晩白柚

　きのうは年末年始の休日連日出勤を終え、帰りに栄養補給のためスーパーを覗いたら、目を付けていた晩白柚（ばんぺいゆ）が値下がりしていたため、迷わず買った。幼児用のおもちゃのサッカーボールくらいあったので、持って帰るのに重かった。正月前から1,280円で売り出され手が出なかったのが、1,000円の値札が上書きされ残り１個だったので、大発会前の練習として直ぐカゴに入れた。店頭で長くお茶を挽いていて中身が心配だったので、即日皮を剥いた。しかし、外皮の中の白い内皮がとても厚くて、実にたどり着くのに苦労した。ただの夏ミカン並みに痩せ細るのか心配したけれど、実はさすがにデカかった。ひと房を食べるのに、スペアリブ肉にしゃぶりつくようにしなければならなかった。種もかぼちゃの物くらい大きかった。味はジュクジュクの汁気はなかったものの、さっぱりとした透明感があり、酸味の利いた甘さが程好かった。
　大発会の株価も初日はほど良く下げているな。まだ外皮を剥いたくらいで、分厚い内皮の剥げるのはこらからや。イランの反撃はまだ始まっていない。今回ばかりは、噂で買って事実で売る、ことにはならない。事実の中身によっては、実まで溶けるかもしれない。戦闘はイランと米国間の中東に限らないし、イスラエルも加わると様相は本格戦争に一変するし、米本土直撃が最も恐ろしい。2001年から丁度20年というのも厭らしい。トランプ・タワーはニューヨークに限らないし、20年の技術進歩は図体のデカい航空機を使わなくて、人的犠牲も避けられるドローンが利用できる。目には目を歯には歯を、の伝統から、これを一番警戒すべきかもしれない。
　当たり前のことが当たり前に起きるという意味では、卓球の五輪代表選抜は予想通り男女３番目が水谷隼と平野美宇で落ち着いた。エース伊藤美誠を水谷とのミックスに使うのが決まっているのに、早田ひなを起用して女子ダブルスまでを組ませるのは負担が重すぎる。吉村真晴と石川佳純のミックス・ペアも捨て難いけれど、水谷を外すリスクが大き過ぎた。とにかく「無敗の女」宣言の伊藤美誠のシングルスと、ミックス磐田市ペアで、最低限メダル２個は確保してほしいものである。

をしまるる
安土の天守
焼け落ちぬ
百重の塔を
いくさ毀つな