丹生の丹は水銀と関連ある地名をあらわす事が多いです。
またこの辺は真言のお寺も多いよう思えます。たぶん空海さんと関係あるかもしれません。近長谷寺も真言で山の上にあり背後に砦の跡がありました。
その麓の祭りです。
数日前に白川郷の田植え祭りの記事が出ていたので載せてみました。
こちらはメジャーでないだけに面白いし祭りというものの発生史を考察するには興味深いと思います。
始まりの時間がわからなかったので8時過ぎに到着したら2時間ぐらい待機でした。
日は5月13日。
神主さんが一定のリズムで太鼓を打ち続ける中 苗を植えていきます。
田植え歌の原型なんでしょうか?
神主さんも大変 一人で何10分も叩き続けるのですから。
あまり知られてないのかギャラリーは少なく 360度どの位置からも写真が撮れるのはありがたかった。
祭りとは人工的に作られた物でその時々の人々の心と合致すれば盛り上ります。
ある時は信仰心と結びつきある時は蓄積された人のエネルギーと結びつく。
行なう側と観客が1体になった時盛り上がるのでしょう。
楽しくひと刻をすごせました。
感動したのは自然の再生 おたまじゃくしがいて、「げんごろう」や「たがめ」に似た昆虫がいて
イモリがため池で動いている。
昔なら当たり前の風景が戻ってきたと言うことです。
主宰者の話では最近1匹のトビがよく上空を舞うそうです。食物連鎖と言う環が出来てきた証拠かもしれません。
観光用の田かもしれませんが自然界に寄与しているのが素敵でした。