窓辺で寝そべる猫

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だから国債は持っていない

2012-07-07 22:50:44 | 日記

1946年2月17日日本政府は銀行に預けてある全ての預金を封鎖しました。
更に手持ちの現金も強制的に預金させられました。
3月旧紙幣は紙くずとなり使用できなくなりました。
約束があり名古屋キャッスルで人と会い、その時の話をお聞きしました。
預金を月に下ろせる額は極端に制限され新紙幣と旧紙幣に証紙を貼った物だけが流通可能だったそうです。千円札に印紙が貼ってあるのをイメージしてみてください。
そしてある日預金者の預金は無価値になりました。

「僕は国債は持ってない 戦時中、国はなかば強制的に軍事国債を買わせた。そして戦後に預金同様無価値にした。だから国は信用しない。 その時ずいぶん資産家が没落した。まあ国民がみな平等になったとも言える。金持ちも一般人も貧乏人もみんな貧乏になった。だがうまく逃げた者もいる。国会議員だ 彼らは先に情報を掴み現金を株式に換えた。そして苦労なく戦後を乗り切った。今は株券も電子化されているので国が個人資産を押さえるとしたら簡単ですわ 後はみんなに個人番号付けたら完成です。父は給料で随分国債を買わされた。そんなのを見てたから国債を持ってない。

今は少し様相が変わってきた。
海外のヘッジファンドが日本国債を買っている。国民は長期に国債を保有する。だから金をすぐに返す必要はない。国を信用しているから国債を握り続ける。
しかし彼らはそうはしない国は金を払い戻す。たとえば自転車操業で何とか経営している会社に突然その中の何%をすぐ返せと言う様なものだろうか。まさか昔のように無価値の紙幣をたくさん刷って国民に渡せても外国人には渡せんでしょうから。まー最近の1兆5700億円の売りは特に意図はないらしいが倒産寸前の物をいつまでも持たないだろうし。
ともかく660兆円をうわまわる日本国債市場は破産寸前。債務水準は今年の年末には国民総生産の240%ぐらいになると言ってます。消費増税で13兆円国には増収ですが今の国の経営は50兆円の収入で90兆円使っている。これからは63億円の収入だがまだ赤字。ニュース視てましたら 消費税増税しかたないですね 子供達に負債は残せませんから
と言ってました。でも僕は社会保障の充実した預金しなくても暮らしていける未来なんて信じられない。産業の空洞化と老人の増加。それなら次にするのは社会保障の見直し
年金を削られ細々と暮らす老人と医療負担費と保険料の増大そんな未来しか想像できない。
僕は今が一番恵まれた時代だと思ってます。

僕は株もやめた。ご承知だろうが東京証券取引所を動かしているのは日本の投資家ではない海外のヘッジファンドです。彼らカソリックや プロテスタントの末裔の癖に金に対し節操がない。一喜一憂している日本の投資家を尻目に確実に利益を吸収していく。年寄りにはストレスがよくない。ただ無心に庭の雑草をひく。これが一番です。
この頃 金を使いたいと思わない。ウォーレン・バフェットのように慈善団体に金を寄付する気は起こらんが。後何年生きられるか判らない あなたの若さがうらやましい。
これは貴重です。何か出来るのだと言う可能性があるから。

国があなたのために何をしてくれるかではなく、あなたが国のために何が できるかを ... ケネディの言葉ですが僕の答えは「自己防衛」 だから国債は持ってない。  


1時間半ほど食事をしながらお話してお別れしました。
ホテルの前は名古屋城このまま帰る手はないと城内に。
でも少し気分はグレー。それでも人は生きてます

三つ金輪どこの紋所でしょうか
かれらも権力者の為に苦労したんでしょうね
大阪城築城の時はずいぶん自殺者が出たようです。
彼ら日当貰う訳でもなく自費で労務に従事してました。中には金が尽き鎧や刀を売りさばきついには食いつなげず自殺をしたと話を聞きました。今日の空はきれいです。