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天愛元年

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新元号『天愛』元年にスタート

ホトグラフィー

2021-09-13 15:37:22 | 日記

 ずうっと愚図ついた天気に久しぶりに晴れ間が見えたので、車で梨園に行ったら、既に閉園していた。隣町の娘が昨日、イチゴ大福などを持ってきて、私がこの夏に2回ばかり届けた幸水梨がスーパーのより断然美味しかったと言うので、豊水も収穫が終わっているかもしれないのを覚悟で行ったら、やはり空振りだった。今年はだらだら雨が降るので、日当たり良く育つのを待っているうちにチャンスを逸した。兄の居る実家にも送りたかったけれど残念だった。
 いい薫りが漂ってきたので見上げたら、金木犀が金色に輝いていた。ステイホームと言われ、折々の行楽をしなくなったので、季節感が無くなり、今頃のものだったかと、新鮮な驚きだった。
 公園を通ると、猫が2匹、睨み合って喧嘩をしていた。縄張りも大事だけれど、怪我をしても医者も居ないのに。しつこく追い掛け回しているので、止めに入った。かなり不服そうだったけれど、何とか諦めてくれた。善行をすると気持ちが良い。武者小路実篤も画讃に「仲よき事は美くしき哉」と書いている。また、「君は君、我は我也、されど仲よき」と言っているではないか。
 ネットニュースを見ていると、水洗便器の水溜まりに蛇が頭と上半身を出して泳いでいる、海外の無気味な話題が動画付きで流れていた。昔から、タカアンドトシがMCをやるテレビ番組の『フットンダ』ファンなので、そんな面白いお題が出ると、ついモジったりイジッたりしたくなる。
Possibly, it might be a sneak photographing camera for upskirting. But, as to snake photography, I've never heard that before. (ひょっとして、スカート内盗撮が目的の覗きカメラなのかもしれない。しかし、蛇の目のレンズで撮る写真なんて、今まで聞いたことがないな。)
 私なんかが小さい頃は、農婦ら野外で働く日本女性は、パンティーなど穿いていなものだから、腰巻を緩めて、立ち腰か或いはしゃがんで、草原か地面に用を足していた。想像力逞しい古えの物語作者は、神話や今昔物語などの中で、そこに蛇が現れ、ほと(女陰)に侵入されて身籠った、というような荒唐無稽な創作をしていた。水洗便器に現れた蛇と考え合わせると、これぞ本当のホトグラフィーと言えるかもしれない。


食べ頃と
思ふに品尽く
梨や惜し
ほとほと困る
秋の長雨







敵基地銘柄

2021-09-11 16:46:46 | 日記

 自民党総裁選候補者がほぼ出揃った。名乗り上げ順に岸田文雄前政調会長、河野太郎行政改革相、高市早苗前総務大臣の3人。秋の収穫にはまだ少し早い栗の背比べのように誰も頭一つ抜けていない予断を許さないレース運びとなっている。
 風向き一つ、謀略怪文書の巧拙、下半身のスキャンダル、自民党ボスのメディア戦略によって情勢が一夜にして変わり得るため、予想が困難なので、とりあえず出馬表明順に岸田本命、対抗河野、大穴高市としておくしかない。
 勝馬に乗ってポスト、予算を狙う議員や高級官僚、財界を除いて全国民は、何れが選出されようと、野次馬以上の関心はない。
 間接的に参加した気持ちになって少し気になるのは、只今上げ潮中の株式市場への影響くらいである。すでに岸田銘柄だ、河野銘柄だと噂に上っているが、誰がやってもコロナ禍に打ちひしがれた景気を立て直すための積極的な財政出動が筆頭にきて、代わり映えしない。
 他人と同じ銘柄を狙ってもリターンが限られるので、ここは穴狙いしかない。穴と言えば、大穴の高市氏が、敵基地攻撃能力の無力化を争点に挙げている。自民党で現在、最も大きな影響力を備える安倍晋三前首相が後ろ盾となっているので、岸田氏が全面的に政権運営を前首相に委ねると約束しない限りは、党員・党友票によっては高市氏に雪崩を打つ可能性がある。
 大穴銘柄を物色するなら、高市首相誕生を前提に、敵基地無力化関連銘柄である。
 無難なところでは、航空宇宙に強い軍需企業の代表格でもあるNEC(6701)が、防衛関連システムの構築ならお任せと言ったところである。ただ、武田良太総務相に毛嫌いされているのが難点。高市首相が留任させれば、富士通(6702)に乗り換えた方がいいかもしれない。
 敵基地無力化に絞って攻めるなら、防衛省向け表示電子機器、赤外線サーモグラフィカメラ、監視システムの日本アビオニクス(6946)が有力。また、航空計器の東京計器(7721)、ドローン向け監視ユニット、衛星ビジネス、デジタル信号処理装置の多摩川ホールディングス(6838)、安全保障分野に力を入れ始めたセキュリティシステム構築のFFRIセキュリティ(3692)等からも目が離せない。
 国際緊張時に条件反射的に好まれた火器、重機、大砲、ガスマスク等の軍需企業の代表格である石川製作所(6208)、豊和工業(6203)、細谷火工(4274)、日本製鋼所(5631)といった常連銘柄は、中国の脅威がさらに切迫するまで待ち伏せした方が効率的かもしれない。

富ケ谷の
隠居のもとで
店を張り
唐新羅まで
売り込まむかな


押し目なし

2021-09-10 11:38:12 | 日記

 あかん、全然アカン。NYダウの大幅な4日続落に加え、ナスダックもS&P500もけっこう下げて戻って来たので、慌て者がビビッて売ってきたところを拾い買いしてやろうと手ぐすね引いていたのに、日経平均の寄り付きは前日比81円高で、しっかり3万円台をキープしくさって、狙い通りにワークしてくれない。前場では一時370円高まで上がり、2月に付けた年初来高値(3万0467.75円)まで、あと100円足らずに迫っている。
 ダウは下げ始める前までは連日最高値を更新していたし、利益確保の売りで生じた資金を国際的に比較低位にあった日本株に流れた勢いが惰性になっているのか。TOPIXがバブル期の最高値を上回ったのに対し、日経平均の最高値3万8915円まではまだ大分余裕があり、いま暫くこの流れが続くかもしれない。29日の自民党新総裁決定、その後の首班指名国会、新内閣発足辺りの10月初旬までは日本市場で資金を転がし、休養充分となった米欧市場に資金還流させるシナリオも考えられる。相場格言に「押し目待ちの押し目なし」なんてのもある。やはり、命より大事な金が懸かっていると、卓球の打球の回転を読むより難しい。
 きのうのTリーグ新シーズン開幕戦の琉球アスティーダ vs. 木下マイスター東京は、2-2からビクトリーマッチが行われ、いきなり盛り上がったスタートとなった。特に第3戦の宇田幸矢×吉田雅己はスーパーショット続出の白熱した好ゲームで、吉田の横入れノータッチエースが見事だった。今日は日本生命 vs. 九州アスティーダ戦で女子の開幕を迎える。今季初参戦の新チーム、九州アスティーダ(ホーム・福岡)の戦いぶりが注目される。個人的には、ともに移籍加入の新鋭、シン ユビン(申裕斌=韓国)、出澤杏佳(いでさわ きょうか)両選手の活躍が楽しみである。東京オリンピックのミックスダブルス金メダル獲得などで一層高まった卓球人気が、試合の面白さだけでなく、ビジュアル的にもエンターテインメント性を高めるきっかけになるのではないかと期待している。

鍛へこし
腕を試す日
早やけふか
果たし合ひいで
さはやかに討て




【掛詞】
①けふか=きょうか
②いで さはやかに=いでさわ


韓進の股くぐり

2021-09-09 16:55:16 | 日記

 また天気が不安定のため巣ごもりせざるを得ず、卓球Tリーグの新シーズン今夕開幕までの間、暇を持て余して、アマゾンプライムビデオで『ある日どこかで』を観た。劇作家の青年の前に知らない老婦人が現れ、懐中時計を手渡しながら「帰ってきて」と言って、去っていった。何のことか訳が分からずにいたが、その後しばらくして偶然立ち寄った湖畔のグランド・ホテルの資料室に掛かっていた写真の若い女性に運命の人を感じた。学生時代に学んだ『時の流れを超えて』の著者である哲学教授に相談すると、服装から髪型、財布のコインなど何から何までその時代の人に成り切れば、時空を超えてその時代に到達できると教えられた。そうすれば懐中時計の運命の女性に出遭えると信じた彼は、現在の1980年から1912年に飛び立つことを一心に念じる。破天荒、不合理、滅茶苦茶ながら斬新なストーリーに惹き込まれ、展開をワクワクしながら見た。写真の女性は当時の大女優という設定で、登場と出逢いと愛情関係への発展を鑑賞しながら、かりんとうの食が進んだ。しかし、着地でお決まりの約70年のタイムラグを現実に戻す時の手法が、洒落ているようでイージーな気がした。2人がすっかり打ち解けた成り行きで、青年が内ポケットからコインを取り出すと、うっかりミスの手違いにより今の通貨が出てきたため、一瞬にして現代に連れ戻され、彼女との邂逅が夢と消えてしまった、のである。これに比べると、我が国のストーリーテラーの方が優れている。浦島太郎伝説では、竜宮で夢のような楽しい体験をした後、乙姫様に土産に貰った玉手箱をふるさとに帰って開けると、ドロンと煙が出て、白髪の老人に成り果てた。どう見ても、こちらの方が幻想を幻想で締めくくって違和感がなく、物語として上質である。
 変化への憧れについては、コロナ政情に行き詰まり感、停滞感が漂った国内政治に、岸田文雄前政調会長の自民党総裁選立候補の名乗りと政治改革表明によって幕が開けた政局転換期待も、有力候補軒並みの安倍(晋三前首相)頼みによって、早くも改革機運が萎みつつある。度重なる不祥事の解明どころか、福島原発事故の整理も出来ないうちに利害関係者の裾野の広さの圧力に押され、与野党ともに原発活用に流されている結果、本日の株式市場では早速、東電(9501)が前日比11%も急騰(32円高の332円)したほか、四国電(9507)が7.6%高、北海電(9509)も6%高と、原発運用への安心感から原発比重の高い電力株が急上昇した。煙に巻く腹芸もできず、相変わらずの長老への諂いだけでは、改革など望むべくもない。ポストを射止めるまでは韓進の股くぐりと我慢して、改革路線や綺麗事を一時抑えるなら構わないけれど、当節の政治家は股をくぐるだけではなく、ついでにふぐりまで舐めてしまうのではないかと不安になる。


インチキ入ってる

2021-09-08 14:50:14 | 日記

 「インチキ入ってる」。---半導体の偽物が横行しているという記事がネットに出ていた。微細加工の精密製品の上にカバーされていたら、加工、組み立てをするプロの目から見ても、注文通りの商品がどうか見分けがつかないだろう。風俗嬢の自称年齢が正しいのか当てるより難しいのではないか。コロナ禍の下でのサプライチェーン破綻により半導体不足が騒がれ、市場から奪い合いになっている状況では、落ち着いて検品するどころではなくなり、不正品を掴まされるのも宜なるかなである。法令で定められている検査手続きすら、意図的にすっぽかす不正が鉄道用装置の三菱電機など、各社で後を絶たないのだから、知らなければ信じて使うしかない。24歳と言われれれば、信じて嵌めるしかアッセンブリー会社には手がないのであろう。障害に継ぐ障害を反省してもう二度とないと誓ったはずのみずほ銀行に、今日またシステム障害が起きたのも、こうした不正部品でなければ、システムエンジニアの欠陥品を掴まされたからではないだろうか。コロナ禍の世の中で国が発注したアプリやシステムが悉く不具合を起こしているのを見ると、日本にまともなプログラマーやエンジニアが居るのか疑問に思える。それを皆承知しているから、実際の作業は中国や韓国などに外注して、日本の機密や個人情報が海外に握られ、いったん事あれば、戦わずして制圧、秒殺されることにならないか不安に気分になる。
 そんな頼りない国内状況なのに、株価だけはニョキッと立ち上がっている。日経平均株価は8月30日から本日まで8日連続上昇の3万0181円と、終値ベースで4月5日以来、5カ月ぶりに3万円台を回復した。その間2540円(9%)も上昇した。それまで東京オリンピック・パラリンピックを健気に開催している割には、コロナ政情が不安なため敬遠していた海外投資家が、菅義偉首相の退陣表明を機に、経済立て直しが進むのではないかとの期待から、株価が低位に放置されていた日本市場に資金を回し始めたからと見られる。屋根の上の風見鶏は、遠来の風向きや風量によって、予測不可能に動くものである。自民党後継総裁=総理大臣選出のドラマと人物が、平時の財政均衡型でなく金融緩和一辺倒に頼らないアグレッシブな景気対策が打ち出せるか、或いは臭い物に蓋を被せる自民党ボス政治の振り付けに従った旧来基盤振興型の経済対策に萎むのかによって、海外投資家の期待持続を左右する分かれ道となろう。

付け焼き刃
まことの戦に
間に合はず
雇はれマダムに
客はそっぽか