窓辺で寝そべる猫

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最近 私が体験したショッキングな話

2018-01-29 10:51:03 | 日記
YouTube で山鹿良之さんの「羅生門」を拝見しました。琵琶法師をやってみえて1996年に95歳で亡くなられたかたです。琵琶法師は講談や浪花節の先祖ではないかと想像しています。講談や浪花節はそれなりの施設があり人々はそこに集まり話を聞きますがまだそんな設備の無い時代から辻で或いは軒先で琵琶を鳴らしながら語り生計をたてていた人々の一人です。
50分少しの語りなのですが最初言葉が理解できないのです。情景が浮かんできません。愕然としました。
ここ数年テレビを見て過ごしていたので情報は視覚で捉え聴覚で補足して理解していたのが聴覚で捉えても噺をイメージ出来ないのです。わーどうしたの! 一瞬パニック。読書は視覚で文字を捉え理解ししながら自分の速さで進んでいきますが噺は相手の速さに乗りながら理解しなければならないのにその速さに乗れない私がいたのを発見しました。混乱しているうちに徐々に景色が理解できるようになりやれやれと心の中で苦笑いしました。
大江山の鬼が切られた片腕を源頼光達の屋敷に奪い返しに来るのですがその屋敷の様子や警護の兵士たちの服装が映画やテレビで見た江戸時代の服装ぐらいしか浮かばなかったので閉口しました。
以前テレビの関ヶ原もので松尾山の小早川秀秋の場面で周囲の景色に違和感を感じました。それは自分が松尾山に登ったからだと思います。ここは天正七年まで山城でした。クレームをつけるつもりはありません。思ったのは自分の身体と頭で理解し続けることは楽しい事だと  それをサボって安易にメディアに溺れると今回のようなパニックになるのかな でした。

現在の琵琶法師さんでしょうか?私たち選択肢が在りすぎ迷います。

成人式を観に行ってきました

2018-01-24 10:59:19 | 日記

今年は成人式を二回観に行ってきました。
一つは地元の成人式もう一つは京都三十三間堂の通し矢
いずれも華やいだ雰囲気でいっぱいでした。
地元の成人式で感じたのは式に参加すると言うよりその場所に集まる事を目的としているように私には映りました。集まり記念写真を撮りあい談笑する。




通し矢を観たくて三十三間堂にやってきました。
開門一時間後なのに見物する場所は全く無く人々の頭の上を飛んでいく矢が時折り見えるだけ より多くの者に観てもらうと言うよりは序でに見せてやるという感じです。それはそれでいいと思います。
人から与えられることに慣れ自力救済を忘れかけた私にはよい薬でした。




和服を着てタスキ掛けしている姿は武士の子女を連想させました。
ここに集まる多くの新成人は一生の記念として数十秒間の弓を引くため全国から集まってきます。色々な成人式の迎え方があると教えられました。

高山右近終焉の地に

2018-01-16 16:31:26 | 日記

昔 一人の男が日本を去ることを選びました。その男の名前は高山右近。彼がフィリピンで亡くなったことは知っていたので終焉の地に行きたいと思っていました。

旧パコ駅前のロータリーに銅像は建っていました。ここからそう遠くないところに彼らの住居があったそうです。

銅像の視線の先に日本はありませんでした。まだ見ぬポルトガルのほうを見ているのかもしれません。祖国を去るという事は現在でも大変なことだと思います。
彼の遺骨は大平洋戦争時日本軍の侵攻で逃散してしまったので死んでからも日本に迫害されたと見るべきなんでしょうか?










私たちの知らないところで私たちの身近だった者が命令の下で他国に多大な損害を与えたと言う実感は国内では考え難いのですが こういった場所に来ると見えてきます。当事者たちの高齢化に伴い証言者たちはいなくなります。広くいろいろ見て感じてみます。







バサラ瑞浪2017-4

2018-01-09 23:06:26 | 日記
バサラ瑞浪2017-4


まだ昨年の写真を載せています。
年が変わり もう9日が経っていきました。寒いのも手伝って体がなかなか動きません。のろのろと日々を暮しています。
年始にテレビを見ながら思ったのですが つまらない番組のオンパレードでした。再々再放送や海外映画のリメーク版 芸人のワイワイ番組 製作費を節約して 日本に俳優っていました?と思ってしまうようなものが多かったように思います。
1つ面白かったのは「関ヶ原」の第二資料を基にして決戦場は関ヶ原より米原よりの山中と呼ばれる場所と言う番組でした。
一昨年と昨年とで8回ほど赤阪 南宮山 桃配山 松尾山 天満山 大谷 吉継の陣跡等を回り特に笹尾山から各武将の陣跡を眺め思いを馳せたのはなんだったのかと苦笑してしまいました。 
私たちの知っている関ヶ原は明治時代に参謀本部によって編纂されたものが基になっているそうですがこれが偽りなら今後の展開が楽しみです。 
この前マニラのサンチャゴ要塞を訪れました。ここには牢や地下牢がたくさんあり太平洋戦争時 多くの現地の人が日本軍により捕えられていたそうです。
友人の知人の現地の男性に案内してもらったのですが感じた事の無い不愉快な気分でした。裏に河が在り地下牢は水面下なので牢に閉じ込め水門を開き?大量に溺死させたそうです。アウシュビッツに関しドイツ人はその認識(加害者としての)を持っていますが日本人は希薄なようです。機会があれば是非訪れてください。銃剣を持った日本兵のマネキンが迎えてくれます。
ここが歴史的世界遺産に指定されているかどうかは知りませんが日本にいたら見えないものを見てしまいました。
目的は織田期武将 高山右近の銅像を見てロマンに浸るつもりが東洋鬼(日本人を指す蔑称)の亡霊を見てしまいました。フィリピン訪問時の陛下のお言葉には この事も含まれていたと考えると頭の下がる気持ちでした。

バサラ瑞浪2017-3

2018-01-03 09:39:20 | 日記
バサラ瑞浪2017-3


明けましておめでとうございます。新しい年になりましたが昨年の写真を使っています。
どんな年になるかは外部要因によりますがその中で自分が何をするかと言う小さな動きも大切なんですね。
昨日ユージン・スミスの写真集が目に留まったので見ていました。1942年から15年間ぐらいの抜粋ですがモノクロの全体的に暗い色調の多い写真集でした。
報道写真・記録写真 写真本来の役割に忠実なジャンルでした。その中に沖縄戦や水俣の写真がありましたがいずれも淡々と撮ってみえました。
この後 写真家達はだんだん世間受けするドラマチックな写真を撮るようになってくるなか基本に忠実に撮って見えたように思います。戦争などが起こると我々のようなちっぽけな存在はミキサーの中の蟻のようになってしまうのではないかと考えながら見ていました。
平和はありがたいです。自分の日々の生き方の選択範囲が広がりますから。
今年もやれることを楽しんでやりたいと思います。