モスクワでこの時季に１０度前後も気温があり、春の陽気とか。地球温暖化の影響と即断したい気になるけれど、カナダでは大雪だし、南半球のオーストラリアでは野球ボール大の雹が降っているそうな。どっかで蒸気が上がれば、どっかに塊が落ちてくるなら、取りあえずは大気層に包まれた地球の循環系はまだ機能しているということかなあ。温暖化の原因を求めるのに、人由来系のプラスチックごみとか化石燃料浪費にばかりに目を向けていていいものか。地球表面からモグラ叩きのように噴出する群発火山の方が今後ますます活発化して対処せざるを得なくなるのではないか。宇宙防衛省だ月旅行だ、浅はかに人間様は目に見える空ばかりに気を取られているけれど、足元の地球内部のことが全く分かっていないのではないか。火星に人を送るよりも、マントルや内核に潜って調べる方が先ではないのか。
どうも頓珍漢なのは施政方針も同じことである。憲法改正とかお題目のように唱えるけれど、何を替えたいのかさっぱり要領が得ない。いったん急あれば韓国と戦がしたいからなのか、改正のポイントを具体的に示さないと、賛成も反対も議論のしようがないではないか。御祖父ちゃんが言ってたからと、おうむ返しに言うだけでは、お前らは難しい教義を知らなくても、南無阿弥陀仏とか何とか唱えていれば救ってくださるのだと説く、新興宗教の教祖様と同じである。『おわりに』に、「新たな時代を迎えた今こそ、未来を見つめ、歴史的な使命を果たすため、憲法審査会の場で、共に、その責任を果たしていこうではありませんか」と空疎に呼び掛けても、野党には対案がないという割には、原案すら示していないのだから、議論する必要もない。
そこで、建設的な提案を申し述べたい。大相撲千秋楽に両国国技館において、再び『正代が通路を駆け抜ける会』を結成しましたので、皆さま、ふるってご参加ください。先着100名までで打ち切ります。会員様には当日の通路整理に当たってもらいます。抽選で当選者２名には、金色のゴール・テープを持つ権利を付与します。入会金は特に徴収しません。横綱に昇進した暁には、祝い金をどうするか、その時にまた検討します。なお正代関は東京五輪の聖火ランナーとして地元熊本で走ります。
火の国に
見目好く強き
力士あり
祖母の名正代
駆け抜けむとす