天愛元年

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新元号『天愛』元年にスタート

赤靴

2019-12-09 18:01:46 | 日記
 東京五輪の卓球代表残り1枠を巡って土壇場まで熾烈な争いを繰り広げる石川佳純がライバル平野美宇とのノースアメリカン・オープン決勝戦一騎打ちに勝ち、累積評価ポイントを逆転し、五輪出場レースで少し優位に立った。試合後、石川は感極まって涙を流し、勝利インタビューでも収まらなかった。もらい泣きを催すくらいの美しい涙とはこういうのだろう。ただし、まだ今週後半に中国でのファイナル決戦が残っており、手放しで喜べないところに戦いの厳しさがある。平野も前回リオ五輪は補欠で、福原愛、石川、伊藤美誠チームを応援するだけの悔しさを味わっただけに、死に物狂いで食らい付いてくるはずのため、まだまだ白熱のドラマが展開する所に興味が湧く。
 お歳暮の礼状を投函しに出掛けたついでに、口座残高をカードで調べたら6200円余りしか無かった。そんなはずはない、これはスキミングされたに違いないと、急いで家に帰って通帳を取り出し、明細照会をしたら、スーパー買い物以外の大口が2件引き落とされていた。冷静になって考えると、新潟と仙台に旅行したものに違いない。意外と額が大きかったのは仲間の分も一緒に払い込んだためで、現地で現金で返してもらった。それを余裕があるのと勘違いして、気前よく使ってしまっていた。ハラハラと目が薄く潤んだ。佳純ちゃんと異なりみじめな涙だった。
 年金がいつなのか気になりだした。
 Amazonプライムビデオで観た『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』で、成功の秘密は「 Persistence 」(執念)と「 Determination 」(決断力)だと言っていた。私の人生を支配してきた諦めと優柔不断先送りの真逆ではないか。こんなになってしまったのは、だからか。でも、一発逆転を願う心だけはまだ失っていない。やる気に火が点きさえすれば、と粘る気はある。だから、フィギュアスケートのザギトワさんにも、既に獲得した輝かしい栄光に満足せず、その妖艶華麗さを味わい尽くすのにまだまだ満足し切っていないファンのためにも、スケールアップした姿をリンクに舞い戻らせてほしいと願っている。ファウンダーを映画化させた「執念」には、創業者の魂がこもっていたように思える。
 もし投げやりになると、靴だって脱げてしまう。お母さんに抱っこされながら、わんわん泣いて、足をバタバタさせたためだろうか、小さな女の子の靴が半足だけ落ちているのを見付けた。その場に置いたままもう1週間以上経つのに、誰も取りに来ない。どんな状況だったのか、今どう思っているのか、いろいろイメージが湧いてくる。ショート・ストーリーを作ってもいいくらいだけれど、落とした人同様、面倒臭い。

そのうちと 爪を隠しつ 研ぎもせず
能出しそびる たかのしれれば