夏のように暖かだった昨日から今日は一転、牡丹雪が関東地方を舞った。気温差が1日違いで20度近くもあったという。各知事らが懸命に外出自粛を要請しているにもかかわらず、元気な若者たちが繁華街にカラオケなどに繰り出したと伝えられているので、そのお仕置きだったかもしれない。おかげで中山競馬は最初の2レースのみで、第3レースから出走が取り止めとなった。
雪桜
散るを惜しむか
白妙の
衣羽織りぬ
春を永久にと
桜の開花が例年より早く、暖春をゆったり味わっていたのに、新型コロナウイルス対策で外出自粛が叫ばれている関東地域をきょうは大雪が襲った。春の珍事かと思いきや、遅い雪の記録は、東京では4月17日というのが、近くは2010年とか3回も起きており、驚くには値しないようである。桜と雪のコントラストもいいけれど、杉のみどり葉に降りかかる雪も目に鮮やかで、風情がある。工藤夕貴の『ヒマラヤ杉に降る雪』というのもあった。
ヒマラヤの
頂き登りぬ
心地せむ
みどり鮮やか
杉に降る雪
新型コロナウイルスが蔓延する異常な春のせいか、東京・上野公園では桜が満開した後、関東にも雪が盛んに降った。菌を縮み上がらせる浄化作用が期待される。
花や散る
雪や舞ひけむ
病む春の
道紛らわせ
コロナ塞げよ
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