「12人の怒れる男」を検索すれば分かるので、画像については書くことも無いが、2007年にロシア映画としてリメイク (ではないとも書かれているが) されていたのを初めて知った。機会があれば観ておきたい。
ヘンリーフォンダひとりが無罪を主張し11人は有罪の票決を求めた。陪審員制度では多数決はない、全員一致の票決になるから、早く帰りたい11人からヘンリーフォンダは非難の的になった。それをひっくり返し無罪票決に至ったプロセスがどんなものだったかは忘れているが、西部劇のヘンリーフォンダが好きだったから観たこの映画に、その後の私が強く影響されたことは確かだと思う、この頃から生意気でひねくれた子供だったのだろう。
東京第5検察審査会は11人の東京都民で構成されたから人数としては一人足りないが、平均年齢35歳程度でもこの映画のことを知っている審査員もおられたに違いない。
この映画では陪審員12人全員が男性だったからこのタイトルになるが、検察審査会では11人中6人が女性だったと書かれている記事もあった。人口比で考えれば妥当な数字だと言えよう、ほとんど男性だけで構成された**審議会が蔓延する行政に比べれば「公平公正」な選任だとすら言える。
女性は細かいことにも気が付く、理屈を超えた本能的な賢さをもっていると私は何度も経験している。その賢さをもってしても審査補助員(弁護士)が駆使したであろう詭弁(だったろうと私は思っている)を見抜けなかったのか。
行政訴訟を却下された小沢一郎さんの次の方策は分からないが、裁判になればその傍聴券を奪い合う争奪戦が激しく戦われると思う。傍聴席に市民ブロガーを入れさせないように、カネにあかせて万人単位のバイトを雇い傍聴券入手確率を高めて「良識ある国民」で傍聴席を占有する作戦が取られるに違いない。
「2010.10.06 小沢一郎さんの裁判は本題に入れず挫折するか」に書いたように、裁判が始まっても本論に入れず長々と時間が費やされ、小沢さんの政治生命を失わせることになると思うが、「後に続くものを信ず」 と小沢さんはその戦場に臨むことと思う。その記者席から発信される情報が笑いものになることがあれば、記者の所属する本体は滅亡の道をたどることだろう、それが日本改造計画の一里塚ということになる。
小沢一郎さんの裁判に合わせて、芸能ネタ、スポーツネタで国民の関心をそちらに向けようとする事件が必ず起ることにも注意しよう。その手は桑名の焼き蛤(^o^)