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天愛元年

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新元号『天愛』元年にスタート

とまと

2019-06-12 16:34:32 | 日記
トマト1箱20個入りがスーパーで598円で売っていたので、手で持ち帰える重さも忘れ買うた。大事に置いておいて傷んではいけないので、冷蔵庫で冷やす前にまずかぶりついた。独特の口腔に行き渡るもぎたての青臭みこそなかったけれど、ピシッと破裂する歯触りは種汁を噴き飛ばして甘く、贅沢な味わいだった。子供の頃は畑にいっぱい生っていたので自由に食べられたものの、いくら何でもこんなに潤沢に貪り食うには遠慮があったし、ようよう自前で親の庇護下の生活を凌駕できるようになったと自慢したくなった。もっとも敗戦後間無しの社会経済はまだ日本の国力が壊滅状態にあったのだから、今こんな贅沢な目を見れるのも、国力の総体的な伸長のお陰であって、一つも自分の力ではない。平等や正義の観点からちょっと文句の付けようもあるけれど、馬鹿でも阿呆でも美味しいトマトが食えるのは、国民国家経済の恩恵かと思うと、好き勝手なことばかり言っても居られないわ。
日本の国鳥は雉で、戦後の制定やけど、最初に国鳥を設けたのはアメリカで、何と1782年にハクトウワシを議会で選定したとか。米国史なんか疎いけれど1776年7月4日に独立宣言をして、イギリスとの戦争の後片付けがいっぱいあったやろに、そんなに素早く国鳥というのが面白い。モンゴルはオジロワシで、あんまり飛び方が上手でない雉と比べて如何にも強そうや。相撲の勢力図もそんなところから来ているのかもしれない。こんな感じでどの国も国威発動のため威勢のいい鳥を押し出しているのかと思うと、ロシアのゴシキヒワみたいに雀の仲間や、色鮮やかな小鳥を国鳥に採用している国がけっこうある。どの国も征服意欲ばかりで成り立っているわけではないことがよく分かる。
茶道の作法マニュアル本をダウンロード購入したけれど、手順がいっぱいあって難しいな。帛紗の折り畳み方だけでも前後左右が分からず躓いてしまう。

とまと食む 青臭き味 活き活きと
むかしに帰れぬ 親懐かしむ