「女災」とは「女性災害」の略。
男性と女性のジェンダーバイアスを原因とする、男性が女性から被る諸々の被害をこう表現します。
このブログでは女性災害に対する防災対策的論評を行っていきたいと思います。
当初、OCNで開始し、目下はニコブロ(兵頭新児の女災対策的随想)へと活動の軸足を移しているのですが、2014年11月末をもってOCNのブログサービスが終了し、このままではニコブロ以前の記事が消えてしまうことになるので、保存の意味で新たなブログを立ち上げた次第です。
こちらのブログも更新していきますが、ただし新しい記事は基本、ニコブロにupしたものを遅れてupしているものです。
後、考えるとプロフィールにメアドが記載されていませんので、こちらに。
shin_2_h☆juno.ocn.ne.jp
何かご用の向きは上にご連絡を(☆→@)
以上、そういうわけなのでご了承ください。
■11月17日更新!!
ぱっと見だと更新したかどうかわからないので、更新した時はここに日付を書くことにしました。
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書籍やブログ、twitterでの議論などを拝見して、兵頭さんの見解に関心を持ちました。
フェミニズム関連の話を追いかけていると、いわゆるまなざし村、ネオリブ、一般リベ、表現の自由クラスタ、チンシコ集団、チンポ騎士団など様々なカテゴライズをみかけますが、
これらの集団にはどのような主張、共通点、違いがあるのでしょうか?
おそらく彼らの主張やなわばりに欺瞞があり、兵頭さんも度々指摘されているのだと思いますが、集団の見分け方が良く分からず、うまく論点の整理ができません。
(ガンダムに例えるとエゥーゴ、ティターンズ、ジオン、アクシズ、ネオジオン、ジュピトリスなどの違いが分かりにくいのと似ています。)
どこかで彼ら自身の主張と兵頭さんの見解との差異を改めて語っていただけたらと思いコメント投稿した次第です。
もしnote.muなどで投稿されていたら有料でも拝見したいと思っています。
このコメントはお邪魔でしたら削除して頂いても構いません。
通りすがりに失礼致しました。
>まなざし村、ネオリブ、一般リベ、表現の自由クラスタ、チンシコ集団、チンポ騎士団
面白い設問をありがとうございます。
と言いつつ、ぼくもネットジャーゴンを必ずしも正確に把握しているわけではないのですが、ぼくなりの認識をちょっと書いてみたいと思います。
まなざし村:これは「表現の自由クラスタ」視点からの、「ネットで散見される、多くは素人の(学者などではない)フェミニスト」に対する「蔑称」である、とぼくは捉えています。
語源から定義するならば「男の性的まなざしをとにもかくにもけしからぬ、女性差別だと言い立てる輩」とでもいった意味であり、そうなると単純に「ポルノに否定的な人々」とでもいった意味になります。
ぼく個人のこの言葉に対する評価は、「単にフェミニストと呼べばいいのに」というものです。この言葉からは、これを広め出した「表現の自由クラスタ」の「何とかフェミニストを延命させよう」という意図を感じないわけに行かず、そこに欺瞞と詐術を感じます。
ネオリブ:これは「ピルとの付きあい方」師匠を教祖とする「カルト」でしょう。何度か書くように、Wikipediaにも何者かがこの言葉を登録しようとして断られた形跡があります。その経緯がケッサクで、「ネオリブ」を根拠づけるものが多摩湖師匠の発言をまとめたtogetterのみで、それが何ら内実のないアジテーション(と言うよりはポエム)であったことを指摘され、登録を断られたのです。
「ネオリブ」の主張は(上にもあるようにまとまったものはないのですが、つぶやきなどから察するに)要するに「ポルノの規制はまかりならん」ということに集約されます。それ以外にも「ミサンドリーは許さぬ」などがありますが、これはいわゆる「ツイフェミ」との差別化のために言い出したことでしょう。いずれも言葉だけをすくい取れば結構な主張ですが、「ならば今までのフェミニズムの理論とそれとを、どのように折りあうのか」についてピル神も多摩湖師匠も答えている様子がありません。
一般リベ:これはぼくの造語ではないでしょうかw 「女災流行語大賞」にも書きましたが、ぼくは「自分をオタクだと思い込んでいる一般リベ」という使い方をしており、基本的には「表現の自由クラスタ」と同じ層を想定した言葉です。
彼らは「オタクの権利を守る」と自称していますが、そのトップは単なる左派であり、彼らの振る舞いがオタクのためになるとはとても思えないことを揶揄した言葉です。
表現の自由クラスタ:これもぼく独自の言葉で、「まなざし村」の言う「表現の自由戦士」と同じですね。オタクを自称し、性表現の自由のために戦っていると自称している人々を指します。
もっとも、その全員が悪人であるというわけではないのかも知れません。が、ぼくがこの言葉を使う時は「性表現を守ることよりも、左派的な運動をすること自体が目的であろう」という揶揄を含んでいること(そうした中でも信用置けない人々を呼びつけること)が多いです。
チンシコ集団:これは正直、あんまり聞いたことがありません。いわゆる「まなざし村」的な人が自分たちにつけられた蔑称へのカウンターで「せんずり村」という蔑称を使っていたことがありますが、恐らくはそれと同様、フェミニスト側が「表現の自由クラスタ」を呼びつける時に使う蔑称ではないでしょうか。
チンポ騎士団:これは「反フェミニスト」の「男性フェミニスト」に対する蔑称でしょう。要するに勝部元気アニキや瀬川深などの称号ですね。
基本的には「女性にモテたいがため、(或いは政治的に有利だと判断して)フェミニストの理解者足らんと目を血走らせている、姑息な男、肉屋を支持するブタ」といった意味かと思います。
>もしnote.muなどで投稿されていたら有料でも拝見したいと思っています。
そうですね。
正直、文章を書くエネルギーだって相当なもので、少しはカネに換えることも考えたいとは思っているのですが、「いざやってみて哀しいほど売れなかった」というオチが予想できてしまい、あんまり積極的になれません。
でも、そんな風におっしゃっていただいて、ありがとうございます。
兵頭さんのご解説を踏まえて、自分なりの解釈で単純化するとこうなりました
――――――――――
<フェミニズム>
[まなざし村(表現の自由クラスタ語)]
フェミニズムの現行政権の賛同者。
女性のジェンダーロール、ポルノ・萌え絵、男性などを焚書・坑儒、魔女狩りを推進。
[チンポ騎士団(ネット俗称?)]
まなざし村の佞臣。
[ネオリブ(旗揚げ中)]
女性の権利と保護がバッティングし、本国と反りが合わなくなり亡命。
<反規制派>(フェミ語:せんずり村)
[チンシコ集団]
eternalwind(@juns76)さんという方が蔑称として一時期使っていたようですね。
いきさつは分かりませんがネオリブ勢からアニメをポルノとして使用する許可を与えられ、ネオリブ勢を肯定・容認している層のようです。
[表現の自由クラスタ(≒オタク界のトップ≒自分をオタクだと思い込んでいる一般リベ)]
左派的な運動が何を指しているかちょっと自分の理解が浅く、うまく解釈できませんでした。
・一般人からの理解を得るために自主規制を推奨する
・規制反対にとどまらず積極的に表現の自由を拡張しようとする
のいずれかでしょうか?
これについては兵頭さんのブログや議論などを再度読み返して、よく咀嚼してみます。
リベラリズムの種類の知識も理解に役立ちそうなので、調べてみようと思います。
――――――――――
ここからは単なる私の偏見ですが、
反規制派(の一部)はまなざし村からのミソジニーという反論を封じるためにフェミニズムを装備する必要があり、
その条約のためにリベラリズムを使ったのではないかと愚考がよぎりました。
兵頭さんもおっしゃるようにまなざし村は学者などではない人が大半でしょうが、
無敵となった反規制派は、異端者に対して容赦がないように感じられます。
しかしながらまなざし村の根底にあるのは表現規制にはとどまらず、第三派フェミニズム全般に及ぶと思われますが、反規制派やネオリブ勢が他の議題(例えば雇用のアファーマティブアクション、女性専用車両、夫婦別姓など)についてどう考えてるのか興味ガ沸いてきました。
思いのほか長くなってしまい申し訳ありません。
いろいろ齟齬もおありになるでしょうが、私なりに今の反規制派への違和感や着眼点が少しクリアになった気がします。
またしばらくROMろうと思いますが、今後とも応援してますので、お体にお気をつけて頑張ってください。
ありがとうございました。
>兵頭さんのご解説を踏まえて、自分なりの解釈で単純化するとこうなりました
なるほど、そんな感じだと思います。
ただネオリブについては「亡命」というよりは「センター」がスキャンダルを起こして炎上したので、「自分がセンターに」と目論んでいる脇のブスという感じですね。
当人たちも支持者も、「フェミなど捨てた」と言う舌の根も乾かぬうちに「フェミとして」と繰り返すなど、本当に舌がその度に生え替わっているような御仁ばかりです。
チンシコ集団については、確かにエタ東が言っていた気がします。
「表現の自由クラスタ」が上野千鶴子師匠とデートして、「二次元だけはおk」と現地を取ったのが大変な手柄らしく、それを大仰に振り回していたのに対し、エタ東が噛みついていましたね。
もっとも、この「デート」の直後に出された上野師匠の著作には「ポルノの法的取り締まりはならぬ」とあると同時に「(ポルノどころか)売買春自体が強姦の一種だ」と書かれているのですが、そこを指摘すると「表現の自由クラスタ」は狂ったようにこちらに罵声を浴びせてきます。
そうそう、「表現の自由クラスタ」については
>・一般人からの理解を得るために自主規制を推奨する
>・規制反対にとどまらず積極的に表現の自由を拡張しようとする
明らかに後者でしょう。
彼らは最初っから左派であり、フェミニズムともズブズブだと思います。
(そもそも出版界、クリエイター界隈は基本、左派が多いですが、ことに)オタク文化は80年代頃、エロ漫画などと関わりが深く、業界の重鎮的な連中はものすごい古色蒼然とした左翼的世界観を持ち続けてるんですね。
だからどう見てもオタクの(いや、人類の)敵でしかないフェミニストを神ででもあるかのように崇め続ける。
これは時々言う「サブカルウザい」という発言も基本、同じであり、オタクというよりはオタクのひと世代上の連中が先輩風を吹かせ、オタクに(悪)影響を与え続けているのがムカつくなあと。
>またしばらくROMろうと思いますが、今後とも応援してますので、お体にお気をつけて頑張ってください。
ありがとうございます!