あくまでも私の主観ですが、、、)

12月7日には以前からぜひ自衛隊の学生さんに話を聞いてもらいたいと思っていた静岡大学の野澤先生を迎えることができました。



写真は野澤さんと私です。

野澤さんとは大学時代からの友人なので、もう40年近くになります。大学ではフランス語を専攻していて、当時、フランス語を話せる人なんて、周りにほとんどいなかったので、かっこよかったです。
4人の息子さんのお父さんですが、どうしても女の子が欲しかったそうです。「生まれてきたのは全部男、孫の代に期待する」と以前野澤さんは言っていました。その宣言通り、女の子の孫が生まれると、毎週毎週Facebookに何十枚も孫の写真を載せるのです。本当に孫大好きのおじいちゃんになってしまいました。

あれから40年、大学を卒業してから会ったのは今回も入れてたったの3回です。

1回目はまだ子どもが小さい時、自宅を訪ねてくれました。2回目は今年の夏です。野澤さんが有明の癌研に入院されている時にお見舞いに行きました。

実はこれまで20数回、病院に入院しているそうです。私が癌研に行ったときは、まだ点滴をしていて、本当は辛かった時期ではないかと思いますが、なんたかんだで2時間も話してしまいました。
ワッハッハって大笑いするんですよ。
この人は、大丈夫なのかなぁと、心配になりましたが、それから4ヶ月、今もガンと共生しながら、とても明るく活動的です。

お医者さんには「とんでもない!」と言われながらも来年は新潟の大学に赴任するそうです。
「昨日、スキーセット一式買ったんだよ、妻のも一緒に」と言われると、「えー!?」とびっくりするやら呆れるやらです。

授業では、大企業での仕事、アメリカに赴任した話、青山学院大学で働きながらMBAをとった話、そして病気になってどのように過ごしてきたか、早期退職して大学の先生になった話、どれもこれも人の心動かす野澤さんの生き様を紹介してくれました。

声も出ないですよね。
人生を改めて考えさせられました。

野澤さんの大好きなことばが、
「一生勉強、一生青春」です。

ちょうど野澤さんが来た12月7日は私の誕生日。
素晴らしい誕生日プレゼントもらった気持ちです。

ありがとう。
とっても素敵な誕生日になりました。


一生勉強、一生青春




視線を外す

2017-12-02 16:34:52 | 株式会社キャリア・ストラテジー


大泉中央公園の紅葉🍁晩秋ですね。

新しいクラスの授業が始まりました。
明るい学生さんばかりで、とても楽しくなります。

初日の授業はいつも通り「挨拶」の練習から入りました。
例の75度のお辞儀です。

そして、75度のお辞儀を使った自己紹介の練習。いつもそこで気づくのは、習慣として「視線をはずす」のが苦手な人、とっても多いことです。

数年前の卒業生のIさんは目力の強い人でした。教室ではあいうえお順に座っていますのでIさんは1番前の列で授業を聞いていました。
授業をしていると、めちゃくちゃ強い視線を感じるんです。またニコリともしないので、「何か授業でまずいこと言っちゃったかな」とか「私の授業に不満を持っているのかな」とかなりびびりました。
実際にはとってもステキな優しい人だったのですけど、それがわかるのはかなりあとのお話です。



目は口ほどにものをいい、と言う諺、日本人だからこその諺だと思います。目でコンタクトを取って、お話までできてしまう、それが日本人です。

アイコンタクトは相手と目が合うことで、情報を得ることができ、自分の気持ちも伝えることができるコミュ二ケーションの方法です。

人と話している時は、
「あなたの話をしっかり聞いていますよ」
という合図でもあります。
続けてにっこりとされたら、ますます話は流れるように進むかもしれません。

しかし、ずっと見つめられていると、人は不安になります。会話全体のおよそ30%、相手に視線を合わせていると、いい信頼関係を保っている人との間でも居心地がちょっと悪くなります。
その上、ニコリともしないで、見つめられたら、不安を通り越して恐くなります。
だから、相手に配慮して視線は適度に外すことが必要です。

もし、主に話し手の立場になるなら、アイコンタクトは全体の会話の10%ほどにするといいかもしれません。また、アイコンタクトをした後、視線をはずす場合は、横に外さず縦に外してみてください。横に外すと顔全体も横に振れ、時に相手の話を否定しているような印象を与えてしまいそうです。

視線を外す、これはけっこう難しい課題ですよね。でも、50代の再就職には、アイコンタクトを上手に使う、という意味で必須のスキルだと思います。


2枚目の写真:朝霞駐屯地の教室前の椿の植え込み