ICT工夫

全ての自由を奪えても、自由を求める自由だけは奪えない
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甲府市議会6月定例会、商工会議所仮設議場

2010-06-13 18:36:23 | 行政・議会

Gikai201006

甲府市議会の6月定例会が開催中です。市役所の改築により今回から議場は甲府商工会議所に仮設議場が設置されています。5階多目的ホールでこれから3年間とのことです。
先日、いつものようにナガラテレビで何かドラマのようなものを点けていて、ふと気が付いてチャンネルを切り替えたら議会中継が流れていました。慌てて一枚キャプチャーした画像をここに残します、仮設議場の様子です。画面から見ると多分アナログ放送です。

甲府市議会ホームページに平成22年6月甲府市議会定例会日程の広報と平成22年6月定例会発言通告一覧が掲載されています。6月14日(月)に質問戦が終り、CATV中継はこの日までです。(チャンネルはアナログ5チャンネルで良かったと思います)

先日、上野原市の情報通信基盤整備事業、地デジ対策について整理しながら、行政が市民のテレビ視聴にここまで関与するのかと感心もしたのですが、地デジ移行まであと406日(2010.06.13 現在)となった現在、関係業界の焦りも分かります。総務省など国の関係機関は以前からさまざまな「御沙汰」(上野原市、前総務部長の言葉)で地方自治体を巻き込み、国民の啓蒙を続けています。にも関らず来年の今頃は地デジ移行の繰り延べ議案が国会でも騒がれているかも知れません。

甲府市議会で市民が関係する地デジ移行について行政としての方策が議論されたかどうかはわかりませんが、行政関連施設の受信設備の地デジ移行は終わっているかも知れません。市民レベルの話としてはCATV会社からの発信と家電取扱店のアドバイスだけで移行問題は解決しているのかも知れません。この点に関してはさすがに県都甲府市、県内他地域との違いがありそうです。

問題は地デジ移行後も行政が広報手段としてこれまで通りにCATVだけに頼るのかということでしょう。上野原市の場合はその為にも公設CATV回線を合併に合わせた補助金や合併特例債などで構築したことが私にも分かりました。行政にも市民にも「行政の見える化」を進めようという強い意志があるようです、とこれは期待をこめた私の感想。
山梨県議会が実施しているインターネットによる議会中継やバックナンバーの送信(NNSのサーバー)などが、甲府市でも考慮されるべきと思います。お国の御沙汰で進んだブロードバンド化を活かすのはテレビだけではありません。
・・・・と書いてきて思い付いた、全国自治体議会のインターネット中継、バックナンバー配信のリンク集を探してみよう、とメモ。

2010年6月11日  読売新聞が、ネット選挙解禁、見送りと報じていました。「政府・与党が10日、国会会期を最大1日しか延長しない方針を決めたことで、未成立の政府提出法案は廃案か継続審議となる見通しだ。インターネットを使った選挙運動を解禁する公職選挙法改正案も未成立となり、参院選からの解禁は見送られる公算が大きくなった。」
2010年6月12日 朝日新聞によれば、ネット選挙解禁は議員立法で未提出らしいです、未成立以前の問題でしょう。