前から一度行きたいと思っていました。
桜は少し盛りを過ぎていましたが
利家と松は大河ドラマでやっていました。
繁栄の基礎を作ったのは3代目前田利常
中村彰彦著 『われに千里の思いあり』(全三巻、文藝春秋)
なかなか面白い作品でこれを読んで行ってみたくなりました。
ここは店先に商品を並べ客引きをしないので町並みがすっきりしてました。
みやげ物目当ての観光客には少し物足らないかもしれません。
落ち着いた古都を感じました。
駆け足旅行でゆっくり雰囲気を味わえなかったのでもう一度来てみるつもりです。
中学の頃金沢を訪れた記憶が在ります。
金沢城と兼六園
その頃この場所はどんな感じだったのか1700年だいはどうだったのか知りたいです。
川を見ながら方丈記を思い出しました。
ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。 たましきの都のうちに、棟を並べ、甍を争へる、高き、卑しき、人のすまひは、世々経て尽きせぬものなれど、これをまことかと尋ぬれば、昔ありし家はまれなり。あるいは去年焼けて今年作れり。あるいは大家滅びて小家となる。住む人もこれに同じ。所も変はらず、人も多かれど、いにしへ見し人は、二、三十人が中に、わづかにひとりふたりなり。朝に死に、夕べに生まるるならひ、ただ水のあわにぞ似たりける。知らず、生まれ死ぬる人、いづかたより来たりて、いづかたへか去る。また知らず、仮の宿り、たがためにか心を悩まし、何によりてか目を喜ばしむる。その、あるじとすみかと、無常を争ふさま、いはば朝顔の露に異ならず。あるいは露落ちて花残れり。残るといへども朝日に枯れぬ。あるいは花しぼみて露なほ消えず。消えずといへども夕べを待つことなし。