七夕

　コロナ禍だけで辟易なのに、この豪雨大洪水は何の厄病神の仕業なのか。日本列島は毎年どころか毎月のように災厄に憑りつかれている。もうこの際、禊して体制を一新するしか悪疫退治は叶わないようである。再三にわたり天の警告があっても、慄然と自省する姿勢が当路者に見受けられず、凶事を勢力伸長の道具に悪用している気配すらある。支柱の耐性に限界がきて、土台から立て直さないと現体制は持たないのではないか。
　七夕もこの空模様では、夜空の星は期待薄かもしれない。しかし、今年７－８月の皇室カレンダーは皇嗣御一家の写真で飾られていて、中でも佳子さまと並んで、ご長女真子内親王が花形である。周知の婚約者が公表されてかなりの年月が経つのに、いろいろの事情があるとは言え、まだご成婚に至っていないのは、ご本人の意志からでないなら誠に遺憾なことである。この縁談を当人同士が望むなら、叶えさせてあげられない非は後々まで後悔の元となる。政府のメンバーを見れば期待できないのはもっともだけれど、これくらいは進めることができる知恵者が少しは居ても、おかしくないと思われる。

七夕や
夜空を割りて
零れ落つ
星の望まる
えにし有れかし