近辺のスーパーで従業員に新型コロナウイルス感染者が出て休業に入ったり、小学校でも患者が出たとか、規制解除後に収まるどころか、ひたひたとリスクが近づいてくる感じがする。この5カ月間、警戒レベル5で逼塞してきたのに、この先まださらに警戒レベルをマックスに上げて生活しなければならないとは、息が詰まる。断捨離を旨としてきたつもりでも、まだまだ修行が足りなかった。米欧でもバーやパブを再開させた後、感染がまた広がっているという。勤務時代に頤使されていた時に憧れていたように、隠棲をずっと続けるしかなさそうである。
暇な時間に英語の勉強でもし直そうと、朝のNHKラジオ英会話をつけると、第1だけでなく第2まで豪雨洪水情報を放送していた。第1の電波が届かないで、第2放送しか聞けない地域があるのだろうか。第1に回しても同じ災害放送だし、TBSにチューニングしても似たり寄ったりなので、暫くして第2に戻すと英会話に切り替わっていた。でも、7時になるといつものように最後の英作文 Create the Flow! も終了したので、途中までを割愛したのだろう。追って再放送があるのだから、という判断なのだろう。命に関わる重大ニュースに譲ったと言われればそれまでであるけれど、同じ内容を同時に複数局で流す意味があるのだろうか。By the way(ところで)、本日のテキストに after-sales service が出てきた。これは日本語の「アフター・サービス」の正規英語版であり、初めて実例を見た。
( By the way, I should mention that we have excellent after-sales service. )
きのう7日放送のテーマも「 before, after 」であった。そのうち最近気になるのが、after であり、post との意味の違いである。コロナ禍が収束(終息)したあとにどんな世の中が待ち構えているのか、どう身を処していけばいいのかを語る際に、ポスト・コロナと言われたり、アフター・コロナと言われたりしている。アフター・コロナなんて、アフター・サービスみたいに和製英語ではないかと思ったりするけれど、やっぱり真正英語だそうである。辞書を見ると、after も post も意味は「…のあとで」と同じである。違いは文法の品詞というか役割であって、after がこの場合、前置詞であり、 post は品詞にも当たらない接頭辞に分類される。それ以上は調べる手段も能力もないので、あとは勘でいくと、after は時間や順序を表す名詞なら何が続いても違和感がなく、より広範囲をカバーする感じがする。一方、接頭辞の post は名詞とツインで1つの成語となるため、ピタッと相性の良い名詞でないと締まらない、と思うのは素人の浅はかさで、アフター・サービスの意味で post-sale service とか post-sales support とも言うそうなので、境界がさっぱり見当つかない。ポスト・コロナとアフター・コロナの違いは、ステイ・ホームとステイ・アト・ホームの差くらいかもしれない。
佳き人の
便り待つごと
マスク待つ
ポストの音に
あたふた駆けぬ